ツアコン コボレ話 その１８ 修学旅行実施会社

今回も修学旅行ネタをひとつ。
（なんかこうして見てると修学旅行ネタが多いな）
修学旅行の実施業者のお話です。

修学旅行って一つの学校で年一回。しかし、旅行会社にとっては　一つの学校で数年に一回というペースでやってるんです。一部独占もあるけど。

修学旅行ってのは　不景気な中　毎年実施され、一度に何百名の集客ってことで　旅行会社としてもどうしても欲しいというか　押さえておきたい旅行の一つなのです。

よくあるのが　旅行会社の順番製。
一つの学校が　３社くらいの旅行会社を囲い　順番に回してゆく方法。
殆どが　これに当たります。
今年はＡ社。来年Ｂ社。再来年Ｃ社。その次はＡ社っていう風にね。
これだと、先生方もやりやすいのです。いちいち今年は・・・なんて考えなくていいからね。今年はＡ社さんだから・・・っていう風にほぼ丸投げ状態。まっその順番に入っている旅行会社もまず何年かすれば旅行が回ってくるから安心でいられるってのもあるし。
まっ生徒にとっては　実施旅行会社によって　旅行の内容の良い悪いが決まってしまう為、可哀想な部分もあるのですが・・・・。
旅行会社によって　手配業務が強い弱いってあるからね。しかし、旅行会社は民間企業。競争の原理が働きます。その３社の一角を崩そうと　あらゆる手を使って　その一角に入る為に　裏工作を働きます。まっそれは次回のコボレ話として・・・。

他の修学旅行業者決定の方法としては、最近の高校生の旅行に多いコース別。３班に分かれ海外組・国内１班・国内２班というような場合は全部違う会社が請け負いをするとか・・・・。
また、中には極マレですが、同じコースでバス１０台いるとすれば、半分半分で２社の旅行会社が請け負うとか・・・・。

あとは競争見積もり。これは　旅行会社が一番嫌う方法。学校というのは地域に密着しているという表向きもあり、大っぴらに　競争見積もりってのは　やってしまうと「大ひんしゅく」なんですが。