日々のつぶやき

今日も素敵な一日でありますように・・・

故郷(ふるさと)

2011年11月28日 | 日記

群馬県富岡市宇田

 

広い田んぼに、畑

小川が流れ

裏山もある。

私の母の生まれ育った田舎

母にとっての故郷

そして、私や息子にとっても、大切な故郷。

 

五右衛門風呂に、囲炉裏

トイレは外で・・・真っ暗闇の中、夜行くのは怖かったな~。

牛の名前は「ももこちゃん」と着けた。

「蚕(かいこ)」の手触りは忘れられない。

川遊びに、筍堀り

 

そんな想い出の地で生き続けた叔母がこの世を去った。

94歳。

前日まで元気に歩きまわっていたそうだ。

朝、寝床でお茶をくれ、と言って、それを飲み

数分後、気がついたら、息を引き取っていたそうだ。

死に水迄自らとった、なんとも去り際の良い往生であった。

 

こんなに良い空気の中

新鮮な物を食べ

身体を動かし

のんびり過ごしていると、かくも健康なまま長生きが出来るのでしょうか?

その年まで、病気らしい病気をした事が無かった、というから

信じられないです。

 

私の記憶にあるその叔母さんは

いつも「モンペ」を履いてました。

そのモンペ姿でひょこひょこ歩いてました。

(多分、今の私よりずっと若かったと思います)

笑うと、「えくぼ」が出来ました。

とてもチャーミングでした。

お化粧・・・ってしたことないかもしれません。

時々何を言ってるか判らないことがありました(方言です)

想い出は沢山あります。

 

 

教室の方の大切なイベントがありながら

今回はこちらに来させて貰いました。

 

本来、母が一人で来れれば、それでもすんだのですが

母は認知症が進んでいるため、一人でこんな遠くまでとても来れないので

生徒さんや御父兄に御迷惑をかける事をお許し頂き

今回は、母を連れて来ました。

母も、お線香を上げる事を望んでいましたので。

 

でも、私も、お陰さまで、久しぶりに、故郷の地を踏む事が出来ました。

 

年相応に老けた(?)スミマセン(^^ゞ、叔父や叔母

立派になった従弟たち

そして、初めて会う、その子供たち

 

温かい物に、つつまれました。

田舎の人達って本当にいいな、と思いました。

 

せめて、母が生きている間は

一年に一度でも、母を連れて来てあげたい、と

 

私の中で50年近く変わらぬ、その風景を眺めながら

そう思いました。

 

 

母はとても楽しそうに笑っていました。

こんな風に笑う母を見たのは、本当に久しぶりでした。

皆に会えてきっと、とっても楽しかったんだと思います。

 

あの、田舎のおばさん、が

母に笑顔を与えてくれました。

 

ありがとう、宇田のおばさん。

永い間、お疲れ様でした。

どうか安らかにお眠り下さい。

 

お母さん、みんなに会えて良かったね

来年も、絶対に、又来ようね。

 

こちらに行ったために

こちらを欠席してしまいましたが・・・(^^ゞ

 

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