中野好明のゴルフ-グリーンサイド

ゴルフ リポーター歴35年の中野好明が思いつくままに話す独り言

ヘッドの顔はまちまち

2008年03月21日 12時57分09秒 | Weblog

前回、めざせシングルの収録で茨城県、潮来インター近くののコースですが、
 セントラルゴルフクラブ・ニューコースにお邪魔したとお伝えしましたが、
今回も、その続きとなります。

番組の収録は、毎回1日に2本分の収録となり、2人の出演者がいるのですが、
 時には、若い方々、或いは女性の登場もいいだろうという、
御意見もあるのですが、

番組の趣旨は、仕事を持った成人の方が、少ない時間でどんな工夫をしながら、
 シングルを維持、もしくはシングルになったかを紹介するものですから、
出演する方々は、どうしてもある程度の年齢の方になってしまします。
 でも、ある程度の年齢になって努力してる方だからこそ聞ける目からうろこの、
良いお話が聞ける場合が多いのです。

今回の、お二方もそんな方々で、お一人はゴルフのクラブ作りの職人、
 もうお一人は、ゴルフコースの関連会社に入り、ゴルフの虜になったそうで、
やがて使うクラブに凝りはじめ、クラブのヘッドこそは作りませんが、
 ヘッドとシャフトを別々に買い込んで、その組み合わせを楽しむように
なってしまたとの事。

番組の収録は、出演者の普段の練習方法の紹介、それに3ホールの実践プレーと
 進んでいくのですが、ディレクターはより良い映像を撮ろうとするので、
ホール全体が良く見える所にカメラを置くなど工夫するので、撮影の準備が
 出来るまでどうしても時間がかかってします。

御存知のように、ゴルファーはクラブを持つと普段落ち着いた方でもせっかちに
 なる方が多いのです。
ティーグランドに上がったら、1秒でも早くボールを打ちたくなるのが普通です。

しかし、このめざせシングルの撮影では流れるような作業で撮影は
 進んでいく訳にはいかず、お待たせする事で出演者の心のコンディションを
崩している事は間違いありません。

そこで私は、その撮影の待ち時間に世間話をして、出演者の心をほぐし、
 「早く打ちたい」そんな気持ちを忘れていただこうとしているのですが。
今回の世間話は、お二人ともクラブ作りが出来る人、そう思ったので、
 私が話した事は。

「2月の事なんですが、クラブメーカーのテーラーメイドの新製品の発表会に
 行ったのですが、そこにサプライズゲストとして、その会場に契約プロである
青木功が、事前発表がなく突然、登場したんです。

その青木プロにも、「今回、発表クラブの特性などを聞いてください」 と、
 出席してる記者の方々は頼まれたのですが、突然の事、それに世界に青木に
つまらない質問は出来ないと、皆さん躊躇してるんです。

それで私、場つなぎの質問のつもりで、
 「青木さん、昔のパーシモンヘッドのクラブの頃は、ヘッドの形、顔で、
クラブ選びをしていましたが、
 今は、メタル時代、どのクラブも顔が同じで、どうやってクラブを選んでいるの
ですか」 
 そう質問をしたのです。

すると青木プロは、
 「何言ってんの、確かに、最近のクラブは鋳型に入れてヘッドを作るけど、
そのヘッドを良く見ると、おんなじものは一つもないよ。

ヘッドを作る機械も、調子が良い時も悪い時もある、それでおんなじもは、
 出来ないもんだ」
そう青木プロが言うものですから、また、青木プロ特有の屁理屈を言って、
 おおぜいの記者の前だから、困らせてはいけないと思い、
これ以上突っ込んだ質問は止めたんですが、

メタルヘッドは同じ機械で作っても、まったく同じもは出来ないんですか」
 20歳の歳からクラブ職人をしてる出演者に聞いてみたのです。
すると、
 「確かに、その通りなんです、機械も動かし始めと仕事の終る時間とでは
多少の違いが出来てしまい、夏や冬、外気の温度差でも、素人の方では
 見えない細かの違いはあるんですよ」

といった私には信じられない答えがあったもので、撮影が午後に入り、
 やはり自分でクラブ作りをしてしまう、もう一人にも同じ質問をしてみると。
「そうなんです、メタルヘッドでも、顔の違いはあるんですよ。
 それに、そのヘッドに、どの角度でシャフトを差し込むかで顔の様子が変わります。

また、細いシャフトか太いシャフトかでも、顔の眺めも変わりますし、メタル時代でも
 同じクラブはない、そう思えるからクラブ作りは楽しくてしょうがないのです」
今回の撮影はゴルフというスポーツは如何に広範囲の楽しみ方があるのかを
 再確認をした一日でしたが、
お二人のクラブ、決して新しいものではありませんでしたが、
 その手入れが素晴らしく、帰ってから自分のクラブを磨いてしまったのです。
 

 

 


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