八ヶ岳たんぼの学校 昔ながらの米づくり

八ヶ岳たんぼの学校での日々の田んぼや稲の様子の記録です。

4月26日 種まき

2009年04月26日 | Weblog
昨日のお天気は雨。
朝起きたらかろうじて快晴でしたが、
しばらくすると強風と激しい雨…。

種まきができるかどうかとっても心配な一日の始まりでした。

今日は7人と赤ちゃん1人!というメンバーが集まって、
作業は順調に進みました。

10日前に施肥をして整えた苗床は、
水がうまく行き渡らず所々ひび割れ…&雑草がぽつぽつ…。
まずは床面の修復からはじめました。
苗床の排水に苦戦しながら1時間経ってからようやく種まき。

ここからは床面がいい状態のまま、風が強くならないうちに…。
時間が勝負の作業です。

コシヒカリ:赤米=2:1に分けて、1坪180gの計算で
種をまき、あらかじめふるっておいた土をかぶせ、籾殻燻炭を
かぶせて有孔ポリシートをかぶせました。
すぐにポリシート一面にびっしりの水滴がつき、まずは一安心。

今日は苗床の水没(昨年は失敗した)が厳禁なので入水はなしです。
今日から毎日、お子守り(水管理)をします。


4月13日~15日 芽だし

2009年04月15日 | Weblog
浸種作業を終えた種を、発芽させる作業です。

13日朝、昨晩のお風呂の残り湯が温かい湯船に、
コンテナを沈めて(種は水につからない状態)その上に
籾袋ごと種をおきました。

30度弱の温度で蒸し風呂状態にするわけですが、
赤米は約24時間できれいに発芽。

コシヒカリは48時間でなんとか芽が出ました。
でも芽だしの状態はまばら…。
水分と空気の両方がバランスよく必要な様です。
時々上下をひっくり返した方が良かったのですね。

種まきの予定日は4月26日。それまで5℃以下の冷蔵庫に保管します。

3月24日 浸種作業

2009年03月24日 | Weblog
3月21日は、NEC世界子ども自然クラブというプログラムで、
たんぼに行ってきました。
かぶ投げをしたり、水生昆虫を捕まえて観察したり、1日たんぼで楽しく過ごしてきました。

さて、たんぼの作業は、畦焼き、塩水選と進んでおりますが、
昨日より、八ヶ岳自然ふれあいセンター入り口横の水道で、
浸種の作業も始まりました。

これは、新鮮なお水の中に種を浸して、
積算温度を100度以上にするという作業です。

現在の水温は7度前後、15日ぐらいかかりそうです。
いつ、100度になるのか楽しみです。

八ヶ岳たんぼの学校スタッフ   かず こと 鈴木一江

3月21日 塩水選

2009年03月21日 | Weblog
農家さんの塩水選にお邪魔させてもらって、行いました。

一定比重の塩水に穂から外した種籾を浮かべて、
沈んだものはOK。(籾の中が詰まっていなければ
軽いので浮いてしまうのです)赤米は真水で選別できます。

久々のご指導をいただいて、
やっぱり勉強になりました。

塩水選のあと、消毒をしますが、
これまでは60度のお湯で行っていましたが、
発芽率にダメージの少ない、”酢消毒”というのがあるそうです。
早速帰り道にスーパーへお酢を買いに行って、
教えていただいた方法で行いました。
24時間酢の浸水液に浸漬します。

明日の夕方には引き上げて次は浸種の作業に入ります。

3月19日 土手草焼きと耕うん

2009年03月19日 | Weblog
今日は良く晴れていました。
ニュースでは火事のニュースが多かったので、
恐る恐るの作業でしたが、無事に終了・・・。
というより、やはり一部分しか上手に燃えませんでしたね。

水族館付近の枯れ草を集めて、火をつけ、
上手に燃え広げます(理想としては・・・)。
まあ、50点かな。というところで、作業終了にしました。

あとは耕うん作業。
小さい耕うん機を使って、本田を一周。
今年は切り藁を直接まいているので、
まだ熟していない感じ。もう一度耕うんしたほうがよさそうです。

冬のあいだ、苗間に水を溜めていましたが、
パイプが詰まって水はちょろちょろ。
水溜りには何も発見できませんでした。
パイプのつまりは、T字の連結部に枯れ葉がつまっていたのが原因。
きれいにお掃除して、流れはばっちりです。

次は明後日21日、17時半より塩水選(種籾の選別)を行います。

3月13日 種籾の準備②

2009年03月13日 | Weblog
11月に穂からはずしておいた種籾、
赤米は長いノゲをとらなくてはなりません。

農家さんにお借りして、
餅つき機でノゲ取りをしました。
味噌を造るときに大豆をつぶすのに使用する
”味噌羽根”を使うと、上手にとれるのです。

とは言ってもそう簡単にはとることができず、
初めは30秒を何回かやって試し、合計4分ほどかけました。

次は中身の詰まった籾だけを選別する作業を行います。
(予定は3月20日頃)

本田の作業も始めます。
耕耘と土手草焼きを3月19日(木)10時から予定しています。

コシヒカリ好評です

2008年11月26日 | Weblog
例年のようにお米をキープ協会のレストランや食堂で
お客様にきちんと説明しながら使わせていただいています。

自然学校でお客様にお出しすると、とっても好評です。
「お米が甘い!」とよく言われます。
今年のお米作りに関わって下さった皆さん、
本当にお疲れ様でした。

取り急ぎご報告!です。

11月16日 種籾の準備

2008年11月16日 | Weblog
今日は本来なら本田の残った耕耘と、
苗間の畦塗りをする予定でした。

ところが、とっても寒いし、雨も降っていて…。
急遽たんぼでの作業は中止にしました。

代わりに、抜き穂しておいた来年の種籾を
穂から外す作業を行いました。
3人あつまって約半日(私がほとんど戦力にならなかったので2人ですね)
作業終了。

後は赤米のノゲ取りをすれば来年用の種が完成です。

結果報告

2008年11月15日 | Weblog
赤米も脱穀が終わりました。
今年の収量は…

5畝のたんぼで、コシヒカリ220Kg、赤米56kg(籾重量)でした。

5畝のたんぼで6俵(360kg)とれると豊作なのだそうです。
今年は苗作りの失敗から、約8割しか田植えができませんでしたので、
360×0.8で288Kgとれれば優秀ですよね。
コシ220 + 赤56=276Kg ですから、まあまあでしょうか?

でも、本来なら赤米は80Kg採れてほしかったところです。
発芽がまばらで、苗もさんざんだった赤米は、
やっぱり最後まで影響してしまったのですね。
そして、赤米のもみすりをしたところ、玄米も非常に粒が小さいです。
出穂が遅かったのが影響しているかな?と
農家さんのコメントも頂きました。

12月14日の報告会ではお昼ご飯に食べていただくように支度します。
是非ご賞味下さい。

11月5日 赤米の脱穀

2008年11月05日 | Weblog
先週の稲刈りから晴天続き。
今日まで天気予報では晴れマークでしたので、
安心して作業となりました。

呼びかけ人の都合で、週末に設定できず、
本当にごめんなさい。
かつ、午前中の時間にも設定ができず、
今回は早朝7時からの作業にしました。

コシヒカリと同じく、農家さんに脱穀機をお借りしましたが、
朝露に濡れていると機械に詰まってしまうそうで、
はじめは慎重に作業。
でもほとんど濡れている様子はなかったので順調に作業が終了しました。