トンデモ八分@謎学の日々

気が向いた時に、いろんな謎や秘密を考えてみたい(とうぶん仮)

トリックスター

2005-02-16 11:56:41 | 勝手にキィワード
昨日、記事を書いたあと、頭に浮かんだのがこの言葉、「トリックスター(trickster)」。
トリックスターとは、さまざまな民族の神話や昔語りに登場する人物の類型で、世の中や秩序をかきまわし、ひとを騙し、詐欺まがいの策略で権力者を陥れ、時には英雄視され、無邪気な性格を愛され、賞賛を浴びることもあるが、ついにはより無知な大衆からかえってバカにされる存在である。
トリックスターについては、グーグルでぐるぐるしたなかではこのサイトがわかりやすく記している。
トリックスター(trickster)
日本でいえば、戦国時代に室町将軍を暗殺し、大仏を焼き討ちし、信長に時には恭順しながらついには反抗して滅ぼされた松永弾正という人物がいたが、彼は一方では、その後の城郭の主流となる天守閣の発明者であり、またさまざまな天下の名品の所有者、愛玩者でもあった。また彼は無類のセックス好きで、誰かと面談しているときでも不意にもよおしてくると、女を呼び寄せ衝立のかげでしたという話もある。
このような人物は、どんな場所、どんな時代でも途絶えることなく出現する。
トリックスターは、誰のこころの奥底にも大なり小なりある心理であるという説もある。
近年で言えばアサハラショーコーなんかもそうかな。
ともあれ、大衆はトリックスターに多少の喝采を浴びせつつも、そこにある無邪気な幼稚さ、小狡さ、うそ臭さを自然に見抜く。
そして、ついにはトリックスター自身、いかにも自分はうまくやっていたと思っているときに、自分が演出したトリックの陥穽にはまり込んで自滅してしまう。
さて、ホリエモンさんはどうなんでしょ。
真のスターになるのか、それともトリックスターがまたひとりと言われるのか。