MacあんどDTP&デザイン奮闘記

購入したMacが5台連続で初期不良品だった為、トラブル対策で学んだ事、DTP、デザインについて書いている。

源流検査

2006年04月19日 00時21分01秒 | Weblog
DTP修行となって(2006年04月04日)
に書いてある「源流検査」ってなんですか?
という質問がありましたが、「源流検査」とは印刷会社の協力のもと行う赤字チェック方法です。

赤字を直したら、クライアントの赤字が入った色校なり、指示FAX(以後修正指示)に、色鉛筆のようなダーマトで丸をする。
赤字を直したファイルを出力して、もう一度赤字部分を確認。
直っていたら、今度はさっき修正指示に書いた丸の中にチェックマークを書く。

間違っていると思われるが、こちらで確認不可能な箇所を見つけた場合は、別の色のダーマトで丸をする。

入稿や下版前にこれを行い、源流検査を行った指示紙と出力紙(カンプ)と一緒に印刷会社に渡します。
印刷会社によりますが、これに一番上の方の判子が押してないとだめ、とかいう場合もあるようです。

ちなみに、色校時は内校(内部校正の略)などで出てきたミスは、修正指示にサインペンなどで「ここはこうしました」と記載。
(本来はこれも別の色のダーマトで記載し、丸で囲むようですが、私のいたチームではサインペンで行っていたので、わたしもそれに習っていました。)

下版時に見つかったミスは、赤字確認は電話などで行い、指示を必ずメールかFAXなど紙に残せる形で送ってもらい、それに源流検査を行います。
下版時の気を利かしたつもりの勝手な修正は厳禁。
「指示のある箇所以外は、直したくなっても絶対にデータを弄ってはならない。」
と、いつも耳にします。

下版前だけでなく、うちでは基本的にカンプなどで一回でもクライアントに提出したものは、大きな間違いがあっても勝手に直しては駄目という事になっています。
「言った言わない」の原因になったり、印刷事後があった場合、責任の所在がはっきりしなくなるので、必ず「これはこうですよね?」と確認し、修正指示を出してもらいます。

また、下版時に渡した修正指示はもう戻ってこないので、何かあった時の為にコピーをとっておきます。(約半年くらい保管)



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