近所の友達が
「兄さん、うちの前を素通りしたらいけんがぁ。今、イノシシ捌きよるけん、
ビール飲みにちょっとおいでや~」
「うわぁ、疲れとるんやけど、ま、ちょっと行こか」
行ってみると・・・なんと!?
100Kgはあるイノシシの解体中でした。
私は、初めてみました。
解体の途中、
「兄さん、ちょっと肉焼いて食べてみる?」と
ちゃちゃっと切り分けでいきます。
「あんた、何でもできるねぇ」と感心することしきりです、
塩コショウだけで味付け。
庭先の柚子を取って果汁を絞って食べると、とてもおいしかったです。
イノシシの肉は、臭いという人がいますが、
新鮮なうちにきれいに血抜きすると全く臭いはありません。
春先のサカリが付いたオスのイノシシは、フェロモンが出てるので肉も臭いとか、
解体するときには、膀胱を裂かないようしないといけないとか、
猟に関するいろんな話に感心してると、
兄さんもぜひ猟友会にとお誘いを受けましたが、
私は狩猟免許も持ってないし、もちろん猟銃も持っていません。
入るかどうかは別にしても
また獲れたらお誘いしますとのこと(^^ゞ
雉やみかん畑にいるヒヨドリは旨いとか、スッポンもおいしいし、ハクビシンもおいしいよ。鹿も旨いとか。
こいつら、なんでも食ってるな。
生肉も旨いけど、時々、当たるらしいです(^^ゞ。
ほんとに頼もしい奴らです。
サバイバルしたら、絶対に生き残るなと思いました。
上一息入れたら、また解体。
手なものです。
見る見るうちに骨だけになりました。
何もできない私は、家からコンパネを提供してあげることにしました。
飲んだり、食ったり、捌いたりして、
11時ころに、ロースやバラ、ハラミ、モモなどの部位ごとにきれいに切り分けられました。
コンパネ一杯に並べられた肉は、てもたくさんで驚かされます。
この猟友会は、それぞれの部位ごとに参加人数で公平に分けて持って帰るのがルールだそうです。
私は、一人だからいらないと言ったのですが、
今日から仲間やからと、買い物袋2つ分の肉をいただきました。
軽く10Kgは超えてます。
おまけに、兄さんにはこれもあげると、スペアリブ(あばら骨)もたくさん切り取ってくれました。
こんなにたくさんどうしょうと戸惑いながらも
ひとまず屋外の冷凍専用庫に入れました。