ミュウジッピイ

映画・音楽・ダンス・ミュージカルについて、好き勝手語ったブログです。
数珠つなぎ的に思いつくまま、綴っています!

『シカゴ』 映画サントラ&ミュージカル版CDから

2006-03-14 22:21:51 | ♪音楽/PV/サントラ♪
映画のサントラCDとミュージカル版CD。
どちらに惚れたか質問されたとしますよね?

一応迷って、ミュージカル版と答えます。
(ミュージカル版と言っても、ブロードウェイやロンドンキャストなど色々と出ていますが)

ミュージカルの方のキャストは、さすが本業。
「We Both Reached For The Gun」なんかを聴いてしまうとね~
やっぱり差がありますね。
サントラはサントラで、素敵ですけど。
でも、サントラを聴いて、この映画はよく出来てる!と再認識しました。

タモリさんが、ミュージカル嫌い!ってよく公言しています。
急に歌い出したりするのが意味不明、生理的にダメだって

エェェーッ

って思うけど、人それぞれだからしょうがない!

CDを聴くと、映画の方は、タモリさん的な人への対策がちゃんとされていることに気づきます。
映画では、曲がチョコチョコ削られているんですよね。
たたみかけるように歌い踊って、ドン引きされないようになっています
映画で急に歌いだす場面は、舞台の場面かロキシーの妄想シーンに限定して、あくまで自然…。

この自然さのおかげで、ストーリーもわかりやすい。
ミュージカルに慣れていない人から言われたことのあるセリフですが…
「踊ったり歌ったりばかりで、ストーリーがサッパリわからなくて飽きてきた」

この映画の構成なら、そんなこともない!…はずです。

映画の方が、曲ごとに緩急がありドラマティックにアレンジされていませんか?
ミュージカル臭が、微妙に少ないというか…。
言葉で説明しにくいけど、ミュージカルは、声を前面に出そうとするせいか楽器はシンプルだし、歌い方にもミュージカルっぽさがありますよね?
これまた、あまりミュージカルに慣れていない人に言われたのですが…
「曲が一本調子で、眠くなってきた」

一本調子って、このちょっと独特なミュージカルっぽさのことみたいです。
でも、この映画の曲の使い方なら大丈夫!…なはずです。
しかも、歌唱力を曲の魅せ方で補ってもいるんですよね。

映画の自分的ベストシーン、「Cell Block Tango」。
この曲も、ミュージカルよりも映画の方が凝っています
ドラムの使い方が印象的ですね

こういった工夫と撮り方の工夫で、とってもゴージャスなミュージカル映画にしてしまうのがスゴイ!!
実はよく見てみると、主役を演じていたレニーは、ほとんど踊っていなかったりするのも忘れてしまいます





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