写真ざんまい!デジタルざんまい!

写真やカメラ、そしてパソコンやデジタル機器などについて勝手気儘に綴るページです。

車で遠出をしたくなくなる理由

2009年10月11日 | ひとりごと
高速道路が使い物にならない!



秋の行楽シーズンであり、かつ3連休となれば渋滞があって当然であるが・・・
今年の高速道路の混み具合ははっきり言って異常である。
どこまで走っても1,000円(大都市圏を除く土日祝のみ)という馬鹿げた料金体系のせいであることは明白。

そもそも高速道路の存在価値は、安全に早く目的地に着くことが出来ることにある。
つまり、時間と安全を買うことになる訳で、距離に応じた料金を徴収されるという経済の基本原則となっている。
その基本原則が根底からひっくり返されているのだから話にならない。

「安いんだからいいじゃん!」とお気楽に考えている人たちは多いことだろう。
ところが、物の値段というのは安ければいいというものではない。
利益が出なければ必ず皺寄せというものがやってくる。

家電製品がいい例で、安い⇒利益が出ない⇒メーカーの活力が失われる⇒市況(経済)が低迷する、といった図式である。
これで高速道路が無料化されたらどうなるかは考えただけで恐ろしい。
交通事故が増加することだけではなく、渋滞の日常化はCO2排出量の増加を招き、さらに・・・

目的地までの所要時間が計算できなくなり、物流の仕組みに大きな影響が出てしまう。
運送会社は利益を削られることになり、それが物流コストに大きく跳ね返ることになる。
観光バスを含む高速バスも到着時間が保証できなくなり、利用客は減少することから企業存続の危機を招く。

さらには高速道路の料金徴収係員は解雇されて路頭に迷い、一般国道を走る車の量は激減する。
その沿道で商売している人たちは生計が成り立たずに暮らしていけなくなってしまう。
現に、秋田県を走る一部の高速道路が無料化されたせいで、食堂や売店が経営危機に陥っているそうである。

このように、日本の経済はますます破綻への道を突き進むだけであることは火を見るより明らかである。
高速道路の料金体系を真っ当な考えで見直すならば宜しい。
現政権がマニフェストやらで公約した「高速道路の無料化」は白紙に戻すべきである。

ということで、今日は申し分のないいい天気であるが、渋滞情報を見たら出かける意欲を失ってしまった。
最近、出かける意欲と写真撮影意欲が減退してしまったのはこんな理由からかもしれない。
精神的にも「破綻」しちゃうよ!


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