魔のジャッジ

ワンショットメモ



真ん中の青空めがけ
骸骨ロケットが
飛び立ちそうだぞ

４月２０日（水）

紳士のエラージャッジマジックでアウトに変身か

「土曜日は雨ですよ」と天気予報が耳打ちする。
「雨は困るよ」と天気予報を睨む。
「でも、雨ですから残念ですね」天気予報が意地悪く微笑む。
「知っているな」
「もちろん、甲子園でしょう」そう言って天気予報は、さらに意地悪く微笑み去っていった。
「この尻切れトンボ野郎」罵声を浴びせても振り返ることなく消えた。
うううう、甲子園での横浜戦のチケットをもらったというのに、雨か。
巨人戦をテレビで見ながら、ぶつぶつ・・・その時事件は起こった。落ちたじゃないか、グラブからこぼれたじゃないか、ブラゼルの打球をポロリ落球したじゃないか、おおおお、紳士と胸をはる球団がウソついちゃいかんぜ、おいおい、これはもうあまりにもダメジャッジじゃないか！まいったなぁ、まいったなぁ、あかんやん。
土曜日の雨の心配を吹き飛ばすアクシデントが勃発した。ビデオ再生！ほらほらポロリしちゃってんじゃんかぁ～。しかし、審判は絶対のようだ。間違いを認めることをしない（青少年のいいお手本だ）。そうか、そうだった、審判は巨人のメンバーだったことを忘れていた。口惜しい。
わーーーーーーーー逆転されたじゃないか。あらららら、ストライクゾーンも巨人有利に設定されているのか。審判にやられたぁ。愕然。
「そういうもんですよ。紳士なんてこの世に存在しないわけです」突然、天気予報の声が響き渡る。
「卑怯者、姿を現せ！」天気予報と審判がダブって怒りが込み上げてくる。
「そうそう、再度調べましたが土曜日は雨ですよ。では、これで」状況を無視したクールな声が怒りの空間に漂う。
テレビ中継も阪神ファンの怒りにまっく反応せず、クールに終了。
紳士達は今宵、正直者の審判達と旨い酒を酌み交わしながら今日のゲームを振り返るのだろう。

＜横着もんの、家めし、外めし＞



サラサラでありながらも、
具材は煮込まれているというカレーに挑戦。
別々カレーである。
煮込みは、魔法の鍋に入れて放置しておけばOK。
食べる寸前に、
にんにく、ショウガ、ホールトマトを炒めルーをつくる。
あとは合体すればいいのさ。
おおおおお、なかなかのもんじゃないか。
自己満足の花が咲く。
次回のアイデアも閃いたぜ、むふふふふ。
ご馳走様でした。