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道東湯けむりツアー【その2】 2020年10月16~18日


大満足の薫別温泉から向かった先は川北温泉。本州の人たちも訪れる人気のある露天風呂です。白く濁った湯、男女別の脱衣所・浴場、温泉好きなら誰だって気に入るはずです。
長い林道を走って行くと途中で自転車を漕いでいる若いカップルを見かけます。結構登りがあるので大変だなぁ~。ほどなくして着いた川北温泉には3台程の車両が停まっています。週末で誰もいないことなんてまずありませんが、男性ばかりで女湯は貸し切りでした。

そそくさと支度をして温泉に入ります。今日も白く濁った湯が気持ちいい。41℃くらいの丁度いい温度です。男風呂の方はぬるかったようです。たしか前回来た時も男湯がぬるくて、ひとりで入っていた私が出たあと、男性陣を呼び入れた記憶があります。水を入れてぬるくするのもいいですが、やや熱め(42℃くらい)にしておくのが露天風呂の暗黙のルールではないかと思うのですが・・・。今回も男性陣、お気の毒です。

お風呂から出るとカップルが到着しました。事情を書くと長くなるので割愛しますが、女性の方は自転車ではなく歩いて登ってきました。男性は6年ほど自転車の旅をした経験の持ち主でした。似たような青春を送ったリーダーと気が合いそうです。
もう下りる時間がないので今夜はここへ泊るとのことですが、近くに店が無く食べ物が入手できなかったので少し分けてもらえないかとのこと。これから買い物に行く私たちもそれほど持っていない・・・と思ったら、Mちゃんのカバンからカップ麺が2つ出てきました。ほかのメンバーからも細かいものが次々出てきて2食×2人くらいにはなったかな?(こういう時、中高年って食べ物持ってるものよね。私も持ってた・・・笑)

買い物をして西別小屋へ向かいますが、もう日が短く、小屋に着いたらあたりは真っ暗です。
車が3台程とバイクが一台止まっていましたが、小屋に居たのは単独の男性2名でした。お一人はHYMLのメンバーでお知り合いのようでした。

今宵の食担はリーダー。ずっと昔沢に行っていたときは食担はいつもリーダーでメニューは釜揚げそうめんかカレーラーメンでした。今日のメニューは煮込みカレーうどんですが、豚肉が入り、豪華でした。サイドメニューはお刺身と冷ややっこ。十分なごちそうです。初めて食べたカレーラーメンはとても美味しいのですが、とても辛い!最初は頑張って食べていましたが、だんだん辛さが蓄積してきて、つゆをいれずにうどんだけを食べました。そういえばリーダーは辛党だった。。。

食事が終わったらすぐにカメラと三脚をセットして外に出ました。満点の星空に天の川が見えています。小屋と星空を入れたかったのですが、下がっても画角が足りずかろうじて松の木が下に入っただけでした。それでもなんとか天の川が入ったのでよしとしよう。横の登山口から途中まで登り、樹林帯が終わったあたりで写せば最高なんでしょうけど、暗闇のなか一人で登る勇気なんてありません。

温かい小屋へ戻るとほっとして眠くなりました、もっとしゃべっていたかったのですが、眠いので仮眠しようとシュラフに潜ったら、そのまま朝まで眠ってしまいました。



白く濁った湯が人気の川北温泉。いい雰囲気ですね~!



湯に浸かっている間は、坐骨神経痛もにわかに収まります。



西別小屋での夕食はリーダーが作る煮込みカレーうどん。
沢リーダーの食担の時は釜揚げそうめんとラーメンしか食べたことがなかったのでとても新鮮。
とっても美味しかったのですが、辛い。。。



外は満点の星空。
ちょうど新月の頃で天の川も見えています。
残念ながら森に囲まれているので空が狭く、24mmレンズでは大きく撮れない。
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朝方、まだ薄暗い時に起きてトイレに行くと、星は無くなっていて明けの明星が輝いていました。その後また少し眠って目覚めると明るくなっていました。

昨夜の残りのうどんなどを食べて後片付け。今日は3湯入り、札幌に帰らなければなりませんので、あまりのんびりとしてもいられません。

本日の1湯目は『からまつの湯』。ここも脱衣室と湯船が男女別になっていますが、脱衣所から湯船に移動するときに男湯から見えるのでタオルを巻いて移動しなければなりません(ま、見られても減るものでもないのですが)。
川の流れを眺めながら入る『からまつ温泉』は何度入ってもいいです。

もう1湯、ハシゴ湯して、最後は川湯温泉の公衆浴場で締めます。250円の料金はそのまま、熱い湯もそのままのいつものお風呂でした。本日最初で最後の内風呂なので、石鹸で身体を洗って髪を洗ってすっかり綺麗になりました。湯船は43、44℃くらいあるでしょうか。お湯に入るとすぐに身体が真っ赤になります。さすがに長湯はのぼせそうなの、短時間で上がりました。



朝の西別小屋。
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今日の1湯目は『からまつの湯』



女性専用の湯船。
川の流れを見ながら入る温泉。



こんなお風呂にも入りました。



お馴染み『川湯公衆温泉』(250円)


天気もいいので、摩周湖展望台へ寄って行くことになりました。第一展望台は駐車場が有料なので、無料の第三展望台へ車をいれます。展望台へ上がると眼下に真っ青な摩周湖が広がります。正面には摩周岳(カムイヌプリ)。湖には餡子をポトッと落としたようなカムイシュ島。霧の摩周湖を知らない私(晴れた摩周湖を見たら嫁にいけないそうです)ですが、いつもと変わらない美しい摩周湖との再会が嬉しい(相性がいいのよ)。

展望を楽しみ弟子屈の街へ下ります。リーダーがチョイスしたのは蕎麦屋「両国」。人気があるようで駐車場は1台分だけ空いている状態でした。店へ入ると分かれて座って貰えれば大丈夫とのことで、なんとか食べられそうです。
基本蕎麦屋さんですが、丼物もやっています。ユニークなメニューは『そばラーメン』。元々は賄い食だったようですが、今は人気メニュとのことで注文。
出てきた『そばラーメン』はかしわ蕎麦のつゆにラーメンが入っていました。一見地味な組み合わせですが、食べてみると美味しい!何が美味しいかって、つゆが美味しい。そして出汁に使っている鶏肉が結構たくさん入っていて食べごたえがあるのです。細めの麺も妙につゆとあっているから不思議だ。
ざる蕎麦を注文したKさんが食べきれないというので、残りを頂いて食べてみると、歯ごたえがある美味しい蕎麦でした。ここの店で打っている蕎麦だそうです。Hさんの豚丼も美味しそうです。次回があれば、豚丼か蕎麦かで迷いそうだ・・・。
大盛りを頼んだリーダーが珍しく苦戦してます。後で聞くとまるまる2玉麺が入っていたようだった。

名残惜しいですが、昼を過ぎているので、いよいよ帰途に就くことにします。



摩周湖第三展望台。
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真っ青な摩周湖。
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レイクラインが綺麗。
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ススキの穂が揺れる、秋の摩周湖。
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手前に硫黄山(アトサヌプリ)、すぐ後ろにマクワンチサップ山?遠景は藻琴山かなぁ?
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道東の秘湯巡り、なかなか来ることができませんでしたが、幸運なことに身近に温泉好きな仲間がいたのでこうして来ることができました。温泉好きな人は多いものの、ここまで徹底的に温泉三昧できる人たちはそれほど多くはありません。

帰宅は20時、やはり道東は遠いのです。でも、気の置けない仲間との時間が楽しく瞬く間に過ぎていった3日間でした。

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