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5日の東京市場は、日経平均株価が前日比33円24銭高の1万7920円45銭と6営業日続伸して終了。
前日に続いて年初来高値を更新した。
前日のECB理事会で、追加緩和が見送られた事による失望感から、米欧株が弱含みとなった事を嫌気して、日経平均株価
は朝方から売りが先行し、下落幅は一時100円を超えるなど軟調な動きとなった。
しかし、売り一巡後は先高期待感から、徐々に下落幅を縮小する展開となり、午後に入ると指数先物への大口買いをきっ
かけに現物も買われ、プラス圏に転じた。
ただ、今夜の米雇用統計を控えて様子見ムードも強く、小高い水準でのもみ合いとなって終了した。
アジア株式市場では、主要株価指数が高安まちまちで終了となった。
中国株は続伸。
上海総合指数は前日比1.36%高で終了。
証券株の上昇が相場全体を牽引し、週間ベースで上海総合指数は9.5%上昇し、週間では2009年2月以来最大の上昇率と
なった。
ドル円は堅調。前日の海外市場に続き、東京時間帯でも約7年4カ月ぶりに120円台を付けた。
前日の海外市場では、ECB理事会で追加緩和が見送られた事を受けた、ユーロ円の急伸をになびき120円台に乗せた。
しかし、短期的な目標達成感から利益確定などのドル売り・円買いが広がり119円台に水準を切り下げていた。
本日の東京市場では、119円台後半で始まり、序盤は日経平均の冴えない動きを眺め、やや軟調推移となっていた。
午後に入り日経平均がプラス圏に転じると、ドル円もジリジリと買われ、再び120円台を回復。
欧州勢参入後もドル買い・円売りが優勢の流れが続き、120.20円台に水準を切り上げている。
ユーロドルは、前日の海外市場でECBの追加緩和見送りを受けて、ユーロ買い・ドル売りが広がり急伸したが、その後、
来年早期に金融政策の見直しに着手するとの報道を受けて失速するなど、同問題を巡り乱高下となった。
東京市場入り後は、材料難から落ち着いた動きとなり、概ね1.23ドル台後半でもみ合いとなった。
今晩の米雇用統計の発表を控えている事も様子見ムードに拍車を掛けたようだ。
ユーロ円は、ドル円の失速に連れ急反落となっていたが、東京市場開始後は日経平均株価の持ち直しやドル円の堅調な
動きに連れ、ユーロ買い・円売り優勢となった。
欧州勢参入後も堅調に推移している。
17:30現在、ドル円は120.22円近辺での出合い。
ユーロは、対円で148.74円近辺、対ドルで1.2372ドル近辺での出合いとなっている。
この後の欧州時間帯では、19:00にユーロ圏7-9月期GDP・改定値の発表が行われる。
米国市場では、22:30に11月雇用統計 非農業部門雇用者数変化(予想23.0万人)、失業率(予想5.8%)、24:00に
10月製造業新規受注(予想0.0%)の発表が予定されている。(了)
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