所沢市役所 に関連 所沢市の債務残高は1000億円

所沢市役所 に関連 所沢市の債務残高は1000億円

連載!! ここがおかしい所沢財政 第2回 歳入の巻

2011-12-13 19:51:37 | 日記
所沢市は、33万人の人口を抱えて、市税収入も多く、比較的恵まれた市です。下のグラフを見るとわかりますが、市税収入は減少してきているとはいえ、500億円くらいあり、その他にも手数料などの市独自の財源が100億円くらいあり、合わせて約600億円が、家計でいうところの年収として入ってきます。その中から、経常一般財源等という、投資、他会計への拠出、積立、国や県の補助金(使い道が決まっている)を除いた、いわば家計の中で日常的に支出する経費が480億円くらいですから、高額な買物や投資をせずにやりくりしていけば、十分やっていけるはずです。
ところが、実際には、市の債務残高はこの十数年増加しつづけており、平成16年度末には、一般会計約689億円、特別会計267億円、企業会計80億円と全体で1,000億円を越えているのです。


これはどういうことなんでしょうか?それは家計の常識から考えても明らかなように、収入を大きく上回る支出をしているからです。すなわち借金をして贅沢をしてきたのです。下のグラフでわかるように、所沢市は、市税収入が減少している中でも780~880億円を使い続けてきました。それは年収より常に200~300億円も多かったのです。余分な支出とは具体的に言うと必要以上に高額な焼却炉や多額の修繕費がかかるような無駄な焼却炉、国体で使用された豪華な9人制バレーボール用の体育館建設などの大規模投資、そして農地に必要のない道路を作るなどの地元の土木建築業者を潤わすとしか思えないような目的がはっきりしない支出のことです。
これは756兆円(1世帯あたり1,607万円)の借金を抱えて首の回らない国と同じ構造です。今のうちに放漫財政にさよならし、借金返済とまちづくりの長期計画を組み込んだ計画的財政を行わなければ、所沢の地盤沈下は避けられないでしょう。




引用:http://www.t-kaze.jp/kouhou/kaze%20vol%2c5.pdf