ふくふく日記

絵本・紙芝居作家のよこみちけいこのブログです
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絵本作家への道!

2016-09-10 22:26:12 | 絵本作家への道
というわけで!絵本作家への道!の話の最終回でーす。


「ばらのことり」でデビューして、そのあと紙芝居デビューもしました。
その次の年くらいに、結婚して妊娠して、保育士もやめて、出産して、子育てが始まって~と、なかなか創作する時間は今までのようにとれなくなっていきした。

それでも、出版社に持ち込みしたり、コンクールに送ったりして、ぽつぽつ絵本と紙芝居を描いていました。

子育てしてて、授乳3時間おきくらいの時期に、〆切があっったりすると
「もう!ムリだ・・・もう描くのいやだ・・・」
ってことも何度かありました。

そんで、いつもいつも、焦っていました。
はやく絵本作家にならなくちゃ!って。
いや、デビューはして、本は出版できたんだけど、1冊だけじゃまだまだだ!って。
2冊じゃ、まだまだ
もっと、もっと作らなくちゃってね。

「絵本作家への道!」って、果たして「絵本作家」って、その定義はなんぞや?っていうね。

それが、ずーっと自分の中に「?」としてあって、はやく胸をはって「絵本作家です」って言えるようになりたいって、思ってたんですよねえ。へんでしょ~(笑)

そんな定義なんてさ、自分で決めればいいじゃん、って、最近は思えるようになってきて、
むしろ「絵本作家」って名乗らなくってもいいなってくらいですよ。

絵本とか紙芝居とか描いてます~って。それだけでいいのにね。

私は一体何になりたいんだろう。どうしたいんだろう、なにしたいんだろーって、考えていたら、
お話し考えて、お話しの絵を描くのが大好きなんだなって、それだけで。

自分はそれが、ただやりたいんだなってことでした。

なので「絵本作家になりたい!」って思っている人がいたら、もうそう名乗っちゃえばいいんだぜってことです。

「絵本作家になりたい!」って思ってたら・・・そしたら、「絵本作家になりたい人」になっちゃうんですよね。

私がそうでしたから!
絵本を出版できた後でさえも、ずーっとそう思ってましたから!

なので本当に、自分が自分で自分を、そう認めてしまえばいいんだよなーって。

って書くと、カンタンなんですけどね、

そこに気づくまでが長かったですねー。心にあるんだなってことです。自分の中にあったんだなと。



今回、自分のデビューまでの話を、コミックエッセイにまとめてみようかなと思って、とりあえずマンガにしてかいてみたんですね。
私の好きなエッセイ作家のたかぎなおこさんの「浮き草デイズ」っていう、たかぎなおこさんがイラストレーターになるまでの紆余曲折を描かれたマンガがあるんですが、それに触発されまして!

だけども!

絵本とエッセイマンガってもう全然違って、まあ難しい!もうぜーんぜん描けない!

しょうがないので~~~、このブログに文章で書き起こしてみました。
あー、いつかだれかコミックエッセイにしてもらえないかしら~~。

といわけで、あれこれ思い出しながら書いてたら、すごく長くなっちゃいましたね。
ここまでお付き合いいただきましてありがとうございました。


こんなふうに、デビューした後も、焦ったりどつぼにはまったり、もやもやしたりしつつ、ずーっと描き続けてきた絵本のお話しがありました。

そのお話しの最初のラフができたのが、8年前です。
そこから、何度も何度も直して直して、変えて変えて、へこたれて途中で放置したり、投げたりして~

とうとう!



8年ごしに!



絵本ができあがりましたよと!

それが今月の15日にいよいよ発売になります。

ちょうど、今日できたてほやほやの絵本が出版社から送られてきました。

こちら!どん!
「かあさんのまほうのかばん」(童心社)1400円デス!


私はお話し担当で、絵はなかざわくみこさんという絵本作家さんが描いてくださってます。
もうとっても温かくて素敵な絵を描いていただいて、感無量。。。うれしい、

もともとは紙芝居用にお話しを作ったんですが、素晴らしい編集さんのお力を借りて、素敵なまた新しい絵本の世界ができあがりました。

8年かかって、こうしてようやく世に出るんだなあって思うと、本当に感慨深し!

もし書店で見かけられたら、ぜひぜひお手にとってみてください~~。


ありがとうございましたーーー!




















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