ロスジェネの発言

-Weblog of 三四郎日記

えねーちけーの報道姿勢に疑いあり!

2006-01-18 01:18:23 | 時事問題
さて、昨日はホリエモンの他に御邪魔モンも大きな話題になっていた。というか、彼の「証人喚問」も大きな話題とされるべきであった。テレビのニュースでは。夕方、というか夜、ウチに帰ってきて晩ご飯を食べながらNHKの9時のニュースを見ていたら「御邪魔モンが証人喚問で“証言拒否”をくり返しました」とのこと。それに付け加えて、「政治家との関係が取りざたされ、安倍晋三官房長官に御邪魔モンが働きかけた、という疑惑も浮上しましたが、安倍氏は否定しました」って感じの報道だったので、「なーんだ。大した成果はなかったんだ・・・。」と思い、おもむろに「きっこの日記」を見てみたら、「政治家とヒューザーとの癒着が暴露された」という内容のことが書いてあったので、「あれ?」と思って最近はあまり見ていない報道ステーションを見てみた。そしたら、ぶったまげてしまった。「報道ステーション」での報道のされ方と「NHKニュース」でのそれとがあまりにも違ったらだ。

まず、「政治家とヒューザーとの癒着」について、今回の証人喚問では驚くことがいくつも明らかにされたのが今日の証人喚問だった、というのが「報道ステーション」の内容だった。特に、民主党の二人の議員が、今まで報道されていた以上に、森派や安倍官房長官と「ヒューザー」・御邪魔モンとが癒着関係にあり、しかも御邪魔モンが安倍氏を通じて国交省に「圧力」をかけたのではないか、という疑惑が音声付きの証拠で明らかにされたことが大きく報道されていた。それも、証人喚問のハイライトシーンをそのまま放送すれば視聴者にはよく分かるような内容だったので、「報ステ」は民主党の議員の証人喚問のシーンを解説付きで詳しく紹介していた。さらに、御邪魔モンがどの様な質問に対して証言を拒否したのかも、細かく報じていた。

ところが、NHKの報道姿勢は全く違っていた。「報ステ」がトップで証人喚問をとりあげたのに対して、NHKは準トップ扱い(恐らく、ライブドア問題の次?)で、証人喚問の内容も詳しくは報じなかった。しかも、やはりというか、「政治家との癒着」の問題に関しても、安倍氏や「森派」とヒューザーが癒着しているのではとの民主・共産などの議員の質問は殆どと言っていいほど映さず、安倍官房長官が疑惑を否定したコメントだけが異様に長く映されるという構成になっていた。NHKはライブドア事件の報道においても、捜査が開始される前に「ライブドアに強制捜査」という情報をながし、今回も政権の存亡に直結しかねない「証人喚問」を小さく採り上げ、安倍官房長官に「配慮」までした。小泉政権に圧力をかけられていることがうかがわれる。

政治家との癒着を追求できるのは国会だけだし、さらなる追求が必要なのは明らかでだ。「肝心なことは何も明らかにされていない」という耐震偽装マンション被害者の感情的なコメントに惑わされてはいけない。

「政治家と業界、業界と官僚、官僚と政治家」これらの「癒着の構造」が今回の偽装を生み出した元凶なのだから!

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