夢木香のブログ

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子どもたちの未来へ 夢のある住まいを ⑦

2010-07-28 05:48:31 | インポート

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 パネルディスカッションは池田氏、増田氏の他に4名の方々にご参加いただきました。

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 熊本大学工学部建築学科准教授 桂 英昭氏は国産材を使用する

活動を続けてこられた、伝統構法を認め、自らも設計されているが、

他にもユニークな木材の使用例を紹介され、自ら手がけられた

施設の紹介をしていただきました。ひょうひょうとした語り口の中に、

木へのこだわりが感じられました。

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 すまい塾古川設計室㈲代表 古川 保氏は別のイベントに参加後

来場していただきました。最初に遅れてすみませんのスライドが

用意してありました。伝統構法の住まいづくりを手がけておられますが、

枝つきの丸太を子ども部屋に使用して、木登りにつかいいらなくなったら

切っていいという発想を紹介いただきました。

出来るだけ地元産材を使いながら、機械設備を使わない本当のエコな

住まいづくりを紹介いただきました。

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 お二人とも熊本に住み、熊本県産材の活用に取り組んでおられます。

 講演会すべてに対するアンケートの言葉です。

・普通ではお会いできないような先生方の貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。

・文化を継承することの重要性を再認識いたしました。

 大変感激いたしました。

・100年後、200年後の子孫に誇れるものを残したいです。

 今ある伝統構法、伝統、文化をとても温かい先人の贈り物だと感じました。

・伝統技術の構造説明が初心者にとっても分かりやすい講演でした。参考になりました。資料の建築物の写真は素晴らしいと思いました。実際に見たいと思いました。素敵な建築物を見るとワクワクします。将来は伝統建築の普及に携わりたいです。

 講師の先生と会場の皆様の共鳴する心が伝わり、心温まる講演会でした。

                   代表 松尾


子どもたちの未来へ 夢のある住まいを ⑥

2010-07-26 07:36:19 | インポート

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 パネルディスカッションは池田氏、

増田氏の他に4名の方々にご参加いただきました。

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 佐賀大学農学部生物環境科学科准教授 五十嵐 勉氏は

佐賀県唐津市相知町蕨野で、若者を含めた地域の人々とともに、

イベントなどをつうじて、都会の人々との交流を深め、

棚田の保全活動の事例を紹介いただきました。

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 九州国立博物館ボランティア展示解説員 井手 良治 氏は

ボランティア活動をつうじた経験や活動をお話いただくとともに、

旧長崎街道八戸にある約築140年の古民家再生にいたった経緯や感想、

住み心地をお話しいただきました。

夢木香が再生工事に携わらせていただきましたが、

井手家の兄弟の人々はとても仲が良く、

井手氏は「ボランティア活動はいままでお世話になった社会への恩返しです」

という言葉を常に口にされます。

「家、家をもって家となさず、続くをもって家となす」

という言葉があるようにつづいてゆく家の共通点は、

池田氏の言われる文化の伝承にあると思いました。

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 講演会すべてに対するアンケートの言葉です、

・日本の心を改めて考え直す講演会でした。

・これらの知恵を浸透させるには、若年層からの教育、目先だけの便利さの危うさ

  に気付くところから始めなければならないと思いました。

・実際古民家を再生され生活されている井手さんや、農家で生活されている体験談を聞くことができて良かった。

・誘われて参加しましたが思いがけず興味深いお話が聞けました。有難うございました。

・池田先生の「近代文明を批判する目を持たねばならない」という言葉が身に沁みました。

・伝統構法は十分新しい建築につながるものと確信しました。文明から文化へという考え方は目からうろこでした。自分自身の発想も文化重視へ移行中です。

 

・思いやイメージとして「伝統文化」の伝承が重要と考えていましたが、これから益々実践しなければならないと思いました。具体的な活動として頑張りたいと思います。

 いろいろの気づきをあたえていただく講演会でした。

                         代表 松尾


子どもたちの未来へ 夢のある住まいを ⑤

2010-07-25 05:28:23 | インポート

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 増田一眞氏の奥様も会場においでいただいいていました。

帰京後お手紙をいただきました。

その一文を紹介いたします。

 池田先生の文化と文明のお話は、私にもわかり易くいい勉強になりました。

日本の建築の頂点を極めた方が、文化というものがどんなに人々の心に

大切なものかを知り、超高層からかやぶきへと心を移され、

日本の文化の心を日常として暮らしていらっしゃることに、

主人も私も尊敬の念をいだきました。

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 私は、住まいづくりは縁づくりだと思います。

 縁尋奇妙

   いい縁がさらにいい縁を訪ねて、その発展の仕方が実に奇妙である。

 いいご縁のひろがりに感謝いたします。 

                   代表 松尾


子どもたちの未来へ 夢のある住まいを ④

2010-07-23 05:22:45 | インポート

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 池田武邦氏による講演の内容は、自らの経験から得た、文明と文化論でした。

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 文明  文化

 普遍  固有

 優越  対等

 創造  伝承

 欲望  知足

 人間  自然

 世界の文明は、普遍性を求め、多くの国が近代技術文明を追い求めてきた。

日本も明治以来、近代化を進め戦後は世界に冠たる経済大国に発展した。

常に創造することを求め、創造する国、人に富が集中し、富の高で優越がつけられ、その欲望にかぎりはなく現代も競争を強いられている。また、人間を中心におき、自然を人間の力で変えられるとの考えで文明は進歩してきた。

 しかし、なおざりにしてきた文化には、国や土地により固有のものがあり、

そこに暮らす文化を共有する人は対等である。人々は独自固有の文化を子や孫に伝承しながら暮らしを営んできた。自然の恩恵に感謝し、足るを知るという美徳を備えていた。

 弱者を救済する文明は尊重しながらも、近代科学文明の反省するべき点は反省し、先人たちが培ってきた文化を見直す時代に来ている。

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 以上のような内容だったと私は理解しました。

人それぞれにとらえ方は違うと思います。

昨日のアンケートの残りの言葉を紹介いたします。 

・素晴らしかったです。いまだに欲望の先の破滅に向かっている福岡でも、

 ご講演いただけることを願っております。

・先生の話をとても興味深く聞かせていただきました。私も茅葺で囲炉裏の

ある家に住みたいと思いました。

・雪の日の出来事は啓示のようなものだったのでしょうか。私は15年前、

 40歳の時、地球環境への気付きから「建築」ができなくなった経験が

あります。これから、文化、伝統の視点から改めて「建築」に取り組んで

参りたいと思います。

・日々の技術革新がもたらすものとそれによって失っていくものが

何であるかを哲学的な観点から理解できた。建築技術者として何が良くて

何が悪いかというのは、その場その場、また価値観によって決定しづらい

と思うが、全ての事において疑問を持つことが重要であると理解できました。

・紙面やTV等で拝見するより、迫力のある講演は感動いたしました。

 まだまだ若輩者ですので、先生のお話を今後も伺わせていただきたいと

 思います。

・文明と文化、これからの住居について、本当に大切にしていかなければ

いけないと思いました。多くの方に早く伝えなければと思います。

・今、古民家に住んでいますが、大切に手を入れていきたいと思います。

・最高に良かった。茅葺の自宅へ是非訪問したいと思いました。

 私も超高層に関わって人の住処として疑問を持ちました。

・建築に関わる者として忘れてはならない大切な視点を教わったと思います。

 伝統木構造は「文化」の考えを持った建築ですが、「文明」を否定する目を

 養いながら建築に関わっていきたいと思います。

・先生の生き方・人生そのものが宇宙を感じたお話の内容で、感動を受けました。家づくりを考えている1人ですが、日常の自分磨きをしないといけないなと感じます。いろんな想いに気付かせていただきました。

・飄々とした中に戦争を生き抜いたたくましさを感じました。

 大変素晴らしい生き様に感動しました。

・「建築が人間をつくる」本当に感動しました。 

 伝えていくことの大切さ、しっかり受け止めました。

・文化と文明の比較論、すごく分かり易く、86年間の人生体験からの熱い

 話に感動しました。私もクーラーのない暮らしを実践していきます。

 人々の感動の声を聞く、これも人生の楽しみのひとつです。

素晴らしい講演ありがとうございました。

                   代表 松尾


子どもたちの未来へ 夢のある住まいを ③

2010-07-22 03:02:49 | インポート

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 池田武邦氏による「超高層から茅葺へ」からの講演も

人々に感動をあたえる講演でした。

 以下のアンケートをお読みいただけば伝わるものがあると思います。

・「文化」の考え方、全く同感です。

・心から共感しました。

古民家再生を仕事にさせていただいていますので、ますます頑張りたいと

思います。

・文化を継承することの重要性を再認識いたしました。

大変感激いたしました。

・100年後、200年後の子孫に誇れるものを残したいです。

 今ある伝統構法、伝統、文化をとても温かい先人の贈り物だと感じました。

 

・欲望は、非常に危険なものだと初めて気付いた。

 哲学を根本的に見直さないと破滅しか待っていないということがわかった。

・池田先生の体験談、人生論が大変興味深く聞かせていただきました。

 今後とも、建築文化を継承していきたいと考えます。

・すごく心に響く体験談だった。

 現代の価値観を越えて、日本の真の豊かさを実現するための心の持ち方を

教えてもらっているようだった。

・非常に感銘して聞かせていただきました。

 先生の茅葺の家も是非見てみたい気持ちになりました。

・文化と文明の違いのお話、目からうろこでした。

 人生経験豊かな先生のお話、また聴講の機会があれば嬉しいです。

・文化と文明の違いがよくわかりました。

 今後の生き方に参考したい。

・文化と文明の違いが自然と人間につながったことに納得しました。

 もっと日本の文化に目を向けてみようと思います。

・文化・文明という観点から住宅について、考えたことがなかったので、

 とても新鮮でした。

・実にすばらしい伝統文化論に目が覚めました。

・西日本新聞の聞き書きシリーズをとても楽しく読ませていただきました。

 先生のお話はとてもわかりやすくて良かったです。

・先生のエネルギーには感服致しました。

 病院の管理職をしていますが、医師、医局員向けに講演をお願いできればと

 勝手に考えています。

・池田先生の「近代文明を批判する目を持たなければならない」という

 言葉が身に沁みました。

・東京から来ました。現在の文明社会の中で最近自分自身がしっくりいっていないことがここで明らかになりました。目からうろこの今日のお話を明日から、周りの皆に伝えたいと思います。

戦争の話も含めて、もっともっと沢山の人達に聞いて欲しい講演です。文化の再考をする契機のみならず、私自身のあり方の道標を作って下さり有難うございました。

まだ多くのお言葉をいただいていますが明日紹介いたします。

                   代表 松尾