美術館の裏手は、樹木の鬱蒼と繁る山です。
山への入口に立つ道標には、「←三軒家園地」と。
園地? 公園があるのかな。
だれも歩いていなくて、ちょっとビビるけど・・今回は好奇心が優先!
少し暗いけど、整備された広い道なので・・入って行ってみましょう。
は? これは・・
同じような構造物が並んでいます。
片隅に、説明板がありました。
「三軒家砲台跡」
「ここ観音崎は東京湾側に突出した岬であるため、東京湾防備の
重要地点として明治13~28年の間、観音崎各所にレンガと
コンクリートによる15ヶ所の近代的砲台が築かれました。
これらの砲台は、日清・日露戦争時代に活躍したものです。」
「この砲台は明治27年12月15日着工 明治29年12月20日完成の
27加砲4門 12加砲2門の砲台で、原形に近い形で残されています。
地下庫、見張所、井戸、便所等もありましたが、昭和9年8月20日
廃止されました。」 (説明文のまま)
これは先の大戦の遺跡ではなく、明治時代のもののようです。
100年以上を経ているとは思えないほど、しっかりと残っています。
(「加砲」とは、「カノン砲」だとか)
これが地下庫かな?
蔦や枯葉に半ば埋もれていますが、アーチ型の入口らしきものが・・
広場に出ました。 樹間に東京湾が見えています。
暫く人の手が入っていないらしく、草茫々のただの原っぱですが
ベンチなどもあって、ここが「園地」のメーンの場所かもしれません。
もう少し手入れをして小綺麗にすればいいのに・・・
という気もするけれど、歴史的建造物にとってはこうして
自然に抱き込まれているのが似つかわしいのかも・・?
道はまだ奥へと続いていましたが、ビビり‘猫’はこの辺りで退散!
あ、忘れるところでした。
観音崎のあじさいを見に来たのでしたね(笑)
咲いていましたよ~
例年に比べると、ちょっとまだ淋しいかな・・
馬堀海岸から観音崎まで、陽射しのなかを
19,848歩
でも、その甲斐あって、新しい発見もあったようですね。これがウォーキングの醍醐味?
紫陽花が彩り豊かで、とてもきれいです。
色だけでなく咲き方もいろいろで、楽しめますね。
初めてではない所でも、ちょっとした変化が見つかると嬉しいものです。
花や木も、去年と違うからこそですよね☆