ゆずりは日記

こころの病と共に歩む 娘と母の徒然日記です。

ただ 聴いて欲しいだけなのね・・・

2012年07月29日 | 思うこと

じつは 今   リコは入院しています。

何度目の入院になるのでしょうか。。。。。

 

 

生活のリズムが取れない ということが リコの課題でしょうか…

 

夜眠れないことは リコにとっては 恐怖なのでしょうね。

 

 

感情のコントロールがきかなくなって

食欲のコントロールもできなくなるようです。

 

 

血糖値が 異常に高くなってしまいました。

 

 

糖尿でかかっている内科医に

「メンタルの方をコントロールした方がいいよ。

むこうの主治医とよく相談してください」と言われ 

検査データを主治医に見せたところ

「入院してみる?」と訊かれ

素直に「入院したい」と答えたそうです。

 

 

本人によれば

「診察のたびに入院のことを言われて しかたなくそう言った」

のであって 

自分の意思ではない 

のだそうです。

 

 

     それって どうなんでしょ。。。。

 

     みんながそうしているから・・・

     誰それさんがOOって言うから・・・

     お母さんが OOしないほうがいいって言ったから・・・

 

     でも 最終的に決めたのは 貴女じゃないの?

 

 

今回の入院では リコもがんばっています。

先生も 厳しいです。

摂取カロリーも制限され  おやつもなし。

お茶とハーブティーで 空腹を凌いでいるそうです。

 

この1ヶ月で10キロも体重を落としました。  すごいよね!

ま、 数ヶ月で急激に増えた体重を元に戻しただけなのですが・・・

あと10キロくらい減量すれば 

“ちょっと太目のお嬢さん”くらいにはなると思いますけど。。。。。

 

 

先生もスタッフも「リコさん とてもがんばってるよね」

と リコのがんばりを認め 褒めてくれます。

家にいたら とてもこうはいきませんよね。

 

 

さて リコは 毎日電話してくるのですが

最初の頃は 必要なものを持ってきて欲しい くらいで

わたしの方が淋しくなるほどあっさりしたものだったのですが

そろそろ 限界になってきたのか 愚痴が多くなってきました。

 

昨夜も

「お腹が空いたよぉ~」からはじまり

「先生が ちっとも話を聞いてくれない。

 ほかの人とは長く話すのに…」

「家に戻っても 入院前の生活に戻らないようにするには 

 どういう工夫をしてみたらいいのかを 具体的に

 ちゃんと実行できそうなことを考えてごらんなさいって…」 

「あら 難しいわね。 いろいろ 書き出してみたら?」

「そうしているよ。 でも これじゃ駄目だって…」

「どこがどう駄目なのかをきいてみたら?」

「だって… 先生にうまく伝えられないもの…」

「お母さんに話す時みたいに話せばいいんじゃない?」

「お母さんとなら話せるけど 先生にはうまく話せない」

 

「うまく話せなくてもいいのよ」とか 「お部屋の人と話してみたら?」

などと言ってあげるのですが なぜか 不満げ…

 

「じゃあ そろそろ切るね。 聴いてくれてありがとう」

と言われて はっと気がつきました。

「ごめんね。ただ 聴いて欲しかっただけなんだよね」

 

 

あれこれと グチグチ言ってこられると 

なんとか気持ちをなだめてあげなければと

つい 余計なことを言い過ぎてしまいます。

そんなことは リコにもわかっていることなんですよね。

 

ただ 

どうしようもない気持ちを 

どうにも やりきれない気持ちを

聴いて欲しかっただけなんですよね。


ほんとは 甘えたかった・・・

2012年07月21日 | 思うこと

わたしが子供の頃 家はとても貧しかった。。。

日本中が貧しかったのだとは思いますが…

 

4人兄妹の3番目で 手のかからない子だと言われていました。

 

母を困らせてはいけないと 我侭もあまり言わない子だったそうです。

甘えないのではなく 甘えられない子だったのでしょう。。。。。

 

 

リコは 弟が生まれるまでは とても甘えたさんでした。

ご近所の方たちも心配してくれるほどでした。

「お母さん、赤ちゃんとリコちゃんと 二人抱っこしなきゃならないんじゃない?」などと・・・・・

 

でも お姉ちゃんになったとたん こちらが淋しくなるほど しっかりしちゃいました。

 

 

弟は 気がつくと わたしの膝にのっているほどでしたが

リコは 「おいで♪」と言っても 恥ずかしがっていました。

 

まわりの皆に「お姉ちゃんになるんだから」「しっかりしなきゃね」と 言われ続けたのでしょう。。。。。

 

 

 

「ほんとは甘えたかった。。。。。」

後になって そう言いました。

 

気づいてあげられなかった。。。。。

自分も そうだったくせに。。。。。