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竹田城

2011年03月26日 | 近畿
初めてこの地に訪れた時、遠方から頂上付近が不自然に木が生えている場所があり、
これが竹田城のある山であると確認できた。

所在地:兵庫県朝来市和田山町竹田
備考:日本100名城、国指定史跡

竹田城は、嘉吉年間(1441~44)に山名宗全が家臣・太田垣氏に
つくらせたのが始まりである。羽柴秀吉の但馬攻めで落城した後は
赤松広秀が入り、数年の歳月をかけて、現在見られるような総石垣の
壮大な城に修築した。しかし、赤松広秀は鳥取攻め失敗の責により
徳川家康から切腹を命じられ、城も廃城となった。

竹田城の縄張は、標高約354mの古城山の山頂部に、羽を広げた
鳥のような形で曲輪が配されている。石垣は一部改修されているものの、
おおむね築城時のままの威容を見せている。高所に城があるため、
11月前後には周囲に霧がたちこめ、その霧に包まれたときの壮観な
たたずまいは、息をのむほど美しい。


虎臥城の名が示すように、中央を頭として、手前が右手、奥が左手となり、
トラが臥(ふ)せて待ち構えているようにも見える。


大手門。廃城から約400年を経ているが、石垣がほぼそのままの状態で
残っており、現存する山城として日本屈指の規模となっている。


二の丸


三の丸からの眺望




本丸(高見殿)への石垣と階段


本丸と天守




本丸からの眺望

雲海に浮かび上がる姿こそ今回見れなかったですが、中世の石垣がこれほどの状態で
残されていることに感動を覚えました。現在、竹田城は一番好きな城となっています。

■竹田城関連URI 日本のマチュピチュ?天空の城 竹田城跡

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