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yesterday...
just a photograh of yesterday...

Henri Cartier-Bresson (Pick up!! No.2)

2005年01月06日 | Pick up!!
アンリ・カルティエ=ブレッソン。
この名前を知らない写真家はいないだろう。“決定的瞬間”という言葉に象徴されるブレッソンこそ、写真が芸術表現であることを照明した最初の人だったように思われる。
「撮影とは認識である」と語るブレッソンにとって、写真は視覚的言語でもある。そして、カメラという日常の道具が世界を問い、人類の価値を共有しうることを教えた人であった。われわれはそこで人間の位置、そして写真の意味を真摯に学ぶことになるだろう。

1908年フランスに生まれる。
1927年から一年間アンドレ・ロートに絵画を学び 、その後1929年までケンブリッジ大学に在籍。アフリカの象牙海岸で一年過ごした後、フランスに戻り写真を始める。
1932年、それまでの作品を写真集と展覧会で発表。1934年、民族学調査隊に加わり一年間メキシコで過ごしたあと、アメリカに移り映画を学ぶ。ドキュメンタリー映画のプロダクションでジャン・ルノアールのもとで働き、後に独立する。
1940年から43年までドイツ軍の捕虜になるが、脱走に成功し、フランスのレジスタンス活動に参加。その後ドキュメンタリー映画『ル・ルトゥール』を制作する。
1947年、キャパらと写真家集団『マグナム・フォト』を設立。
1948年から50年まで東アジアに滞在し、写真活動を行う。
1952年写真集『決定的瞬間』を発表し、世界中の写真家に大きな影響を与えた。1955年パリを皮切りに世界中で回顧展が開催された。
1966年よりマグナムの寄稿写真家になる。
1969年から70年までアメリカのテレビ局の為にドキュメンタリー・フィルムを制作。1970年代半ばより、デッサンや絵画に時間を費やすようになり、1975年初めて絵画の展覧会を開催する。1987年には、ニューヨーク近代美術館で大規模な写真展が開かれた。
1999年、新作を含む写真展『ランドスケープ/二度とない風景』を東京で開催。
2003年パリにて大回顧展を開催し、集大成の写真集も出版。同時期にアンリ・カルティエ=ブレッソン財団を設立。
2004年8月3日9:30AM南フランスの自宅にて死去。95歳

アンリ・カルティエ=ブレッソンさん。
N.Yに僕が滞在した時に形上さんに刺激を受けて、好きになってしまった写真家でございます。

一枚の写真から、それを見る人に何かメッセージを訴えかける…。
そんな写真とれたらどんなに素晴らしい事でしょうか。
元々、絵画をやっていたらしく、ため息がつくほど写真の構成が素晴らしい。

モノクロ写真も味があって、本当にいいものだなっと思わされます。
因みに、イラクでの写真も撮っていたみたいです。
昨年、他界されたようで非常に残念ですね。 
この人の写真展を心待ちにしています。今一番行きたい展覧会だな。

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