最終回から3年半の年月を経て、攻略キャラクター感想を追記する日がやってきました。
感無量です。感想を書く前から既に胸がいっぱいです。
PSVITAでのリメイク版、遙かなる時空の中で3Ultimateにてとうとう攻略キャラクターに追加されました。
奥州藤原氏の総領・藤原 泰衡です。
全編を通じてネタバレ、勘違い・記憶違い・思い込み、独断と偏見が入り乱れていますのでお気をつけください。
藤原 泰衡(ふじわらのやすひら)
奥州藤原氏の総領。銀の主人。
奥州に逃れてきた主人公一同を迎えてくれる藤原秀衡の息子。次期頭領であり頭も切れるが、その冷徹なやり方から人望は低め…みたいなキャラクターです。
父・秀衡の客人でもある神子に自分の部下・銀を遣わし奉仕させる一方、泰衡自身は神子に対して素っ気無いというか、軽んじているような態度をとることもしばしばです。また、それとは別に神子を自分の計画に利用する為に、神子の力を試そうとする言動もあったりして、出会ったのが乙女ゲーじゃなければ絶対に関わり合わない方が身の為な人物でしょうね。
初対面で人を見下したり、躊躇いなく弱い立場の人を部下に斬らせたり、父親を部下に斬らせたり、神子や八様を監禁・軟禁したりとトンデモ迷惑な冷徹野郎にも思える泰衡ですが、その行動は全て一つの目的の為になされているのですよね。そう、泰衡は奥州を荼枳尼天から守る為に、そしてその奥州で九郎に生きてもらうために戦っているのです。全ては奥州の為、そして友の為な訳です。気高い…。
…って、ここまで書きましたけど、今更この説明要りますか???
ちょっとお聞きしたいのですが、このブログ読んでくださってる方って「瞑目の白き残像(キャラソン)」とかってお聴きになってらっしゃいますかね?
エッ?!聴いてない方もいる?…そうか、じゃあPSP版やPS2版は既プレイでいらっしゃいますかね?探しても探しても泰衡ルートがなかった、もう銀のバッドエンドが泰衡ルートでいいや!!!みたいに迷走したあの日々を経験していらっしゃいますか…?
エエッ?!?!PS VITA版が初めての方もいる??そんなまさか…ようこそ神子!!!!(新規歓迎の構え)
まあ、新規の方がどのくらいいらっしゃるのかはさて置き、泰衡ルートを始めるにあたって、是非是非銀ルートとその後日談を先に確認しておかれることをお勧めいたします。
銀ルートの泰衡と神子の関係って私は本当に悶える程大好きなんです。人の手に負えない強大な化け物(神)を倒すために人の道を外れて禁忌に手を出す泰衡とそれを認められない神子。でも、人が持ちうる手段の中で、今はそれしか選択肢がないことも薄々気づいている神子。そして、泰衡が守りたかった物も次第に掴めて来ていて、少なくともエンディングを迎える辺りには神子も泰衡の信念については理解をしているらしいところ。終盤での泰衡の台詞にある「私はもう選んでいる」の通り、ずっと一人で脅威に立ち向かっていて、自分の力の最大限を尽くしたとして、守れるもの・守れないものを考えた上で、何を守るか、その為に何を切り捨てるかを既に決めていた泰衡に対して、今更神子が介入できる余地がいかに少ないか…っていうもどかしさがすごく良かった。もし少しだけ出会うのが早かったら、もし何か違うきっかけがあったら、わかりあえる道もあったんじゃないかって、そんな風に思っちゃうんです。
Ultimate版が出るまでは泰衡ルートって存在しなかったんですよ。神子がどんなに望んでも、神子と泰衡の進む道がニアミスしまくって、手を取り合えば無敵なのでは…?と思える一瞬が訪れても、そんな世界戦はなかったんですよね。
で、とうとうできました泰衡ルート!有難う、泰衡ルートが存在する世界線に来られただけで大満足です!すごいね、リアルで運命の上書きができた瞬間を初めて感じることができました。あ~~~生きててよかったぁ~~~!!!!
ここまで書いてきて気が付いたんですが、この文章泰衡ルートの感想じゃなくて、銀ルートの泰衡への感想ですよね!スミマセン!!
発売から1年以上経ってますが、もしかして「気にはなってるけどまだ未プレイ」みたいな方もいらっしゃるかも知れないし、詳しい内容については今回は触れないことにしました。
いざ攻略してみると、意外とさっぱりしててちょっと物足りないかも~って思う所も正直あったのですが、大丈夫、銀ルートを存分に味わった上で芋団子を食わせたりお手手繋いだりしてると思えばそれだけでお腹いっぱいところか胸がいっぱいで破裂しそうです。
とにかくもう有難うK○EIテ○ノさん、有難う世界。
まとまりがないですけど泰衡ルートの感想は以上です。思い出したらまた追記します。