金・隗よりはじめよ  

金を中心とした金融マーケットの動向を、毎日の市況から、筆者の個人的な相場観をもとに解説していきます。

◎ 夜間立会いの動向  ロシアとウクライナの首脳会談に注目!

2014-08-26 19:44:39 | お金


夜間立会いの東京市場は、19:40現在、ドル円が103.88円近辺での出合い。

ユーロは、対円で137.10円近辺、対ドルで1.3197ドル近辺での出合いとなっている。

ドル円は、午前中に日経平均株価の冴えない動きを眺め、海外ファンドなどによる利益確定の売りに押され、103円台後半に値位置を切り下げたが、下値は日米の金利差縮小が意識されている事から、ドルの押し目買いに支えられており、概ね103.80円台でのもみ合いとなっている。

欧州時間帯に入ってからも、時間外取引で米長期金利が低下している為、積極的なドル買い・円売りは入らず、同水準での小動きとなっている。

ユーロドルは、オセアニア時間帯に約11ヶ月ぶりの安値を付けた反動もあり、東京市場入り後は、買戻しに反発していたが、引き続きECBの追加金融緩和観測が重しとなり、上値は抑えられている。


ユーロ円は、ユーロドルの反発に連れ、午後に入ってから反発していたが、欧州勢参入後は戻り売りに押され、137円近辺に押し戻されている。

欧州株式市場中盤の主要株価指数は、前日上昇した流れを維持しており、一部市場を除き概ね堅調に推移している。

本日の中国株式市場は下落。

上海総合指数は、昨日に続き、今後予定される新規株式公開に向けた資金確保の動きに押されて、前日比0.99%安と大幅続落して終了した。

この後の米国市場では、21:30に7月耐久財受注(予想前月比+8.0%・前回+1.7%)、22:00に6月ケースシラー住宅価格指数(予想前年比+8.30%・前回+9.34%)、23:00に8月消費者信頼感指数(予想89.0・前回90.9)、8月リッチモンド連銀製造業指数(予想6・前回7)の発表が予定されている。

この他の注目材料としては、プーチン・ロシア大統領とポロシェンコ・ウクライナ大統領による首脳会談が予定されている。

和平的な解決策が出るのか、再び緊張が高まるのか非常に注目される。(了)