日本巡視船8隻が追跡=漁業監視船乗船ルポ-中国紙
【北京時事】中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報は28日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近で活動する中国の漁業監視船2隻に同紙記者が乗り込み、「日本の海上保安庁巡視船8隻に追跡され、行く手を阻まれた」などと現場の模様を伝えるルポを掲載した。
ルポによると、監視船の「漁政201」と「漁政203」は25~27日、海保巡視船に「日本領海に入ろうとしている。直ちに向きを変えろ!」などと警告された。さらに、海上自衛隊のP3C哨戒機が偵察のため少なくとも1日3回飛んできたという。
漁政201は24日夜以降、「釣魚島の周囲を1周し、島の南側を半円を描くように何度も往復した」と伝えている。(2010/09/28-20:44)