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『おんな城主直虎』10話 はじまりの終わり

2017-03-15 16:30:05 | 大河
2016年NHK大河『おんな城主直虎』第10回「走れ竜宮小僧」の感想まとめのまとめです。


悲劇の前に。



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■震える仔犬アバン



破壊力バツグン子犬政次アバン。

前回、ラスト5分の急展開。
奥山殿を斬ってしまった政次が次郎の元に駆け込んできました。

その奥山殿の遺体が直親らによって発見されるのですが

し の 様 ご 乱 心 。


「仇を討ってください!けがをしている者を襲うなど卑怯極まりないことです!なぜ父上がこのような目に……」

ものすごく分かりやすく言うと。



クソコテと化した奥山殿がクソリプ繰り出して。
リムブロしちゃえばいいものの、政次が理論で顔面ぶん殴っちゃったら。
奥山殿が拳と刀で殴り返してきたっていう。

(詳しいくだりは先週のを見てね!)







■なつ様のお役目


しかしクソコテは奥山殿のみならず。
基本的に脳筋の井伊のアウトレイジたち。

『但馬ゴルア!!!何してんだゴルア!!!』と激おこ(想定内)

そこへやってきた『小野の使者』は、なつでした。

亡き直盛から「小野と井伊をつなぐ架け橋になってほしい」と言われていたなつ。
玄蕃は旅立ってしまったけれど、なつ自身がその役割を継いでいきたい。


「ここにてこのお話をおさめていただけないでしょうか」


なつ様にも役目がある。
井伊と小野の懸け橋となる事。
その役目を果たす。
政次を守る。



政次愛されてるじゃんかよおおお。
常識人がひとりいるだけで泣けるよおお。


クソコテ父に、メンヘラ姉とノーマル妹っていう奥山親子。
母はノーマルだったんでしょうね。



■あれ?直親の株が下落を止めてるよ?


今週のポイントのひとつ。
直親がサイコパスじゃない。
クズじゃない。


現場で把握した壁の低いところや床の傷。
そこから刀を抜いたのは奥山殿では?と。

奥山殿殺人事件の名推理を披露する驚きの直親。

「但馬は身を守るためにしかたなく刺してしまったのでしょう。義理の父の仇をとれないのは残念ですが、政次を責め罰することもできないと私は思います」


父の死に悲しみを隠せないしの。
しのの悲しみを思いやりつつ、励まします。



あれ…?
直親、嫁の気持ちわかってるの…?
こないだ「どじょううめえ」とか「もっと若い子がいい」とか言ってたのに。

あれ?
直親、kuzuじゃない…?




■直親、修羅場潜り抜けすぎ。


事の経緯をなつから聞いた政次。
直親に礼をするのですが……


「俺は信じたぞ、鶴」

あああもうこの鶴亀。
「信じたぞ」ってものすごく棘のある言い方じゃんか。
「今まで別に信じていた訳じゃないからね、今回だけ信じたぞ」なのかもしれないし。
「他の人は信じてないけど、俺は信じてやったからな」のニュアンスもあるし。

いや単純に「信じたぞ」なのかもしれないし。



直親はさらに余計な一言つけくわえます。

「これで検地の時の借りは返したからな」

てめえ、それで丸投げチャラになるとか…!!
『おんな城主直虎』7話 クソ幼馴染め、覚えていやがれ



政次、ほんのりカチンときつつも(この時の表情最高)、
「お義父上を、すまなかった」
と続けるのですが……


「俺だってああする」

直親おまえどんだけ修羅場潜り抜けてきてんだよ……
信州で何があったんだよ……


政次より直親のほうが何枚も上手なのかもしれない。




■無茶振り台本


休憩タイムです。



昊天さんに小林薫モノマネを無茶振りする台本ひどい、いいぞもっとやれ。




■おばけ怖い高橋一生


もう一回休憩タイムです。



「どうも奥山殿が成仏されていないらしい。夜な夜なこの辺りをうろついているようだ」
と次郎におどされた鶴。


※おばけにびびりあがってる高橋一生です。




「可愛いところもあるじゃんwww」って中野殿にいじられる政次めんこい。
中野殿もめんこい。




■運命の子爆誕


そうして平和に過ぎる中……



菅 田 将 暉 爆 誕 。

この幼い虎松、後の豊臣絶対殺すマンになるっていう。

歓喜に沸く井伊の面々。
そこに政次が思いもよらない祝いの品を携えてやって来ました。
かつて今川の命令として、吹越パッパが宇梶パッパから取り上げていた領地を返上するっていう話。


「天文13年のあの頃の井伊に戻したく存じます」

それは単なる領地返上ではなく、『あの頃の井伊に、あの頃の鶴と亀に戻りたい』っていう政次の切実な思い。
直親もその想いを受け取りました。



ここで仲直り、一件落着ならどれだけ幸せなことか。



■あれ?直親の株が


ああこのあとドォーーーーンと井戸の奥底に落とされるんだろうな。
今から心臓が痛いな、と思っていたら。


次郎が井戸に石を落としていました。

長年枯れていたはずの井戸の底に水がわき始めた。

「ご初代様が虎松の誕生を祝ってくださっているのかもしれない。虎松は井伊をよみがえらせてくれるに違いない!」

ご初代様からのご祝儀なのか。
それとも終わりのはじまりなのか。

そこに直親がやってきた。
喜びを分かち合う次郎と直親。


「竜宮小僧様のおかげかの」

あれ?
予告ではあれほどムカつく感じの煽りセリフだと思っていたのに?

なんだこれ、普通に爽やかいい男のいいセリフじゃないか。


しかも「井伊の姫」とかおま何それイケメン。

……これはもしかしていよいよ死亡フラグ(真田丸に毒された脳

だがしかし直親ぁ、嫁さんの産後に元カノと会うのはなかなかアレだからね。



■スーパーヒロインタイム?


そのころ駿府では。

松平元康が謀反。
氏真激おこ。


三河の国衆たちが続々と松平側に寝返り、ほどなくして元康と織田の間で同盟が結ばれることになりました。
激おこサッカーボーイ氏真、元康許さないマンとなり処刑タイム。
もちろんその対象には瀬名様と子どもたちも含まれるわけで。

これを知った次郎が駿府へ。


傑山さんをSPに連れていくあたりわかってるなあ次郎様。

それにしても『走れ竜宮小僧』の走れってそういう意味だったんですね。
いやあ次郎がいってもどうにもならんでしょう。
ヒロインスーパータイムを発動しない限り無理でしょうよ、と思っていたら。


「瀬名の事は、聞き入れぬ」

ひゃっほい!ヒロイン力無効!
大河主人公の鼻っぷしも志もバッキバキのベッコベコ。




そこにタイミング悪く、上之郷城がおとされ長照様が自害したとの知らせが入りました。
これにルリ子さま激おこ。

「長照はわたしの大切な孫です。はるばるやってこられたのだから、瀬名に引導を渡してからお帰りなさい」








■再会


寿桂尼様から追い出された次郎。
と、そこでばったり会ったのが往年のメル友・瀬名様。
「わああああ☆」となりたいところですが、瀬名様は明日自害する予定の身。



自分のために誰かが来てくれたことを喜ぶ瀬名様なんだけれど、諦めかけているその姿勢に次郎が激おこ。
「諦めたらそこで試合終了だよ!」
と修造顔負けの励ましをかますのはさすが脳筋の遺伝。



それにしても瀬名様の友情、とっても素敵。

「食う前にはお経だろうがよ!」
「知るかよ!」

ってやりとりも次郎法師ならでは、『おんな城主直虎』ならではだなあって思いました。



■暴れん坊将軍エンド


ってまあ次郎がなんやかんやがんばっても。
何もどうにもならないんですけど(暴言

瀬名が龍泉寺を発つ朝。
それでも必死に止める次郎なのですが……



転んで地面に倒れ込んだ次郎。
そのとき馬がヒヒィィィィィン!!!



「次郎あぶない!」
「えっ」
「 つ づ く 」


ここで終わるんか!!!!!
来週気になるじゃんか!!!!






■今週の直親くん!


ラスト2分くらいで波乱を起こして「そこかよ!」って引きで次回につなぐの、嫌いじゃない。
むしろ往年のジャンプ思い出す感じで大好物です。



いやまあ次郎は無事なんでしょうけど(さすがにそこは主人公だから)
無事じゃなさそうなのがこの人。

これまで下落を繰り返し底が抜けるかと思った直親株。
まず下落をしなかったって事実が怖いんですけど、さらに若干の回復を見せていたってあたりがgkbr。



【今週の直親】

・クズじゃないし、サイコパスじゃない

・むしろ名探偵だしあんたがいなかったら事が大きくなっていた

・ご乱心で身重の嫁さんの悲しい気持ちもきちんとわかってる。

・ほんのり棘のある言い方はしたけれど、小野を迎え入れて鶴と和解した

・「竜宮小僧さまのおかげかの」が予告だけだと恐怖の煽りセリフに聴こえていたのに、本編では普通にさわやかいい男の台詞だった

・跪いて「井伊の姫様」とかちょおまえ何そのイケメン。


おかしい…これはおかしい……

これはもしかしていよいよ退場フラグ(真田丸に毒された脳




■次週



源ちゃんがくるぞ!





■おまけ!








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