気まぐれCAT

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天女の羽衣

2017年06月22日 | 綺物日記
今日もお茶のお稽古日でした

いつものように、キモノで伺いました

夏時期のお出かけは、ざっくばらんなシチュエーションで浴衣になってしまうことが多く、お茶のお稽古も浴衣で!となってしまっています

そんな中でも、特別な浴衣!
初の絹紅梅(勾配)です!
初の更紗柄です!
しかも、竺仙の限定柄です!

オリエンタルな柄には、少し、敬遠しがちだった私ですが、ふくひろ若旦那さんの見立てを頂いて、の、初体験の逸品です╰(*´︶`*)╯♡

そして、帯も
初の博多献上帯
しかも、お色は
幸せの青い鳥色のターコイズ!
人生のテーマカラーです



お初尽くしのキモノで、お茶のお稽古に向かいますと、心も改まります

竺仙の絹紅梅は、浴衣と云うには勿体無いくらいのものだと思うのです
なので、博多献上名古屋帯を合わせて、キモノのように着付けて参りますよ



ほぉら、更紗小紋の夏キモノですよね



絹紅梅は、パリッと張りがあって、サラッとしていて、キリッとしていて
しなやかで滑らかな天女の羽衣とは真逆の質感でありながら、纏っているのを忘れるかのように、天にも昇る軽やかさ!



纏っているのを忘れる程の涼感に、先人の知恵と今尚、伝える繋げる根付く情熱を
この天女の羽衣のような絹紅梅に感じた瞬間でした!

しかし、まだまだ、私の知らない
「天女の羽衣」の如きキモノがあるにちがいないと、その出逢いを翹望しているところです

#絹紅梅 #竺仙 #更紗 #博多帯 #博多献上 #名古屋帯 #ふくひろ #ふくひろ綺物 #ターコイズ #青い鳥 #幸せの青い鳥


【綺物講座 byふくひろ若旦那さん】
この竺仙絹紅梅は絹の通気と綿の張りを併せ持ったもっとも涼しい夏綺物、風を孕(はら)む衣と呼ばれています。さらにこれは江戸更紗染めをほどこした一反限りの限定柄なのです。そもそも竺仙は江戸時代から続く老舗の浴衣染め元なのですが昭和の初期より江戸小紋、江戸更紗、江戸紅型の職人育成にも力を注ぎ、現在これだけ腕の良い職人を抱え稼働しているメーカーは他にありません。更紗職人や紅型職人は仕事の少ない夏季に向けてこうして絹紅梅に極少数だけ江戸更紗染めを摺り染めるのです。染めの腕が落ちないためのエチュードであり自らの創作意欲を持続させるためでもあり、そして何より竺仙が老舗としての矜持と同時に「遊び」の精神を浴衣に注ぎ込むためでもあるのです。
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