雑多駄(ざっただ)

どーでもいい日記とかもろもろ。

「バンテージ・ポイント」感想

2008-09-07 13:39:16 | Weblog
久々に見応えのある面白い映画でした。
スペインで開催されたテロ撲滅の国際サミットに出席したアメリカ大統領(ウィリアム・ハート)。
しかし聴衆の目の前で狙撃されてしまう。シークレットサービス役のデニス・クエイドが壇上に駆け寄る不審者を取り押さえ、同僚の方(「LOST」の主人公、医者役でもおなじみのマシュー・フォックス)は狙撃犯がいると思われる建物に向かう。
同時に遠くの方での爆発音が。
さらに混乱する現場。
そしてついには演説壇が爆発してしまう。

事件当時の12:00PMからの数分間の出来事を、
テレビ局プロデューサー役のシガニー・ウィーバー、
観光客としてビデオカメラで現場を録画していたフォレスト・ウィテカー(ラストキング・オブ・スコットランドでアミン大統領役やってアカデミー賞取られてます)、
デニス・クエイド、マシュー・フォックス、大統領、壇上で取り押さえられた不審者など8名の視点から繰り返し描くことにより、徐々に事件の全貌が見えて来ます。

映画本編のストーリーとは直接関係のない登場人物も上手にサスペンス要素として配置されており、出てくる役者全てが無駄無く事件に係ってるという構成が見事です。

映画を見終わると、PM12:00から演説壇の爆発、そして事件解決までが非常に短い時間だと気づかされます。
あとで調べてわかったのですが、上映時間は90分。映画のほとんどはPM12:00から演説壇爆発までをそれぞれの視点で繰り返し見せることに時間を割いてます。

一応カーチェイスもありますが、久々にシナリオ構成や見せ方で唸らされた一本。

おすすめです。