電子書籍作家 夢野美鈴のブログ

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「福島原発事故 放射能と栄養」

2011年10月19日 11時44分24秒 | 日記

「福島原発事故 放射能と栄養」
白石久二雄:著 ミヤオビパブリッシング:刊


これも私からお薦めする本の一つです。

「この本の著者が日本で唯一の内部被曝の専門家」であるということは、この人以外の学者や官僚が語る安全神話は、全て分からないくせに分かったふりしたインチキであり、我々国民と同じド素人がものを言ってるに過ぎないということになります。
私達の周りには、どれだけこのド素人達の流した言説が、間違いのない権威として流布されているでしょうか?
テレビで言ってる常識を信じている人達に言いたいのですが、そんな何の根拠にも基づかない原発村官僚の流す安全神話を本気で信じますか?

本書の内容を要約すると、カリウムが足りないと代わりにセシウムを摂り込んだり、カルシウムが足りないと代わりにストロンチウムを摂り込んだりするように、きちんと栄養素を満たしていれば放射性物質の吸収を減らし、それだけ内部被曝のリスクを抑えることができるという点に尽きると思います。
私達が普段、被曝に対して何ら配慮しないように見える人が意外に元気だったりするのは、そういう理由なのかも知れません。
従って、放射能を摂り込まないように注意する消極的な策もありますが、同時に必要な栄養素を満たすことで被曝を防ぐ積極的な策もあるということです。
当然両方とも大切であり、栄養を摂ることで被曝しては元も子もありません。
そのため、本書では放射性物質を食べ物から取り除く様々なテクニックが、チェルノブイリでの実際の体験に基づく研究成果として紹介されています。

栄養素の他にもう一つ忘れてはならないのは、食物繊維の存在です。
食物繊維は水俣病で実証されているように、体内の有害物質を排出する働きがあります。
そのためお米は白米より玄米の方がいいと言われてますが、今の情勢を見るととても玄米など食えたものではありませんね。
お米も安全な産地と言えば、九州産の米ぐらいでしょう。
でも九州産の米も、鳥インフルエンザの時にマスクやワクチンが公務員に優先的に買い占められたのと同じ状況が起きており、安全な米は原発利権屋の閨閥に優先的に回されるので、それまで九州の人が普通に食べていた地元の米が食べられない状況も起きています。
戦時中もそうでしたが、特権階級の人はいいですね。
彼らを富ますためにのみ存在する家畜と見なされた我々国民は、所詮この国では汚染された物しか口にできない状況にあるようです。
せめて頭の中までは騙されないよう真実を把握し、本書を買って自分の身は自分で守るしかありませんね。

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