スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

海辺の町の古道に沿って

2017-10-11 | 横須賀・三浦


浦賀から三崎へ至る中間あたり、北下浦地区の旧道。
この辺りには、古道に沿って地域に根ざす寺社が点在し
お地蔵さまや庚申塔などが数多く見られます。

そんな長閑な道を ぶら~り☆




山側の奥まった所に、朱塗りのお社。
社叢林の深い緑に抱かれて、こじんまりと静かな雰囲気の神社です。
「熊野神社」

祭神:大日売貴命(おおひるめむちのみこと)
創建は不詳ですが、元禄の頃 紀州下津浦から漁民が集団で渡来し
マカセ漁」という鰯の大型地引網漁を伝えたといわれ、彼らが、
日頃信仰していた紀州熊野権現を 勧請したと伝えられています。

関東大震災で崩壊した社殿は、地域住民の尽力で修築され
海上安全・大漁祈願の人たちに信仰されてきました。
現社殿は、1980(昭和55)年 完成されたものとか。




     
向拝の龍や木鼻装飾が、塗りたてのように色鮮やか。


彫りのしっかりした 立派な狛犬さん
     
明治26年 飯嶋助五郎という方が建立されたようです。 
 



京急「津久井浜」駅を少し過ぎたところに
5基の庚申塔と 2体のお地蔵様が並んでいます。



「岩船地蔵尊」

御礼参りの貝殻で飾られ、船に乗った坐像と立像の地蔵尊。
「貝殻地蔵」とも呼ばれ、水難から人々を守っておられます。




「諏訪神社」

創立・由緒など 不詳。
祭神:建御名方神(タケミナカタノカミ)ほか。









社殿下の狛犬さん
     
「文政十三年」の刻銘


鳥居下の狛犬さん
     
「萬延元年」と読めました。



1908(明治41)年「神社併合令」により合祀された境内社。
「琴平神社」                     「三峯神社」
     



社殿下の右側にある大木は、根周り1m超の
ホルトの木(和名:もがし)

三浦半島名木巨木50選に選ばれています。


圧倒的な存在感!



地域に根ざした信仰の深さを感じながらの散策でした。



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2 コメント

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興味あふるる写真 (osamu)
2017-10-25 23:40:50
ご無沙汰しています。ひざしぶりにお邪魔しましたが実に興味溢れる写真に巡り会いしばし見とれました。

解説も見事なもので流石と思いました。

当方は膝の痛みで足が不自由で歩けません。目下 電動車椅子の申請をしています。プールも 久しく行っていません。だただ生きているというのみでしょうか?

横須賀にもあのような見事な建仁寺垣があるのですね~。ばかにしないでと怒られそうですね。 外に出らえないのに神社・仏閣には目をひかれます。あの世が近いのでしょうかね。皆様に宜ししく。コメント欄を借用しての通信でした。osamu 拝
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お元気で (夜猫子)
2018-02-04 11:29:19
こんにちは~ こちらこそご無沙汰しています。
貴ブログには時々お邪魔していますよ。老師もご覧になることがあったようで、
osamuさんも頑張っていらっしゃるわねと嬉しそうでした
元々からのメンバーが少なくなって寂しい限りです。
新ピカの電動車椅子を披露かたがた お顔を見せてくださると嬉しいな!
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