雨飾山1963mへは 雨飾り高原キャンプ場から往復した。
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登山口から笹平尾根まで。
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前夜小谷温泉の宿出は一晩中雨が降り続いていたが、今朝はなんとか
雨が上がった。広い駐車場がある。 6時45分に歩き出した。
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きれいに色づいた山道を歩いて行く。
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湿地帯が続くが 木道が整備されている。
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木々の葉は落ちているものが多い。
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カサコソ音を立てて 落ち葉の絨毯の上を歩く。
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約1時間弱で「ブナ平」到着。そのまま歩き続ける。
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道は次第に険しくなる。急坂が続く。
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そして雪が現れだした。昨夜の雨は山では雪だったのだろう。
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登山道には道票がつけられていて、自分がどのあたりにいるのか
推測できるる
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「荒菅沢(あらすげざわ)」を見下ろすところまで来た。
よく見ると沢の辺りで人が見える。
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昨夜同じ旅館に泊まって、今朝私より早く出発したグループだ。
駐車場には彼らの車と私の車の2台だけだった。
あそこへ降りるのにもう10分以上かかるだろう。
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周りの山は雪で白く、雲がどんどん湧き上がっている。
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荒菅沢へどんどん下がっていく。帰りが大変だろうなあ。
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ついに追いついた。やはり今朝がた旅館で声を交わした人たちだった。
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東側谷向かいの「火打ち山」、「焼山」はかなり白い。
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登りながら時々頭上に白い山が見えるが、雨飾り山がどれか
よく分からない。
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時々ちらっと見えるあの高い山が雨飾りなのかもしれない。
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道に雪が次第に多くなる。もちろん先行者はいない。
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振り向くとキャンプ場の駐車場が小さく見える。
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望遠レンズを通すと、車が増えているのが分かる。
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急な斜面に梯子が連続して設置されている場所に来た。
一つずつ ゆっくり慎重に登る。
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横を見ると樹氷の先に白っぽくなった紅葉の谷や尾根が見える。
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ようやく笹平到着。雪はかなり深い。15センチから20センチある。
向こうに見えるのが雨飾山だろう。
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笹平尾根から山頂まで
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笹平を山頂に向かって歩く。風が強く とても寒い。
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金山への分岐を過ぎる。
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樹氷の先に見える紅葉した山も、白っぽく見える。
葉の先に樹氷が付いているのかもしれない。
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笹平を歩いて行くのだが、なかなか山頂に近付かない。
アップダウンを繰り返し次々に台地が現れるからだ。
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右前方に突然人が現れたのでびっくり。どこから現れたのだろう。
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梶山新湯分岐と書いてある。こちらのほうから登ってきた人たちだ。
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最後のきつい登りになる。かなりの急坂だ。
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枯れた鬼猪独活(おにししうど)に着いた樹氷がきれいだ。
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山頂がすぐそこに見えてきた。
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着いた。石仏が見える。
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途中で追い越した 新湯から上ってこられた方たちも到着された。
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山頂の景色
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新湯から上ってこられた方たちは、新潟県山岳パトロールの方たちと
新湯温泉の温泉宿の方で登山道整備をしてる方だった。
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雨飾山はピークが二つあり、それぞれが新潟県と長野県ということらしい。
最初に登ってきたのが新潟県側の山頂で、あちらに見えるのが
長野県小谷村側の山頂だ。
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こちらは長野県側の山頂だ。
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長野側にいる私に、新潟側のパトロール隊員たちが強風の中、
何か大きな声で叫んでいる。
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新潟県のパトロールの方たちは、神様仏様に榊やお供え物をして、
そのお下がりのお酒を皆で飲んで 私にも飲めとおっしゃってたのだ。
せっかくなので少しいただいて、山の安全を神様に祈った。
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山岳パトロールの方たちが下山された後、新潟側ピークで
寒かったけど 笹ヶ原を見下ろしながらお弁当を食べた。
樹氷の向こうに 歩いてきた笹平がよく見える。
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途中で追い越したグループの旅館で一緒だった人たちも、笹平に到着したようだ。
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別のグループが池のそばを登ってくる。山頂に上がって来た彼らは
「玉川大学」と書いたシャツを着ていた。
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晴れてはいるが、周りの山には、常に雲が湧きあがり よく見えない。
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山頂から見る景色で 唯一見えたのがすぐ東隣の火打ち山
(右側2462m)と焼山(左2600m)だけで、雲の切れ間に一瞬だけ覗いた。
おそらくもっと右に妙高山は雲の中だろう。
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下山する
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お弁当も食べ終えて、とても寒いのでさあ 下山だ。
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笹平に降りて振り向くと、雨飾りに登る人降りる人がたくさん見えた。
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ブナ平まで下りてきた。地面には分厚い落ち葉の絨毯。
雪はほとんど無い。
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見上げるとブナの木はほとんど丸裸だ。
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下山道の黄葉や紅葉を見ながら歩く。
山の上は雲だらけだったのに、山の麓は薄日が差している。
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やっと木道まで下りてきた。
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登山道わきの小さな流れには よく見るとたくさんの岩魚が群れている。
どれも一尺はあるのでびっくり。
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登山道は姫川の源流と並行しているようだ。
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小谷温泉から少し降りたあたりの姫川は、まだまだ紅葉まっ盛りだ。
山の上は雲だらけだったのに、ここは青空だ。山の天気は分からない。
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実際に歩いた記録
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高度の記録。荒菅沢へ100mちかく急降下して上り返しているのが分かる。 標高差は800メートル 累積高度は1000メートル
歩行距離は9キロだった。 所要時間は 登り4時間 30分休憩 くだり3.5時間
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ピンクのラインが歩いたコース
下山は長助池から黄金清水へ回る周回コースを歩きたかったが
大倉谷吊り橋が冬対策で撤去されたらしく、登山口に「通行禁止」
の立て札が立っていたので、やむなく登った道を往復した。
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※この地図はヤマケイアルペンガイド14「妙高山」からコピーしたが
明らかに間違っている。燕温泉から湯道分岐まで40分と書いてあるが
実際は90分かかった。更に湯道分岐から天狗堂まで40分と書いてあるが
実際は90分かかった。つまり登山口から天狗堂まで80分と書いてあるけど
実際は180分つまり倍以上かかっている。
駐車場で一緒になり、同行して登ってきた地元の方もこの天狗堂まで
180分は標準タイムだとおっしゃっていた。明らかにガイドブックの
まちがいである。妙高市発行の登山地図にも天狗堂まで3時間と書いてある。
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Part1 登山口から 胸突き八丁まで
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早朝午前6時半の燕温泉街を抜ける。
駐車場で知り合った地元の方二人連れと 三人で歩く。
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しばらくはコンクリートの道を歩いて行く。
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ここに小さく2箇所目の「登山口」標識がある。
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この細い登山道もコンクリートで舗装されていて、断崖絶壁の
上を歩く。後で分かるのだがこの道は「源泉管理施設」の
管理道路でもあるのだ。
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高い山が見えてきた。妙高かどうか分からない。
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前方に見えてきた小屋が源泉管理施設と書いてあった。
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道は凍っている場所が多く、あちこちにツララが出来ている。
滑ったら谷底へ転落するので慎重に歩く。
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湯道分岐に到着。ここまで1時間半かかった。
案内書には40分と書いてあったが 早めの出発でよかった。
この分だと山頂へ何時着くのか分からない。
あちこちに白く雪が積もっている。
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次第に道に雪が多くなる。
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雪を払いのけてみると「胸突き八丁入り口」と書かれていた。
ここから急坂が始まる。
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Part2 胸突き八丁から山頂まで。
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急な登り道が続く。
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妙高市の町や遠くの山が見えてきた。
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もうすぐ尾根に出そうだ。
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天狗堂到着。出発して3時間かかった。
(※案内書では1時間20分と間違っている)
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光善池には氷が張り、雪が積もっている。
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左が南峰で右が北峰だと、同行した地元の方に教えていただいた。
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八合目の風穴に到着。直径20センチくらいの穴が開いているが
別に風は出てこなかった。
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南側に去年晩秋に吹雪の中を登った「黒姫山」が見えてきた。
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湖が見える。野尻湖だろう。
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鎖場に到着。ここまで4時間かかった。
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トレランの人(トレイルランナー)が橋って登ってきたので
道を譲る。ここまで2時間出来たという。私の半分の時間だ。
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左手に噴煙が上っている。どうりでこのあたりは硫黄臭い。
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登るにつれて「北アルプス」が見えてきた。どの山も白い。
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急坂をよじ登る。
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四つんばいでよじ登るが、足場は沢山あるので安心だ。
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最後の急坂をよじ登ると、着いた。ちょうど11時。
4時間半かかった。
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その2妙高山Part3 山頂の風景
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南峯山頂。石の祠がある。
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引き続き北峰へ向かう。
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尖がった岩が「日本岩」で その向こうに火打ち山(右)と焼山(左)が
見えている。その向こうは日本海か。
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正面には白馬三山が聳えている。
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妙高大神が祀ってある。
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その横には巨大なツララが。
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積雪は20センチくらいで フワフワしていて歩きやすい。
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日本岩には岩雲雀の巣があるようだ。
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ちょんちょんとすぐ近くで歩きながらしきりに鳴いている。
鳴き声はまるで雲雀だ。
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北峰到着。写真を撮っている女性に周りの山の説明をして頂いた。
この人は鎖場で私が追いついて一緒に登ってきた。
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「日本百名山」なんて書かないほうがいいのに。
何のことは無いどっかのおっさんが勝手につけただけの名前なのに。
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北峰は広々している。
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今度はあの火打ち山へ登ってみたいものだ。
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昨日登った雨飾山がすぐそこに見える。
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白馬から唐松に続く稜線の手前に小さくヘリコプターが飛んでいる。
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白馬岳はさすがに堂々として見える。
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黒姫山の奥右側に尖っているのが「槍ヶ岳」だ。
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日当たりがよく 風の無いこの空間でお弁当を食べて
あまりの気持ちよさについウトウトする。
気が付くと周りに誰も居なくなっていた。下山も時間がかかるだろう。
さあ下山だ。
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Part4 そして下山
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天狗堂まで降りてきたが、雪はほとんど溶けていない。
そしてこの時間から登ってくる人もいない。
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雪の上に足跡が伝いてるので道を間違うことは無い。
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葉が落ちて赤い実が取り残されたナナカマド。
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下りの急坂は良く滑る。慎重に下る。
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白くにごったこの淵からは湯気が立ち上っている。
手を漬けてみると ほんのり温かい。周りの気温は0度前後だ。
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登山道の途中から盛んに湯気が上っている。硫黄臭い。
朝はこの湯気は確か なかったのに。
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道の両側の霜はほとんど解けていない。とても寒い。
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このコースは「祓川コース」と書かれていて川沿いに
どんどん下る。左手の山を見ると 下に降りているのがよく分かる。
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コンクリートの道に出ると、まだ残っていた紅葉を楽しみながら降りる。
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黄色いのはススキの葉だ。夕日を浴びて金色に光っていた。
このすぐ下に「黄金の湯露天風呂」があり、沢山の観光客の男女が
露天風呂に入っていた。
(ただし男湯しか見てません。写真も撮るのがためらわれて撮ってない)
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日が傾いた頃 温泉街に戻ってきた。
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実際に歩いた記録。6時半に出発して4時に帰着。
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歩いた標高差は 1350mなのでかなりしっかりと歩き応えがあった。
歩行距離は11.3キロメートル、歩行時間は登り4時間半、下り
4時間弱。周回コースだともっと時間がかかったかもしれない。
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次は 谷川岳へ
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山歩きトップページはこちらです。
http://yochanh.sakura.ne.jp/yamatabi/index.html
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今までに訪ね歩いた峰の記憶「私の百名峰」はこちらです。
http://yochanh.sakura.ne.jp/minenokioku/index.html
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ハードな山歩きが、雨飾り、妙高と二日続いたので移動休養日を一日挟んだ
今日は、ロープウェイを利用して軽く山歩きをする計画だ。
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谷川岳ロープウェイ天神平駅をスタートして 一の倉岳まで往復する計画。
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Part1 天神平駅から谷川岳肩の小屋へ
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ロープウェイで一気に標高1300mの世界へ。
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沢山の観光客とともに 駅に降りると快晴だ。
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正面に見える三座は 案内板によると左、笠ヶ岳、中央朝日岳(1945m)
右、白毛門と書いてある。
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標識が全く無いので、どこが登山道か分からない。
駅員さんに聞くと ここをまっすぐ行くように教えてもらった。
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しばらく歩くと やっと「登山口」表示が出てきた。
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歩きながら正面に高い山が見えてきた。あれが谷川岳だろうか。
急に出てきた雲が気になる。
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歩いている道は、どうもスキー場の中のようだ。
周りの木はほとんど葉を落としている。
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振り返るとゴンドラ駅が小さく見える。
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あれが谷川岳だろう。しきりに雲が湧いていて気になる。
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田尻尾根分岐に来た。今のところ天気はまだいいが
雲が多くなってきた。
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熊穴沢避難小屋に到着した。
中に入ると、女性二人連れの方がいて、クッキーやチョコレート、お饅頭を
頂いた。お礼を言って一足お先に小屋を出た。
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小屋を出てすぐにロープがフィックスされた岩場の連続だった。
降り帰ると 避難小屋が小さく見える。
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今度は木道が続く。天気は薄曇になってきた。
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先行者に追いついた。左上の大きな岩は「天狗の溜まり場」だ。
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左手の 尾根続きの山が今日の目的地「一の倉岳」か。
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天狗の溜まり場に到着。
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天狗の溜まり場から 歩いてきた方向を振り返る。
天神平駅と熊穴沢避難小屋が見える。
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茶畑のように見えるところを登っていく。あれが山頂なのか。
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「茶畑」を超えると最後の急階段が待ち受けていた。
そして突然雲が流れてきて あたりが雲に包まれる。
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雲は雪雲だった。粉雪がしきりに降ってきて強風と共に顔を打つ。
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谷川岳肩の小屋が見えてきた。雪はますます激しくなる。
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Part2 山頂から下山へ
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そのまま山頂へ向かって歩いて行くと、周りはたちまち雪で白くなる。
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JR土合駅への分岐を過ぎる。吹雪で目を開けてられないくらいだ。
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凄い吹雪になった。風も強烈だ。
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吹雪の中 薄っすらとポールが見えた。
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「谷川岳トマノ耳」と書いてある。というより、字が彫り込んであり
その中に吹雪の雪が入り込み、字が白く浮き出ているのだ。
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そのまま縦走を続ける。尾根道は風が特に強い。
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岩場では吹き付けられた雪が凍りつき 足元がツルツルだ。
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オキノ耳到着。
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周りは何も見えない。というより目を開けていられない。
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そのまま縦走する。しかし尾根道は風が凄まじい。
全身をアラレが叩きつけて、息が出来ないほどだ。
ゴーグルとフェイスガードを持ってきていないので あわてて引き返す。
一の倉岳は中止とする。このまま進めば吹き飛ばされそうだ。
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帰りに立ち寄って、何か温かいものを飲みたいと思ったが
谷川岳肩の小屋は閉まっていた。
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そのまま下山する。今度は吹雪が霙に変り、全身に叩きつける。
カメラもびしょぬれだ。
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熊穴沢避難小屋まで下山してきたが、このあたりでは土砂降りの雨だ。
小屋で休憩せず、このまま下山して駅で何か温かいものを食べたい。
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土砂降りの中 やっと駅まで帰ってきた。
急変した悪天候に 観光客はほとんど引き上げていた。
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閑散とした駅のレストランに入り、谷川岳汁セットを注文する。
谷川岳汁は けんちん汁のような、豚汁のような 具沢山の
汁でとてもおいしかった。
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下山後に立ち寄った麓の水上温泉は快晴で見事な紅葉だったのに
やはり、「魔の谷川岳」の天候急変は凄かったなあ。
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歩いた記録。オキノ耳から先へ行けなかったのが残念だ。
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歩いた距離は役7キロ、高度差は約700mだった。
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