スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

三浦一族ゆかりの地を訪ねて③

2012-09-20 | 横須賀・三浦

 
今日は晴れました~
前回に続き、今回は京急「三浦海岸」駅からスタートしました。



「三浦海岸」交差点からR134に入ってすぐの二叉路を左へ。
旧道らしい長閑な感じの道を歩いて行くと、ほどなく右側に

閻魔堂

金ピカの閻魔さまが祀られています。
境内の木陰で、どこかの飼い猫が長々と寝そべっていました。

傍らの小堂には、船に乗った「岩船地蔵」


たくさんの庚申塔も


なかでも、ひと際立派な明治32年建立のこの1基は
「青面金剛」と刻まれてなければ、お墓と見まがうような・・





やがて、行く手の右奥に

正覚山 専求院 十劫(じゅうごう)

浄土宗のお寺で、三浦不動尊第8番御札所。

       開山: 厳誉(江戸芝・西応寺)
           開基: 松原新左衛門(地元の豪族)
本尊: 阿弥陀如来
もと「真常寺」を、1615(元和元)年に松原氏が再興し改称したそうです。

寺前の大イチョウは、樹高20m 幹周り4.5m
三浦市の保護樹林となっています。


本堂左手の不動堂には、「笹塚不動明王」が祀られています。嘗て市内の
笹塚陣屋に祀られていた室町時代の不動尊で、像高76cm 玉眼寄木造の坐像。

1567(永禄10)年 北条氏綱が房州攻略の際、風雨のため方向を見失ったとき
土地の豪族 松原新左衛門が海岸で火を焚いてこれを助けました。松原氏はその
功により士分に取り立てられ、お礼に不動堂前で神楽を奉納したということです。

境内に、「マカセの墓」と呼ばれるものがありました。

マカセ網を使った漁法で魚を獲る漁師達が、魚を追って来て
この地に移り住み、「マカセ」と呼ばれていたそうです。
そうした人たちに所縁の墓標でしょうか。


「十劫寺」を出た所にも、9基の庚申塔が並んでいました。

形も建立時期もさまざまで、つい見入ってしまいました。       

中で一番目を引かれたのが、明治5年建立のコレ☆

体に蛇(龍?)を巻きつけ、迫力みなぎる憤怒の形相!

踏みつけられた邪鬼の下に刻まれている三猿は
互いの耳・目・口を塞ぎ合った珍しいポーズです。
石工さんの遊び心かな?





海側に出て、R215を下って行きます。
砂浜沿いに続く舗装された遊歩道をブラブラと・・♪

琴音岩

三浦道寸義同が、その子荒次郎義意の家臣 菊名左衛門重氏とこの磯辺りに
通りかかると、どこからともなく美しい琴の音が潮風に乗って聞こえてきました。
その音に誘われ駒を進めると、それは海中の岩間から湧き出す清水の音で
言ってみれれば、まさに天然の水琴窟だったんですね。 
道寸らが聞きほれていると、海中から1体の観音像が浮かび上がってきたとか。
それよりのち、ここは「琴音(根)岩」と呼ばれるようになったそうです。
 


折しも、乗馬クラブの人達でしょうか。 馬も人も気持ちよさそう~☆
三浦同寸さん達もこんなふうに・・・かな?

(続)


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