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東北旅行② 仙台~松島海岸~石巻~小牛田 2009年3月7日


強風による運行ダイヤの乱れで、殆どの路線、特に在来線で遅延・運休の中で唯一仙石線は通常運行しているようだった。仙石線は日本三大景勝地として知られる松島へ行く路線で快速と普通列車しか走っていない。ここは今回計画から省いた部分だった。松島は行った事があるのと、時間が足りないのでやむなく外した。でも、結局行くことに・・・。

待っているのが嫌でともかく一番早く出発する東塩釜行きの各駅停車に乗る。待っているより各駅を見ながら乗ってるほうが楽しい。学生がたくさん乗り込み賑やかだ。通勤・通学の路線らしい。本塩釜で快速が追いつくとの事でそこで乗り換えることにする。快速列車を待っていると、何故か漫画がたくさん描かれた漫画だらけの列車がホームに入ってくる。面白いなぁ。



JR仙石線・快速『石巻』行き




    



列車が進むにつれて進行方向右側の車窓は海の景色に変わる。松島~・・・。

松島海岸で降りる。何年振りだろう。お天気はいまひとつだけれど日が差し込み晴れているような、そうでないような。

松島の観光と言えば観光船に乗って島巡りだけど、そんな時間もお金もないし、なによりもそれほど関心がない。フリーパスに料金が含まれていれば考えるけど・・・。

7分程で歩いて行ける瑞巌寺(国宝)へ行く事にする。瑞巌寺は『円仁(えんにん)さん』(天台宗・慈覚大師)が建立したお寺、四寺廻廊の一つ。他は、中尊寺〔平泉〕・毛越寺〔平泉〕・立石寺〔山寺〕がある。実は唯一観ていない山形の山寺が今回の旅の目的だった。特別な思い入れはなく、ただ静かな仏閣を観ながら歩くのが好きなだけなのです。歴史は詳しく知らないし。

正面門から入らず近道し、杉林を歩かず瑞巌寺へ。拝観料700円が掛かるので入らない、確か前に来た時に入った・・・?写真を写しながら杉林、苔の洞窟と石像がたくさん並ぶ所をゆっくり歩く。この洞窟で昔の僧たちが修行したらしい。。。



近道から瑞巌寺へ




瑞巌寺入り口・・・梅が咲いていましたよ
※拝観料700円が掛かります




修行僧達の洞窟と石像




杉林の道




瑞巌寺 正門


正面から出ると観光地らしく両側にはお土産屋さんが並ぶ。地酒を求めてウロウロ・・・でも、いまひとつ面白いものはなくお店を出る。・・・お腹が鳴いている。そういえば朝食がまだ・・・混乱のJR線ですっかり忘れていた。でも、私は観光地の食堂には入らないと決めている。

駅へ向かって歩いていると蒲鉾のお店が目に入る。『松かま』というお店、揚げたての蒲鉾が食べられるようだ。天麩羅蒲鉾は私の大好物の食べ物。タコの入ったものは一皿250円、牛蒡の入ったものは200円。きっと牛蒡の方が美味しいはず・・・は、私の勘。少し待つと揚げたて、あつあつ~の一口サイズの蒲鉾~~。香ばしいほうじ茶と良く合う。目に涙、なんとも、美味・・・(うるうる)。小さなお子さん連れの家族が来てタコのほうを注文。感想はたこ焼きのような感じらしい。きっと牛蒡で正解!!




揚げたて、あつあつの天麩羅蒲鉾、牛蒡入り
一皿200円、おすすめです



お店を出ると赤いつり橋のある五大堂(国重要文化財)が見える。前も行ったけど、石巻行きの列車が来るまで20分あるから行ってみよう。小さな島にあるお堂で、透かし橋を渡る。五大堂のある島の木々の合間からみる松島が一番良いかな。



透かし橋と奥に五大堂
透かし橋は、文字通り床が透けている。
カップルで歩くと思わず手を取り合ってしまうということから
“縁結びの橋”なのらしい・・・一人でも怖くなかったよ~だ
そういえば、やたらカップルが多かった・・・ふんっ!




五大堂から島が浮かぶ松島の海




赤い橋は福浦橋(出会い橋)
素敵な出会いがあると言われる橋だそうな~
あそこまで行く時間がない・・・出会いは断念(ーー)


列車が来るまであと15分位、そろそろ戻らないと~。途中で「薄皮たい焼き」の看板を目にする。一旦何か美味しい物を味わうとさらに食べたい。

シーズンオンとはいえないこの時期の松島海岸駅はまあまあの観光行客の数で心地よい。再びフリー切符を入れて改札。ホームのベンチで「薄皮たい焼き」を食べる。確かにかなり皮が薄くあんこがびっしりだった。でも、皮がパリパリ。北海道の皮はしっとりが多いよね?たまたまこのお店がそうなのか、東北がそうなのか?でも、美味しい(^^)

やがて来た列車はまたまた漫画の列車。石巻から戻って来たようで、私が乗る石巻行きの列車を待つため暫く停止していた。数分後石巻行きの快速列車が来る。

暖かかくてウトウト。。。。やがて石巻駅へ着く。出迎えてくれたのは石森章太郎氏の漫画の主人公達だった。ホームからの階段、壁、駅舎の壁にも漫画。駅の改札口ホーム側には懐かしい『サイボーグ009』の大きなフィギュア。石森氏はこの地方出身らしく町おこしなんだろうね。嗜好はともかく懐かしいアニメの主人公達。



JR石巻(いしのまき)駅
上のキャラクターは「002」ですか???




ポストの上にも・・・。
このキャラクターわかりません。


小牛田行きの列車まで1時間あるのでまともな食事をすることに。駅で駅周辺のパンフレットを見ると・・・何?『石巻やきそば』とな~~。説明によると、”宮城県産の小麦粉を使用した石巻市が発祥とされる茶色の焼きそば”昔からの”せいろ”を使用して、丹念に二度蒸しした麺だそうだ~~、是非、食べたい!!パンフレットによると駅の直ぐ向えの「エスタ」の中の食堂が出ていたのでさっそく向かう。でも、よくある大型スーパーの中のオープンになったファミレスでした・・・。いや、見掛けではない、食べてみないとね。




石巻やきそば



両目玉と片目玉あるらしい・・・つまり、石巻やきそばには目玉焼きが乗っかってるのです。片目で十分、500円也~~。
出て来たやきそばは昔懐かしい雰囲気のソースやきそばだった。具は薄切りの豚肉ともやし。私の好きな組み合わせだ。私はキャベツを入れることもあるけれど、やきそばには断然もやしを入れる。食感がたまりませんね・・・。でもでも~、なんかね、サクサクするのさぁ・・・気のせいではない。良く見ると、揚げ玉が入っているようです。ほぉ~~・・・妙に関心、納得。揚げ玉入りは初めて食べました。麺もね、コシがあって美味しかったですよ。満足、満足の昼食で各駅停車の列車に乗り込む。





南東北フリーエリア(小さな旅ホリデーパス)
一日券(2、400円)で、現地のみで買えます
仙台を基点に会津若松・郡山方面、米沢・山形・新庄、石巻・小牛田
普通・快速列車乗り降り自由




今回の旅の基点となった小牛田(こごた)駅


小牛田駅に到着。さて、問題の陸羽東線・・・復旧したかなぁ?電光掲示板を眺めると、15分ほどの遅れはあるものの動いているらしい。

よし!行くぞー!15時36分鳴子温泉行き!

(③へ続く)


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