バラを思う Ⅲ

昨日は朝から　神代植物園へ　パパとバラを見に行きました
曇りでいいわ～なんて言ってたら　途中からビカ晴れで　やれやれ・・・
暑いくらいの陽射しとなりました
今ちょうど　バラ展の最中で　平日にもかかわらず　たくさんの人
９５％は　シニアの写真マニアといった感じでしょうか？
みなさん　高そうな　カメラと望遠レンズ　三脚片手に
熱心にバラを撮影しています
こちらのちっちゃいデジカメは　気がひけますな～
一緒にダリア展もやっていました　
ダリアも　人気ありますからね　
超大輪も花盛り！　ダリアはネーミングが妙におかしい
漢字一文字とか二文字とか　またはカタカナのえらい長い名前とか・・・
ウケ狙い？かと思わせるような・・・
浮気心というのもありました　淡いピンクの大輪だったのが　さらにウケてしまいました

その後　なぜか　バラを見る前に　ソフトクリームの車販売があり
ゆるゆると誘われ　ローズソルトというアイスを食べてしまいました
う～んおいしい！！　塩の加減がたまらん！
売ってるおにいさんも　にこにこイケメン　サイコーです！？
いつも　うちのパパ曰く「お前（私）の後には列ができる」らしく
だぁれもいなかった　ソフトクリーム売り場が　列になってしまいました
デパートでも　どこでも　誰もいないと思って入っても
そのあとに　人が次々入ってきて　列ができます
「おいしそうにみえるんでないかい？（北海道弁だ～）」
…と思っているのですが　人を呼ぶ福おばさんかも？（元　福娘？）

バラは随分と咲いていましたが　ここの植物園は　ただ種類が分かるように
展示してあって　割と芸がない
向ヶ丘遊園のバラ園の方がよかったですね
でも　そのせいで品種をいっこいっこ確認しながら
別な意味で冷静に　バラの観察ができました
懐かしいピースなどもあり　一喜一憂！

紫色の花はとても好きです
バラには　本当の濃い紫色というものは未だなく
ブルーっぽい薄紫や　赤みの強い濃いピンクに近いものがほとんどです
野牡丹のような色はありません
紫のバラは　その花びらは傷つきやすく
花も　水が下がりやすい　いわゆるもちの悪い花という印象が強いです
傷がある　すぐ咲く　すぐ首が垂れる　クレームも多いです
どの紫バラも　きれいなのですが　そういった弱さや開くときの感じが
ピンと来るものがありません
香りはどれもこれも　うっとりするくらい良いのですが
どれも一長一短・・・
でも　昨日一目ぼれをした紫バラがありました
切り花として今　殆ど出ていないと思いますが
ブルーリバーというバラです
図鑑でも　庭用となっていましたが　香りもたいそう良く
咲き方も　紫バラでは　珍しい　ぷくっと咲き
開ききったものも　形状の乱れも少なく　品のいいすっくと立った感じが特にいい！
やっと見つけた！　マイパープルローズ！！というわけで
さっそく苗を購入しました
来年が楽しみですよ～
誰か切り花で作りませんか～？

紫のバラは　香りはピカイチです
今後の花生産では　バラ以外でも　香りはキーワードになります
ないよりはあった方が良いのではなく
香りが売りになるくらいの市場になっていくはずです
どの業種でも　これからは五感に直接訴えていくものが　売れ筋になると思っています
本能で感じる心地よさとでもいいましょうか
もちろん　最初に安全ありきです
食べておいしい　聴いて心地よい　見て楽しい　触ってうれしいは　当たり前のことですが　
嗅いでうっとりというのは　案外置き去りで　アロマブームがやっときたというところ・・・
でも　鼻というのは　結構重要な五感だと思います
花は　見て美しく　香りを嗅いでうっとりし　さわって癒される
同時に３つも体験できる　もうサイコーな商品です
最後に食べられたら　もっといいかも？？？（う～ん　それはパスかな）
そんな風に花のことを考えたら　どんどんうれしくなって興奮してきます
花のもつ魅力を常々考えて　生産する　販売する
そういう意識変化だけでも　もっとしていけたら　この花業界は飛躍していけるかもしれません

どなたか　紫のバラ専門に作ろうなんていう変わりもんの生産者いませんか？
そんな風に特化していくのも　興味深いです
今後　バラ生産をやりたいっていう　新規参入さんなんかに
営業しちゃうっていうのは　どうかしら？
ばかかぁ　無理無理っていう声が聞こえてきそうです
でもね・・・　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　うふっ・・・

あ　ちなみに　もちろん帰りに　深大寺そば　食べました