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週明け26日の東京市場は、日経平均株価が前営業日比43円23銭安の1万7468円52銭と3営業日ぶりに反落して終了。
前週末のNYダウが大幅安で終了した事に加え、ギリシャ総選挙の結果を受けて取引開始前にユーロ安・円高が進行した事から、電機など欧州売上高の高い業種を中心に寄り付き前から売りを集め大幅安で始まった。
しかし、取引開始後円高が一服すると、押し目買いに下げ渋りを見せ、下落幅を縮小する展開になった。
午後に入ると、日銀によるETF買い期待から一段と下落幅を縮小する動きになったが、欧州経済に対する先行き不透明感も燻ぶっており、戻りは限定的となった。
アジア株式市場では、主要株価指数が一部市場を除き概ね堅調に推移した。
中国株は続伸。
上海総合指数は、前営業日比0.96%高で本日の取引を終了。
小幅に下落して始まった後、前日終値を挟んでの小浮動となっていたが、取引終盤にかけて買いが優勢となり、プラス圏を維持して終了した。
ドル円は朝安後切り返す動きとなっている。
前週末の米国市場では、NYダウの下落や米長期金利の低下を受けて、118円台半ばから117円台半ばに下落するなど、ドル売り・円買い優勢の展開となっていた。
本日の東京市場開始前にギリシャの選挙の大勢が判明し、反緊縮の最大野党・急進左派連合が第1党を獲得する見通しとなった事を受けて、ユーロが対円ドル共に急落。
リスク回避姿勢が強まり円が買われ、ドル円は一時117円台前半に下落。
その後、ユーロが売り一巡後下げ止まりを見せた事から、ドル円も反発に転じたが、117円台後半では戻り売りを浴び、上値の重い展開になっていた。
ただ、欧州勢参入後はユーロが対円、ドル共に戻りを入れている事で、リスク回避姿勢が和らぎ、ドル円も反発。118円台に値を戻している。
ユーロドルは、前週末の欧州時間帯では、ユーロ売りが優勢となり下値を模索する展開。
引き続き、想定以上のECBの量的緩和導入や、25日のギリシャ総選挙を控えたイベントリスクからユーロ売りが膨らんでいた。
ただ、短期間での急落の反動や週末要因から、米国時間帯に入ってからは買い戻しに反発する展開になっていたが、本日のオセアニア時間帯に入ってからは、ギリシャの選挙の結果を受けて、再びユーロ売り・ドル買いが強まり、約11年4カ月ぶりの安値を付けた。
ただ、東京市場開始後は、下げピッチの速さに対する警戒感からショートカバーが入り下落一服となっている。
ユーロ円は、先週のECBの量的緩和導入の決定に加え、ギリシャ選挙の結果を受けて、ユーロ売り・円買いが広がり、一時130.16円程度まで下落。約1年4ヶ月振りの安値を付けた。
ただ、
東京市場入り後は買戻しに反発したあと、もみ合いになっていたが、夕刻にかけてユーロ買い・円売りが優勢になり、水準を切り上げている。
17:10現在、ドル円は118.15円近辺での出会い。
ユーロは、対円で132.57円近辺、対ドルで1.1237ドル近辺での出合いになっている。
この後の欧州時間帯では、18:00に独1月IFO企業景況感指数の発表が予定されている。
この他に、ブリュッセルでユーロ圏財務相会合が開催される。
ギリシャの政局を睨んだ要人の発言には注意したい。
米国市場では、主だった経済指標の発表は予定されていない。(了)
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