映画「休暇」

「休暇」という映画を見に行ってきました。

　この映画、地元のマスメディアの企業グループの記念事業として制作されたもので、山梨でオールロケを敢行したことから、全国のロードショー（６月７日）に先駆け２月の下旬から山梨県内の映画館では一足早く上映されています。

　もっとも私がこの映画を見に行ったのは特別鑑賞券をいただいたからで、ましてや山梨でロケを敢行したなどということはどうでも良いことでしたが…。

　この映画は一人の刑務官の私生活と刑務官という職務においてその中で職務の一環として起こる死刑の執行という出来事を淡々と描いた作品と言ったらようでしょうか…
　（詳しい内容については
　　本文中の「休暇」をクリックして
　　映画のサイトをご覧くださいね。）

　私がここでお伝えしたいのは、この映画が
良いとか悪いとかという感想ではなく、
「死刑の執行」ということが
重罪を犯した犯罪者に対する単なる刑の執行
ということだけではなく、刑の執行によって
そこに関わる多くの人たちの心に
にとても大きな負担を与えているという
現実を知ってほしいということです。

　２００９年度までには国民裁判員制度が導入されます。
それにより、私たち国民は裁判員となり
死刑判決の決定に関与することがあるかもしれないのです。
このことをふまえ、
「死刑」という刑について
もっとよく考えるべきではないかと
この作品を見ながら思いました。

　見て、楽しいという作品ではありませんが
機会があったら一度ご覧になっていただきたいです。

　死刑囚を演じた西島秀俊さんの
表情が哀愁を帯びていて、
心に突き刺さるような感じでした。