オーストラリアでの日常

オーストラリアでの生活を育児日記を兼ねて記録します。

Uluru旅行 ⑤クニヤウォーク

2015-10-21 13:20:22 | オーストラリア
サンライズ終了後、Uluru麓散策へ。まず少し軽めのクニヤ・ウォーク。写真の地図の下の方。

クニヤウォークの名前の由来の伝説を簡単に。

昔々、クニヤと呼ばれるニシキヘビがいました。
クニヤは自分の卵が孵化しそうになると、ウルルの西側にある洞窟(クニヤ・ビティ)に戻り、新しい子供の誕生を待っていました。
ある日、クニヤの甥であるクカクカが毒ヘビの祖先・リルに殺されてしまいました。クニヤは激怒し、リルとの激しい戦いが始まります。
激闘の末、クニヤが棒を使って岩の上にいたリルの頭を叩き割り殺しましたが、リルに戦いで放たれた毒に侵され、クカクカをムティジュルの泉へ運ぶと自分も息絶え、ワナンビと呼ばれる虹色のヘビに姿を変えました。
今でもワナンビがムティジュルの泉に住み、水を枯らさずにいると信じられています。

クニヤウォークは泉までの往復です。
入口付近。奥の泉に向かって右手。クニヤとリルの姿。

しばらく歩いて泉のそばの、ハート型の穴など。ハートの概念がないアナング族は、クニヤが膝をついた跡、その時持っていた棒の跡、などと言われているようです。

ムティジュルの泉。黒い線まで水が溜まることも。

また入口付近に戻ってきて、泉に向かって左手。これが最後にやられたリルの姿。亀裂の下の色の変化はリルの流した血らしいです。

そして上の写真の左側にはクニヤの姿が。岩が蛇の頭に見えます。その後ろに体が続いているよう。
蛇の頭の下には洞窟があり、アナング族の壁画が残されていました。


壁画について。まず、ちょっと関係ないけど鳥の巣跡写真上部の黄色っぽい点々は天の川。

丸いのは水(波紋)、芋虫みたいなのは女性の腰蓑。

中心の黄色いのは腰蓑作るための植物。

赤い線で描かれているのは悪魔クルパン?だったかな。アナング族の祖先とされているマラ(うさぎみたいな動物)を食べてしまうディンゴが悪魔なのではないか、とかなんとか。私にはトトロがバンザイしているシルエットに見えますが。

人を表す形。馬蹄型に見えます。アナング族は動物を描くときは足跡で描くようで、これは人が座った跡、お尻の形らしいです。

薄いけどブーメラン。かえってこないブーメランで、投げて驚いて飛び出す動物を捕まえる為とか。


これらを見た後はバスでUluruの周りを一周していろいろ説明を聞きました。方角によっては侵食が激しく穴だらけだったり、面白いです。アナング族の聖地となっている場所は撮影禁止なので、実際に来た人しか見ることができません。
バスではまた娘はグッスリ。自分では歩いてないのに、疲れるんだなぁ。

登山口に行き開山しているかの確認。風が強くてまだ閉まっていました。
上の方の白い鎖が、登る時に使うもの。45度くらいの傾斜。鎖がない下の方を10分ほど登ってきつい人はそこで中止するポイントがあるそうです。

これがアナング族のメッセージ。

午前8時に最高気温が高い予想の為、今日は閉めるという看板が出ました。
登山はできないのでみんなでカルチャーセンターへとマラウォークに行くことに。登山できる場合はここでグループが分かれるはずだったけど。

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