VOL.28-3 私の中での評価が格段UPとなったアルバム～Extreme

Nunoってば,ライブではラフな衣装の時の方が多いよね。

さて、前回書いた『POGRAFFITTI』の記事では、
めちゃ明るいFunkyなノリを持っているバンド、Nunoのギターがかっこいいバンド、
と紹介させていただきましたが、今回の記事では、本当の意味でExtremeファンになったアルバムを、紹介させていただきます♪

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ちなみに、8月30日に1,680円で再発されるみたいですよ（その他のアルバムも）。
で、iTMSでは購入できるし（1,500円）、ヤフオクなんかでも500円くらいで売っている（悲しい）ので、このアルバムは入手しやすいかと。

さて、このアルバム。
３部構成に分かれていて、ある意味ちょっとしたコンセプト・アルバムになるのかしら。
当時、コンセプト・アルバムってHR/HMバンドでは流行みたいな風潮があったしね。
でも、私はあまり歌詞を理解して、歌詞の世界に感動することはあまりなく、
音、リズム、ノリ重視な洋楽リスナーなので、歌詞はこのアルバムに限らず、
ほとんど読み込んでいません。オペマイくらいかな、真剣に読んだの。
ということで、当然、私が昔も今も好きなのは第一部の『YOURS』。

＜必然的に全曲紹介・・・＞
YOURS
1.Warheads　
ライブのOpeningでおなじみのナンバー。
　ちょうど頭１分飛ばすと、ちょうどええところから始まります。
　「ひーずぁーうぉーへっ、しーずぁうぉーへっ！」と叫びましょう。
　Funkさは消えていますけど、めちゃくちゃカッコいい曲や思います。
　マジ、ライブでのかっこよさもあるんで、５つってくらい、好きな曲です。

2.Rest In Peace　
ライブではこの曲の冒頭のストリングスの部分をラジカセから流したり。
　冒頭のNunoのPlayは光りますけど、Middleテンポのまったりとしたナンバー。
　ほんとに、前作では考えられないほど、バカ明るいFunkの香りはせず、
　大人のFunk・・・いや、コーラス・曲重視のアルバムになったなぁ、と感じさせる曲。

3.Politicalamity
ホーンセクションが入ります。でも、前作のホーンセクションの位置づけと違います。
　とても渋い、Nunoのギターまで渋くなっているよ・・・。

4.Color Me Blind　
冒頭のコーラス→NunoのPlayがかっこいい！と思いきや、
　ちょっと、Garyのべたーっとした歌がいまひとつ。。。なのよね。
　サビも含め、ベタな曲だと思います、ま、聴きやすいけど。

5.Cupid's Dead　　
全HR/HMの曲中、1992年の5本の指に入るヘビロテ曲。
　さて、またまたGunsの”Locomotive”を大絶賛した高校時代の吹奏楽部の親友の話です。
　その子が洋楽を聴くきっかけとなったのは、当時（1989～1990年になるのか？）、
　流行っていたジャネット・ジャクソンの”Black Cat”という曲。
　↓このアルバムで聴けます。めちゃ売れたみたいね。

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　「Yumikoちゃん、この曲のギター、キレがあってかっこいいよね！」
　と珍しく、洋楽の話をふってきたので、
　「その人は、Extremeのギタリストで、ヌーノ・ベッテンコートっていう、
　Funkをギターで弾かせたらピカ一なギタリストなんだよ。」
　と軽く教えてあげたら、「そのアルバム、持ってたら貸して！ギターの音にほれた！」
　と食いついてきたんです。ピアノに、バイオリンのお嬢が。。。意外でした。
　とりあえず、”Black Cat”の頃は『POGRAFFITTI』しかなかったので、そちらを貸したんですけど。
　「ノリがよくて、カッコいい♪」と好感触でした。
　その後も「Funkyで、聴きやすいの、貸して！」ということだったので、
　90年代以降のAerosmithやGuns N' Rosesをお貸ししていたりしていたら、
　すっかりハードロックファンになってしまいました、という経緯です。
　大学生になってからも同じバイト先ということもあり、親交が続いていました。
　前置きが長くなりましたが（笑）、大学生になった当時、このアルバムを貸し、
　彼女が大絶賛したのがこの曲のNunoのGuitar Play！
　私も同じく、音とリズムを完全に覚えるくらい大好きで大絶賛のPlayでしたので、
　２人で意気投合！→このアルバムのライブは彼女と２人で行って、めちゃ楽しかったです。
　ラップのところもかっこいいよねー☆ミ

6.Peacemaker Die
Martin Luther King牧師の演説を挟み込んでいたりして、
　すごくメッセージ性の強い曲（なんだろうなぁ）・・・。

mine
7.Seven Sundays
とここからいきなり曲の雰囲気が変わります。落ち着きます。
　前章のざわざわした感じはまったくなく、本当に自分の内面を見つめるかのような
　楽曲が続きます。ちなみにこの曲は３拍子のバラード。

8.Tragic Comic
そういえば、シングルカットされましたね、確か。全体的にアコギです。
　楽曲的にはよくまとまっている曲だと思います。やさしいメロディで。

9.Our Father
10.Stop The World
11.God Isn't Dead？
もう、まとめちゃうけど（笑）。
　この章はリラックスしながら聴くと心地いいことは確かなんです。
　しかし、ライブ映えは、しないよなー。

& THE TRUTH
Everything Under The Sun
12.Ⅰ Rise'n Shine
13.Ⅱ Am I Ever Gonna Change
14.Ⅲ Who Cares？
そして、オルゴールの音から始まるこの章、というか交響曲。
　第一印象はQueenの『QueenⅡ』のWhite Side。
　ExtremeのQueen好きはトリビュートライブ（エリザベス女王が観に来ていたんだよね）
　での演奏でもわかるとおり！（って勝手に結び付けてしまっていますが）
　『QueenⅡ』もブライアンのWhite Side（A面）と　フレディのBlack Side（B面）に分かれている、コンセプト・アルバムのようなもので。
　曲は若干ドラマティックだけど、雰囲気はWhite Sideだなぁと思ったわけです。
　合計21分半！長い！最後の”Who Cares?”なんか完全にオーケストラだもんなー。

と、ちょっとクドくなってしまいましたが、全体的な完成度は2ndなんですが、
この曲が好き！っていうのでは、この『III Sides to Every Story』ですね。

そして、おまけ。
これ（4thかつLast Original Album）も、ヤフオクで叩き売られています。

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このアルバム、リリースが５年早かった。
今までのExtremeを期待して聴いたリスナーは、一気にそっぽを向き、
その後、GaryはVan Halenへ、NunoはソロへとExtreme解散の道を辿ることになる。
面白みや楽しさはほとんどないアルバムだけど、
でも、演奏技術、純粋なロック、というものさしで聴いてみると、
マイク・マンジーニ加入、ってこともあるけど、このアルバムは群を抜いていると思う。

2. Cynical　
これこそ、リリースが早すぎた曲。
　Middleテンポなんだけど、Nunoがこれから演りたい音楽ってのはこれ！っていうんが、
　ひしひし感じられる。Nunoが自分で歌ったほうがかっこいいかもしれない。
　
8. No Respect　
このアルバムに入っている曲にしてはテンポが速い曲。
　ノリは抜群、かっこいいですよ。明るくは無いけど。ドラムの切れがいい。

ギターの音に集中して改めて聴いてみると、いいっすね。

長くなりましたが、Extreme特集、以上です