またまたどんより寒い一日となっています
昨日の応援の筋肉痛が主に、ふくらはぎに集中していて、
本日の資源回収(当番でした)で腰が痛くなって、
下半身が何だかバラバラに動いている感じがします
著者の森浩美(男性)さんは作詞家です。
smapやキンキキッズなどの作品があります。
その森さんが書いた短編小説集です。
8つのお話が入っています。
帯より―――
意地悪な人生、あきらめていた人間関係……
けれど見逃していたあたたかい絆。
裏表紙より―――
家族に悩まされ、家族に助けられている、誰の人生だってたくさんの痛み、苦しみ、そして喜びに溢れている――。
8つとも、少し不幸な登場人物が出てきます。
でもそんな彼ら彼女らが、人とのふれあいを通して、大事な何かに気づき、ほんわかした幸せの存在を信じるようになる、そんなお話です。
私は8つのラスト全部で涙を流しました。
なので、決して電車の中では読まないようにしましょう。
以下引用です。
「乾いた声でも」P59
結婚して十年以上も経てば大概の夫婦が空気のような存在になるくらいのことは分かっている。ただ、その空気が温かいものなのか、冷ややかなものなのかで大分違ってくる。色んな波風を受けるたび、それを乗り越え絆の深まる夫婦もいれば、少しずつ冷めた間柄になっていくこともある。
「星空への寄り道」P111
「何年後になるかは分かりませんが、私も先に逝ったふたりの傍で輝きたいです。そのときがくるまでは寄り道を楽しむように生きたいと思います」
「寄り道?」
「はい、余生という寄り道です。ですが、人生にはふたつの寄り道があると思います、私の場合のような、余生という寄り道と、休息という寄り道です……何も分からない私のような者が申し上げるのも大変失礼かと存じますが、お客様のお仕事のこと、休息というより道に入られたと思えば、多少、心持ちも穏やかになられるのではないかと……」
寄り道か……。思えばずっと、裏道や抜け道ばかりを探してきたのかもしれない……。
そして、あとがきが印象深かったので書いておきます。
「あとがき」P291~292
薄情で軽薄な世の中になったとはいえ、家族との絆は深く重く、そして厄介で面倒な代物である。希望やあきらめ、下ろすに下ろせない荷物を背負うが如く、誰しもが日々の中で共生している。淡々とした悲しみや切なさ。ささやかな幸せの確認。あえて言えば、コドモには分からない部分。そんな場面を切り取ってみたかった。作詞作品を知る人にとっては、意外な題材であったと思う。事実、連載途中でそういう声も聞こえた。ピッチャーに喩えるなら、キャッチャーが要求する変化球のサインに首を振り、ストレートを選択したような気がする。ストレートは、バッターのみならず観客の目にも分かり易い。それだけに正直怖い。しかし、しばらくはストレート中心の投球をしたい。インハイの速球で空振りを奪ってみたいものだが、オールドルーキーとしては、まずはきちっとアウトローへ放りたい。
昨日の応援の筋肉痛が主に、ふくらはぎに集中していて、
本日の資源回収(当番でした)で腰が痛くなって、
下半身が何だかバラバラに動いている感じがします
家族の言い訳 (双葉文庫)森 浩美双葉社このアイテムの詳細を見る |
著者の森浩美(男性)さんは作詞家です。
smapやキンキキッズなどの作品があります。
その森さんが書いた短編小説集です。
8つのお話が入っています。
帯より―――
意地悪な人生、あきらめていた人間関係……
けれど見逃していたあたたかい絆。
裏表紙より―――
家族に悩まされ、家族に助けられている、誰の人生だってたくさんの痛み、苦しみ、そして喜びに溢れている――。
8つとも、少し不幸な登場人物が出てきます。
でもそんな彼ら彼女らが、人とのふれあいを通して、大事な何かに気づき、ほんわかした幸せの存在を信じるようになる、そんなお話です。
私は8つのラスト全部で涙を流しました。
なので、決して電車の中では読まないようにしましょう。
以下引用です。
「乾いた声でも」P59
結婚して十年以上も経てば大概の夫婦が空気のような存在になるくらいのことは分かっている。ただ、その空気が温かいものなのか、冷ややかなものなのかで大分違ってくる。色んな波風を受けるたび、それを乗り越え絆の深まる夫婦もいれば、少しずつ冷めた間柄になっていくこともある。
「星空への寄り道」P111
「何年後になるかは分かりませんが、私も先に逝ったふたりの傍で輝きたいです。そのときがくるまでは寄り道を楽しむように生きたいと思います」
「寄り道?」
「はい、余生という寄り道です。ですが、人生にはふたつの寄り道があると思います、私の場合のような、余生という寄り道と、休息という寄り道です……何も分からない私のような者が申し上げるのも大変失礼かと存じますが、お客様のお仕事のこと、休息というより道に入られたと思えば、多少、心持ちも穏やかになられるのではないかと……」
寄り道か……。思えばずっと、裏道や抜け道ばかりを探してきたのかもしれない……。
そして、あとがきが印象深かったので書いておきます。
「あとがき」P291~292
薄情で軽薄な世の中になったとはいえ、家族との絆は深く重く、そして厄介で面倒な代物である。希望やあきらめ、下ろすに下ろせない荷物を背負うが如く、誰しもが日々の中で共生している。淡々とした悲しみや切なさ。ささやかな幸せの確認。あえて言えば、コドモには分からない部分。そんな場面を切り取ってみたかった。作詞作品を知る人にとっては、意外な題材であったと思う。事実、連載途中でそういう声も聞こえた。ピッチャーに喩えるなら、キャッチャーが要求する変化球のサインに首を振り、ストレートを選択したような気がする。ストレートは、バッターのみならず観客の目にも分かり易い。それだけに正直怖い。しかし、しばらくはストレート中心の投球をしたい。インハイの速球で空振りを奪ってみたいものだが、オールドルーキーとしては、まずはきちっとアウトローへ放りたい。
引用文を拝読し分かるような気がします
是非、購入して読んでみたくなりました
・・・そう、出来れば旅のお供にしたいな(#^.^#)
お体お大事に!!
だから持ち歩くのも楽なんですが、この本最初に電車中でラストを向かえ「どうしよう~」って状態でした(^^ゞ
さすが作詞家、物事や気持ちの細部をよくみているな~という感じがしました。
寝る前に娘に腰のマッサージを頼んでやってもらったら今朝はとっても楽になりました(*^_^*)
それなら買えそうです。
読んでみようかな
何もなければ、互いについてそう見ることもなく
日々の生活を続けていけるけど
病気だったり、子どものことだったり、
仕事だったり、互いの親のことだったり
夫婦でも全く違う考えに驚くこともあり
がっかりすることもある。
互いに万策尽きて へたり込むときもある。
だけどまた、愛情(信頼?)を頼りに
歩き始めるんだよね。
そんな偉そうなこと、ゆうてるけど
私はやっぱり、3年目の記念に何のプレゼントもお食事も
用意しようとしない旦那に
むかついてますけどねっ!
昔に比べれば文庫も高くなりましたが、それでも単行本の半分ですものね。
機会があったらぜひ(*^_^*)
確かに夫婦はいろいろあるわよね~。
あおちゃんって私の限定記事読んだっけ?