やさいの家

小さな日常・小さな風景

最近読んだ本 「昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン」~木皿泉~

2016-07-05 07:57:26 | 日記
市立図書館が近くにあるので、ほぼ毎週のように通っています。

雑誌や漫画までおいてあって、
今はネットで読みたいものを予約できるから、本当にありがたい。

人気の本は100人待ちとか、当たり前みたいにあるけど。
忘れたころに借りられるのも、ちょっと面白いです。

最近、木皿泉さんの本を借りました。

「昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン」

    




ご存知の方も多いと思いますが、
作者の木皿 泉(きざら いずみ)さんは、
脚本家・和泉 務(いずみ つとむ)さんと、妻鹿 年季子(めが ときこ)さんご夫妻の、共作ペンネーム。

この本は、後にテレビドラマ化されたそうです。

ドラマは見ていないのですが、木皿さんご夫妻の紡ぎだす世界観は、
やさしくて、おおらかで。日常の何気ない風景が心に沁みてきます。

そして、人の生死も含めた現実を見つめている。

日常の中で「当たり前」と、受け流して過ぎていくことが、
本当はどれほど大切なことだったのかを、思い出させてくれる気がします。


~~~~

酔っ払ったギフが饒舌に人生を語る。
「人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思う。でもね、でも同時に、そのことだけが人を救ってくれるのよ」

「昨夜(ゆうべ)のカレー、明日のパン」
木皿泉

~~~~~~

仮想現実の中で、泣いたり笑ったりして、
ふと、われに返った時、ちょっと元気になっている。

受け入れがたい現実も、きっと大丈夫だよって、軽く背中を押されるような。

そんな気持ちを、もらったような一冊でした。


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次回のお料理教室を、7月22日(金)に予定しています。

詳しくはこちらをご覧くださいね。



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