バンタム級

昨晩やっとビデオ録画した、日曜日に行われたＷＢＡ世界”ミニ”バンタム級戦を観ることが出来ました。

試合内容はともかく、亀田興は”うまく”戦ったと思います。

しかし、とても”世界バンタム級タイトルマッチ”といえる内容ではなかったと思います。

この所、日本、東洋、世界と”王座決定戦”が非常に多いですね！

”王者の交代激ー！”これがタイトルマッチの醍醐味なのではないでしょうか！？

しかし、この試合を観て、一つ安心したことがありました。

それは、けっしてコンディションのよくないムニョスが最後まで試合を”投げなかった”こと！

私はロートル元王者にありがちな、途中で”棄権”または”寝てしまう”ような行為がなかったことがとても嬉しかった！


以前も書きましたが、日本人の”世界バンタム級チャンピオン”は非常に少ない。

私がボクシングに狂いだしたのが’７７後半。

私が初めて観た（テレビで）、日本人が挑戦した世界バンタム級戦は、それから２年半後の、ＷＢＡ世界バンタム級タイトルマッチ、ホルヘ・ルハン（パナマ）ＶＳ磯上秀一（真闘）だった！（当時は世界バンタムは高い所にあり、日本人は中々挑戦出来なかった！）

無骨なファイター磯上も期待されたが、蓋を開けてみたらルハンの一方的な試合で９Ｒ・ＴＫＯ負けの結果であった。

あのルハンの美しいテクニカルなボクシングには本当に魅了された！

その試合から３ヶ月後に、今度はＷＢＣの世界バンタム級タイトツマッチを観ることが出来た！（テレビで）

ルペ・ピントールＶＳ村田英次郎（金子）の一戦！

”殺人パンチャー”ピントールと真っ向から打ち合い、１５Ｒ引き分けの死闘ー！

本当にこの試合には”魅せられた！””感動した！”

この試合を観て、私は金子ジムへの入門を決めた！

　

’８０代前半、”東洋バンタム級”は村田先輩の一人舞台であったが、

’８０代前半～’９０代にかけて日本バンタム級タイトルをかけた戦いは本当に面白かった！好カード続出！

私が好きだったのは今里光男（トーアＦ）チャンプ！

ブルース・リーを意識したヘアースタイルで変則的なファイター。

よく金子ジムで村田先輩とスパーリングをしていたが、凄い闘志！火の出る様なスパーだった！

日本バンタム級タイトルマッチは殆ど後楽園ホールで生観戦をした。

今里光男ＶＳ磯上秀一戦（２戦共）
今里光男ＶＳ田口誠（金子）戦　（田口先輩、残念負）

今里光男ＶＳ西村貴晴（金子）戦　（西村先輩新チャンプ！）
今里光男ＶＳ杉本光一（Ｇツダ）戦　（前座で飯田出場）
今里光男ＶＳ島袋忠司（石川）戦
今里光男ＶＳ高橋直人（アベ）戦（２戦共）
島袋忠司ＶＳ高橋直人（アベ）戦
岡部繁（セキ）ＶＳ辰吉丈一郎（大阪帝拳）戦

以上の試合は全て生観戦したもので、全てが”ＫＯ決着”である！

本当に”マニア”が泣いて喜ぶ好カード、名勝負が多かった！

日本タイトルマッチは本当に面白かった！


”視聴率”ありきのテレビ局、”作られた試合”ではなく、どうか”本物”を見せて下さい。


以下、歴代日本バンタム級チャンピオン

代 名前 所属 在位期間 防衛回数

初 堀口宏 帝拳 1947年8月29日 - 1948年1月16日 0
2 花田陽一郎 堀口 1948年1月16日 - 1948年4月11日 0
3 堀口宏 帝拳 1948年4月11日 - 1949年12月15日 3
4 白井義男 シライ 1949年12月15日 - 1951年3月17日 3
5 永島秀政 東亜 1951年3月17日 - 1951年9月20日 0
6 白井義男 堀口 1951年9月20日 - 1952年8月25日（返上）0
7 堀口宏 堀口 1952年9月23日 - 1954年7月27日（返上）8
8 小室恵市 青木 1954年9月27日 - 1955年4月19日 1
9 大塚昌和 オール 1955年4月19日 - 1955年6月28日 0
10 小室恵市 青木 1955年6月28日 - 1956年7月8日 2
11 ダニー・キッド 比国1956年7月8日 - 1956年8月20日 0
12 大滝三郎 オール 1956年8月20日 - 1957年8月25日 2
13 石橋広次 AO 1957年8月25日 - 1961年2月1日 5
14 山口鉄弥 新和 1961年2月1日 - 1961年12月14日 1
15 永田耕造 野口 1961年12月14日 - 1963年7月5日 1
16 芳賀勝男 暁 1963年7月5日 - 1964年3月19日 0
17 高見達也 東京ボーリング 1964年3月19日 - 1964年7月10日0
18 芳賀勝男 暁 1964年7月10日 - 1965年6月10日 1
19 山上哲也 木村 1965年6月10日 - 1966年4月8日 0
20 斎藤勝男 暁 1966年4月8日 - 1967年3月19日 0
21 牛若丸原田 笹崎 1967年3月19日 - 1967年9月14日 0
22 高木永伍 アベ 1967年9月14日 - 1968年10月24日 2
23 牛若丸原田 笹崎 1968年10月24日 - 1969年11月26日 1
24 内山真太郎船橋 1969年11月26日 - 1970年12月9日 2
25 大木重良 青木 1970年12月9日 - 1971年2月10日 0
26 内山真太郎 船橋 1971年2月10日 - 1972年11月11日 3
27 黒沢元三 野口 1972年11月11日 - 1973年2月26日 0
28 内山真太郎 船橋 1973年2月26日 - 1974年9月（返上） 1
29 沼田久美 新日本木村 1974年12月1日 - 1977年1月29日 3
30 岡部強 福岡中央 1977年1月29日 - 1977年5月16日 0
31 沼田剛 新日本相原 1977年5月16日 - 1978年8月25日 2
32 新鬼丈 広島三栄 1978年8月25日 - 1978年11月25日 0
33 阿南弘生 小島 1978年11月25日 - 1979年7月16日 0
34 ハリケーン照 石川 1979年7月16日 - 1980年1月28日 1
35 石垣仁 ヨネクラ 1980年1月28日 - 1980年5月3日 0
36 ハリケーン照 石川 1980年5月3日 - 1981年10月5日（返上）4
37 磯上修一 辰東 1981年10月6日 - 1983年4月28日 5
38 今里光男 トーアF 1983年4月28日 - 1984年11月4日 4
39 西村貴晴 金子 1984年11月4日 - 1985年2月5日 0
40 杉本光一 グリーンツダ 1985年2月5日 - 1985年5月2日 0
41 今里光男 トーアF 1985年5月2日 - 1987年2月1日 3
42 高橋直人 アベ 1987年2月1日 - 1987年10月3日 1
43 小林智昭 角海老宝石 1987年10月3日 - 1987年11月5日（返上）0
44 島袋忠 石川 1988年1月24日 - 1988年1月25日（返上） 0
45 田中小兵太 新和川上 1988年7月11日 - 1988年12月22日 1
46 島村聡一 角海老宝石 1988年12月22日 - 1989年3月20日 0
47 尾崎恵一 オサム 1989年3月20日 - 1989年6月12日 0
48 クラッシャー三浦 国際 1989年6月12日 - 1990年2月17日 1
49 岡部繁 セキ 1990年2月17日 - 1990年9月11日 1
50 辰吉丈一郎 大阪帝拳 1990年9月11日 - 1990年10月（返上）0
51 尾崎恵一 オサム 1991年4月13日 - 1991年6月30日 0
52 薬師寺保栄 松田 1991年6月30日 - 1991年12月2日（返上）1
53 山岡正規 トクホン真闘 1992年3月7日 - 1992年6月6日 0
54 グレート金山 大関マキ 1992年6月6日 - 1995年2月28日7
55 川益設男 ヨネクラ 1995年2月28日 - 1996年12月6日（返上）5
56 松島二郎 ヨネクラ 1997年3月25日 - 1998年1月27日 1
57 大和心 帝拳 1998年1月27日 - 1998年11月20日（返上） 2
58 西岡利晃 JM加古川 1998年12月29日 - 1999年12月19日（返上）2
59 仲宣明 尼崎 2000年3月4日 - 2002年11月30日（返上） 7
60 サーシャ・バクティン 協栄 2003年2月17日 - 2006年3月10日（返上）9
61 池原信遂 大阪帝拳 2006年6月11日 - 2006年7月24日（返上）0
62 三谷将之 高砂 2006年8月27日 - 2008年2月24日 3
63 大場浩平 大一スペースK 2008年2月24日 - 2009年12月（返上）5
64 安田幹男 六 2010年3月7日 - 2010年6月20日 0
65 山中慎介 帝拳 2010年6月20日 - 現在 0