『なあ、法子。御前の女性として最も大切な秘部の周囲の毛さ、ひと月前くらいに綺麗に剃ったけど、もうこんなに黒く生えて来てるね。俺はこっちの黒く生え揃ってるのが艶やかで好きなんだよね。法子はどう思う？』と妻（法子）に聞いてみた。『そうね、ひと月前くらいは無性に剃りたかったんだけど、現在は剃ること自体が面倒臭くなっちゃってさ、以前のように自然の黒く生えている女性として最も大切な秘部の周囲のほうにするわ。その方が蓮司にも好かれるし、ね』と艶っぽく微笑みながら妻（法子）は応えてくれた。弥生中旬の穏やかな晴天の水曜日の昼下がりである。
