パネルディスカッションは池田氏、増田氏の他に4名の方々にご参加いただきました。
熊本大学工学部建築学科准教授 桂 英昭氏は国産材を使用する
活動を続けてこられた、伝統構法を認め、自らも設計されているが、
他にもユニークな木材の使用例を紹介され、自ら手がけられた
施設の紹介をしていただきました。ひょうひょうとした語り口の中に、
木へのこだわりが感じられました。
すまい塾古川設計室㈲代表 古川 保氏は別のイベントに参加後
来場していただきました。最初に遅れてすみませんのスライドが
用意してありました。伝統構法の住まいづくりを手がけておられますが、
枝つきの丸太を子ども部屋に使用して、木登りにつかいいらなくなったら
切っていいという発想を紹介いただきました。
出来るだけ地元産材を使いながら、機械設備を使わない本当のエコな
住まいづくりを紹介いただきました。
お二人とも熊本に住み、熊本県産材の活用に取り組んでおられます。
講演会すべてに対するアンケートの言葉です。
・普通ではお会いできないような先生方の貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。
・文化を継承することの重要性を再認識いたしました。
大変感激いたしました。
・100年後、200年後の子孫に誇れるものを残したいです。
今ある伝統構法、伝統、文化をとても温かい先人の贈り物だと感じました。
・伝統技術の構造説明が初心者にとっても分かりやすい講演でした。参考になりました。資料の建築物の写真は素晴らしいと思いました。実際に見たいと思いました。素敵な建築物を見るとワクワクします。将来は伝統建築の普及に携わりたいです。
講師の先生と会場の皆様の共鳴する心が伝わり、心温まる講演会でした。
代表 松尾