電子書籍作家 夢野美鈴のブログ

美鈴の日常や思ったことを書いて行きます。

あなたの内部被曝

2011年06月20日 13時06分58秒 | 日記
福島2号機建屋二重扉を開放
放出される放射性物質の推計値は18億ベクレル

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110619/dst11061921080017-n1.htm

また水漏れ…汚染水浄化ストップ!
移送先“満杯”再び海に流出も

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110617/dms1106171135003-n1.htm

こんな恐ろしいニュースが飛び交い、福島原発は世界中に汚染された空気と水を垂れ流し続けています。
もはやとどまる所を知らない、止める手立てがない、手の施しようがないといった状態です。
これがメルトスルーの恐ろしさなのでしょう。
いつまでも放射能は出続けるばかりで、この先ずっと止まる見込みがありません。

最近は週刊誌が興味深く、週刊文春でこんな記事を見かけました。
3月15日の東京の空気中に含まれる放射性物質の量を計測したデータがあるそうです。
これによると、空気1立方メートルにつき、ヨウ素1612ベクレル、セシウム270ベクレル、テルル861ベクレルが東京に飛散し、これを吸い込むと1時間に17.1マイクロシーベルトの内部被曝をするそうです。
この17.1マイクロシーベルトというのがどのような計算によるものなのかよく分かりませんが、内部被曝というのは体の中に入るものなので、1時間でいくら浴びたという言い方はできません。
1時間吸い込めば、今後の人生でこれだけ被曝するという言い方はできます。
後者の意味でしょうか?
右側の数字がないので確認のしようがありませんが、ちなみに後者の意味でヨウ素を131、セシウムを137に仮定して計算してみたら、今後の人生で浴びることになる内部被曝の量は、両者だけで軽く20マイクロシーベルトを超えてました。

人間は1日に約20立方メートル強の空気を吸い込むそうです。
その根拠は、ちょっと検索すれば、信頼に足る厚労省の公的資料がいくらでも引っ掛かります。
20立方メートルは、1立方メートルの8000倍です。
17.1×8000÷24=1時間に直すと5700マイクロシーベルトの内部被曝です。
2時間後は11400、3時間後は17100と増えて行き、一日吸えば136800マイクロシーベルトの内部被曝になります。
ああ、私は厚労省にとって大変気まずい数値を公表してしまいました。
これをあなた達は吸ったのですよ。
ちなみにこの日に厚労省で発表された空気中の放射線量は、1時間に2マイクロシーベルトです。
しかし、内部被曝では1時間に5700マイクロシーベルトの放射線を吸い込んだことになるのです。
今後の人生で徐々に浴びて行く量とは言え、外部被曝とは比べ物にならない桁違いな数字です。
私が放射線量(シーベルト)ではなく、空気中に含まれる放射性物質の量(ベクレル)で測定するべきだと主張しているのはそのためです。
えっ、あまりに数値が高過ぎるから、計算が間違ってるんじゃないかって?
確かに先の17.1マイクロシーベルトは、どういう意味合いで言ってるのか不明確な数字です。
分かりました。
空気中1立方メートルにつき、ヨウ素1612ベクレル、セシウム270ベクレル、テルル861ベクレルという数値は確かなのですから、ちなみにこれらが今後体の中で放出する放射線量を20マイクロシーベルトと仮定して計算してみましょう。
結果は大して変わりません。
疑わしければ、ご自分でどうぞ。
大体が水道水が1リットルにつき、ヨウ素131が300ベクレルまでの基準なのですから、1612ベクレルが1立方メートル内の空気に存在することがどれほどの量か、計算しなくても窺い知れるでしょう。
1立方メートルの空気なんてあっという間に吸い終わってしまいます。
私は気が遠くなりました。
上には18億ベクレルとか物騒な数字がニュースの見出しに書いてありますが・・・。


以下は別の記事からの抜粋ですが、5年後の日本で発生するであろう病気のリストと題していたと思います。
被曝量の少ない順に挙げます。

ブラブラ病
疲れ易い、何もやる気が起きなくなってしまうという症状。原因は不明。
胎児への遺伝
奇形、先天性障害の他、IQの低下の可能性もある。
骨粗鬆症
放射性のカリウムが骨に摂り込まれることで、骨を強くする働きが阻害。
早産
チェルノブイリ原発事故現場付近で問題に。早産の結果、未熟児の出生が発生。
死産
流産も含め、チェルノブイリ原発事故現場付近で多く見られたと言う。
不妊症
局所被曝で女性だと3000、男性だと2000ミリシーベルトで発症率が高まると言われている。
白内障
局所被曝で5000ミリシーベルトで発生の可能性が。原因・メカニズムについては不明だと言う。
骨髄異常
大量被曝により発生。その結果、白血球の減少が起こり、感染症も起きうる。
白血病
400ミリシーベルトで発生の可能性が。胎児の場合は10ミリシーベルトとも。
心筋梗塞・虚血性心筋症・脳梗塞
100ミリシーベルト以下でも浴び続けることで、5年後、10年後になって血管系の病気が起きていることが、広島・長崎での原爆被爆者の追跡調査をした結果分かった。原因・メカニズムについては不明。
※注釈 広島の地下水は現在も汚染されており、膠原病等の原因不明とされる難病の原因になっているとも言われる。

ヨウ素が集まる甲状腺への癌が多いが、その他の癌も発生する。
※注釈 福島原発周辺住民は、事故直後に喉の右側が腫れている人が多かったという記事を他で見た。
死亡
1000000ミリシーベルトは即死。10000ミリシーベルトでも全身照射の場合、1~2週間でほとんどが死亡。4000ミリシーベルト以上だと50%が死亡する。


これから先の日本で、最初に直面する現象は急速な老化でしょう。
それは髪の毛に顕著に現れます。
次に起こる集団的な現象は、恐らくブラブラ病と呼ばれる奇病だと思います。
いきなり白血病や癌ではなく、無気力になって動けなくなるブラブラ病に罹る人が増えるでしょう。
福島原発を中心として、それは徐々に放射状に広まり、一つの社会現象になると思います。
その時にはきっと、クビをリストラ、乞食をホームレス、離婚歴をバツイチと言葉をすり替えたように、ブラブラ病も違う名前にすり替えられ、まるで放射能とは無関係という印象を国民に与えようとするでしょう。
しかし、このブラブラ病はやがて国民病となり、国民の約8割が罹るのではないかと私は見ています。
なぜなら、私達は空気の外へ逃げることができないからです。
こうして今この瞬間も、刻一刻と放射性物質を体内に吸い込み、体に蓄積していることは事実だからです。
その事実から逃れられる人がどれだけいるでしょう?
私達は放射能が恐いと言って会社を休むことは許されません。
政府は経済が崩壊することを恐れて関東の住民を避難させませんでした。
その代償は必ず来ます。
遅かれ早かれ日本人の大半がブラブラ病に罹り、日本の経済は崩壊するのです。
これを読んでいる官僚の皆様は、今からお金を貯めて日本を脱出する準備をなされているようですね。
官僚にお金を献上し続けた国民は、搾り取られた抜け殻となって見捨てられる未来が待ち受けています。
神様が用意した素晴らしいハッピーエンドです。
私が神様だったら、こんな惨たらしい物語はとても創れません。

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