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劇場版 文学少女 平野綾 DVD ISO トレント ZIP 動画 ダウンロード 感想

2011-02-15 23:00:54 | Weblog
映像化に難クセつける愚かな原作信者はどの作品にも沸くが、
この劇場版文学少女を見て、
作画、芸術的色彩、演出、音楽・楽曲、厳選され洗練された台詞、そして俳優陣の熱演。
この素晴らしさが理解できない程度のリテラシーでは、原作信者はその原作すらまともに
理解できていない証拠だと確信できるフィルムだった。

特に、主役の心葉役の入野さん、ヒロイン(遠子は劇場版ではキャラというより舞台装置で
ありあくまでヒロインは美羽)の美羽役の平野さん、多田監督、脚本の山田さんらによる
オーディオコメンタリーを聴けばスタッフと俳優陣がいかにこの作品を愛しているか、
随所にこだわりを盛り込んでいるか、よくわかり感動も倍増である。

特に美羽役の平野さんの「今この時期にこの役を演じられて本当に良かった」という
言葉に表されているその迫真かつ繊細な熱演は、視る者の心に残る本当に素晴らしいもの
だった。ご本人も深く作品を理解し愛されているようで、かつてないほどのめり込んで
演じられたとの事。新しい平野さんの魅力を発見できた思いだ。

素の感じで喋る入野さんがどこまで本気で作品にハマッてたのか今ひとつコメンタリー
の口調では伝わってこなかったのが惜しいところか(笑)

一つの完結した作品、映画として昇華するためにあえて焦点を当てるキャラをしぼり、
余計な説明を省いている点などもコメンタリーを聴いて改めて納得できた

いずれにしても、この映画の素晴らしさが分からない猿に、文学少女を語る資格はない  

原作は、各人の、特に今回の真のヒロインである美羽の内面をするどく抉り描写しており、

宮沢賢治の細かなエピソードの積み重ねもあって終盤のプラネタリウムでの感動というよりは

もう激情といっていい怒涛の展開が活きて来る仕掛けだ。アニメ版はそこまで掘り下げてない

が、かわりに美しく幻想的な映像と役者の熱演という素晴らしい武器がある。特に美羽は素晴

らしかった。美羽役の平野綾さん自らもかつてないほどのめり込んで演じたと仰っていたが、

鬼気迫る、それでいて儚く美しい美羽を見事に演じきっていた。個人的にはラストの遠子と心

葉のエピソードすら蛇足と感じるほど美羽に惹かれた。いずれにしても、きちんと原作とアニ

メ版をそれぞれ独立した作品として敬い鑑賞できる大人にはお勧めしたい作品だ





レビュー対象商品: 劇場版“文学少女” 初回限定版 [DVD] (DVD)
文学少女は甘ったるいファンタジーだけではない。鋭い棘が読者や視聴者を絡めとる。
でもその棘のついた花はとても魅力的で繊細で可憐で奥深い。
遠子やななせのような分かりやすい優しさや可愛さではない。
だが誰よりも強く強く惹きつけられる存在が美羽だ。
「彼女」という文字は彼方の女と書く。まさに幻想に浸っていた男にとって美羽は
理解できない、彼岸の存在かもしれない。
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