評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
買収されない企業と侵略されにくい国の類似点
企業買収に関わる新聞記事などを眺めながら、ぼんやりしていたら、「買収されない企業」と「侵略されにくい国」に似たところがあると気付いた。先日、東京は神田神保町にある我が社のオフィスを訪れた某出版社の青年が「ハト派市場主義宣言」というコンセプトはどうですか、などと、と提案して帰ったからかも知れない。
あらかじめ言って置くが、以下の説明を以て、非武装中立が可能であることの必要十分条件だと主張する積もりは、今のところない。ただ、ある種の社会のあり方が、防衛を代替する効果がある、ということは言えるのではないかと感じている。
三角合併その他、企業買収を話題にするときに、内外の企業の時価総額の比較がよく出てくる。たとえば、日本の花王と米国のプロクター・アンド・ギャンブル社(P&G)を比較すると、後者が前者の数倍の時価総額を持っている。だから、P&Gがその気になったら、あの優良企業である(ということになっている)花王が、簡単に買われてしまう、大変ではないか、という話になるのだが、それでは、どうして、P&Gは花王を買おうとしないのか。
実は、これから買おうとしているという可能性がホンの少しないわけではないが、買おうとはしていないという前提の下に合理的な理由を推理すると、花王の株価が高いから、これを買っても、P&Gにとってプラスにならないことが理由だろう。
通貨も金利も違う株価を直接PERで較べるのは正しくない。P&Gの立場では、通貨をドルベースに揃えて今後の状況を考えなければならないが、例えば、花王のPERが25倍、P&GのPERが15倍だとすれば、P&Gは、花王を買うことで、高い金を出したのに、思った程利益が伸びないという意味で、経営内容を悪化させる可能性が大きい。花王のPER25倍は、将来利益の成長性や安定性が高く評価されたものだと考えられる。これをP&G流に経営すると、かえって能率が下がってしまう公算が大きい。
まして、花王を本当に買うとすると、3割が相場と言われるコントロール・プレミアムを払わなければならないし(根拠はよく分からないが、そう言う人が多い。「勝者の呪い」の大きな原因だ)、経営統合の各種コストを払わねばならないから、花王の将来利益をPER25倍で買い切ることは難しいだろう。加えて、花王は、株価純資産倍率が、なかなか高い。
こうした場合に、P&Gが花王を買収し、支配しても、投資額に見合うメリットはない。
また、別の例を考えると、たとえばコンサルティング会社やソフトの開発会社のような会社を買収する場合、買収後に生産性の高いコンサルタントや開発者が会社を辞めてしまうと会社の価値が下がるし、メンバーの退職やチームのマネジメントスタイルの変更で、ビジネス・ユニットとしての生産性が大いに低下する可能性がある。
もちろん、こうした場合も、買収前にその会社のビジネスが改善のしようがないくらい効率が良くて、高い株価が付いていなければならないが、効率よく経営されていて、高い成果と評価を得ている組織は、買収して支配しても儲からない。
株価評価の高い会社の経営者が、よく、「我が社を高く買ってくれるところがあるなら、どうぞ、買収してくださって結構です」とか、「経営効率を高めて高株価を維持することこそが買収の防衛につながるのであり、我が社には(セコイ)買収防衛策など必要ない」というようなことを言うが、他人が支配して経営効率の改善が出来ず、かつ高い評価の会社は、時価総額が小さくても買収されないのだ。
もちろん、時価総額が大きな会社や、大資金を持ったファンドなどが、小さな会社を買収しようと思った場合、これは十分可能だが、買っても得をしないということになれば、買収は行われない。買収防衛策は、株価の低迷にもつながるし、弁護士を儲けさせる必要もないし、不必要である。
国にも同様のことが、言えると思う。
A国がB国に武力で侵略することを考えよう。A国が武力的にB国よりも強国である場合でも、侵略から占領にあたっては、自国側でもある程度の損害と、多大な経済的コストを覚悟しなければならないだろう。B国に侵略して、このコストは回収できるか。
それまでB国は、経済社会的に上手くマネージされていて、生産効率が高いとしよう。これを無理矢理A国の社会システムに変えたとして、果たして、維持できるだろうか。言語を二種類使わせることをはじめとして、B国の経済の能率は落ちるだろうし、たとえば企業から強制的に富を収奪し、高い税金を課するならば、企業活動は低下して、生産力は、落ちる。
それでは、国旗と政治家だけを取り替えて、もとのままの社会運営と企業活動を許して貰えるなら、どうか。
この場合、一般的なB国民としては、別段大きな不利益もない。これに対して、銃を取ってまだ、戦う意味は乏しい。株式会社で言えば、株主が変わって、社名が変わるだけだ。
日本をB国として考える場合、場合によっては、非正規労働者に対する扱いがもっと良くなるかも知れないし、年金制度など、もっと合理的なものにリセットできるかも知れない。日本に当てはめるなら、他国に統治される方が、若者の暮らし向きは改善するかも知れないとさえ思う(年寄りの財産のために、銃を取るのはツマラナイ。特に、失うものの乏しい人は、もっと鷹揚に構えよう。大金持ちこそ、自分の財産を守るために、銃を取るべきなのかも知れない)。
占領されて気分のいいものではないが、日本語で運営されていて、且つそれなりに高度な物質的・経済的生産性を持っている日本の社会を、統治して更に、メリットを取る、というのは、占領国にとってなかなか難しい課題ではないか。A国として、中国、南北統合された後の朝鮮、ロシア、など何れの国を考えるにせよ、日本の社会を自分達のシステムに取り込んで、効率よく搾取し続けるのは、難しいのではなかろうか。
結局、自主的に運営させておいて、政治的なトップ層だけ取り込んで、経済の枠組みの中で物的生産を長期的に担わせたり、マーケットとして活用したり、時に、無理めな協力をさせる、という、丁度、これまで及び現在、アメリカが日本に対してやってきたことくらいが関の山ではなかろうか。
乱暴な言い方をすると、悪くても、今くらいなのだ。防衛に力を入れて、一体何を守るというのだろうか。
日本の場合、人が関わった上での生産性が経済的な価値を生んでいる。これが、たとえば、人口の少ない、ほとんど人間が働かない、しかし、石油なり稀少金属なりの、豊かな鉱物資源があるといった国なら、そうは行かない。丁度、キャッシュや不動産を抱えていて、まともに経営されていない会社のようなものだから、今度は、俄然、占領するメリットが出てきてしまう。働かなくても喰えるような、楽な国には、別の苦労があるということか。
もちろん、ある程度のコントロール・プレミアムに相当する防衛力はあってもいいが(現在の自衛隊は過剰なくらい豪華ではなかろうか)、攻めてくる国に勝てるほどのものは必要ない。
国民大衆レベルでは、占領されてから、占領国のお手並みを拝見する、というくらいの精神的余裕を持っていてもいいのではなかろうか。そこから、どうできるか(どうできるものでもない)、という占領国にとっての予測可能性こそが、日本社会のソフトな防衛力の核心だ。もちろん、個人としては、敢えて、余裕があれば、体制が変わっても順応できるような個人的スキル、いよいよ居心地が悪い場合に、他国でも暮らせるような能力とコネを養っておくといい。占領されなくたって、居心地の悪い国になる可能性はいくらでもある。
ともかく、簡単に見える、企業の買収でさえ、そうやたらに起こるわけではないし、時価総額の小さい会社がどんどん買われていく、というものではない。国も、そう簡単に侵略されるものではないし、一口に、侵略・占領・併合などといっても、その内容は、いろいろであり、悪いことばかりと決めつける必要もない。武力による防衛力のみに安心を求めるというのは、あまり賢いやり方ではなさそうに思う。
以下、余談である。
ところで、防衛と言えば、先日、防衛省に詳しいある政治記者に聞いたところ、守屋次官の後任の、増田氏は、非常に優秀で現実的な人らしい。何れは当然次官に、ということで、省内が納得する人であるらしい。但し、守屋氏には、疎まれていたかも知れない、というし、もちろん、小池大臣が彼を選んだわけではない。小池氏は人選に失敗した、ということのようだが、結果的には、良い人事になったらしい(それにしても、西川氏は、何とも見苦しいことになってしまったものだ)。
ご本人の確認を取ったわけではない伝聞だが、増田氏は、「別に、何でもアメリカの言うことを聞かなくても大丈夫ですよ」、「憲法9条という程度の不自由がある方が、かえって、いろいろと好都合です」と仰っているらしい。柔軟な方のようだ。ただ、目的を与えられると、そのために何が必要であるかを計算して、解く、ということが極めて得意らしく、何でもできてしまうタイプらしいので、誰が、彼にどんな目的を与えるか、ということが重要であるらしい。
あらかじめ言って置くが、以下の説明を以て、非武装中立が可能であることの必要十分条件だと主張する積もりは、今のところない。ただ、ある種の社会のあり方が、防衛を代替する効果がある、ということは言えるのではないかと感じている。
三角合併その他、企業買収を話題にするときに、内外の企業の時価総額の比較がよく出てくる。たとえば、日本の花王と米国のプロクター・アンド・ギャンブル社(P&G)を比較すると、後者が前者の数倍の時価総額を持っている。だから、P&Gがその気になったら、あの優良企業である(ということになっている)花王が、簡単に買われてしまう、大変ではないか、という話になるのだが、それでは、どうして、P&Gは花王を買おうとしないのか。
実は、これから買おうとしているという可能性がホンの少しないわけではないが、買おうとはしていないという前提の下に合理的な理由を推理すると、花王の株価が高いから、これを買っても、P&Gにとってプラスにならないことが理由だろう。
通貨も金利も違う株価を直接PERで較べるのは正しくない。P&Gの立場では、通貨をドルベースに揃えて今後の状況を考えなければならないが、例えば、花王のPERが25倍、P&GのPERが15倍だとすれば、P&Gは、花王を買うことで、高い金を出したのに、思った程利益が伸びないという意味で、経営内容を悪化させる可能性が大きい。花王のPER25倍は、将来利益の成長性や安定性が高く評価されたものだと考えられる。これをP&G流に経営すると、かえって能率が下がってしまう公算が大きい。
まして、花王を本当に買うとすると、3割が相場と言われるコントロール・プレミアムを払わなければならないし(根拠はよく分からないが、そう言う人が多い。「勝者の呪い」の大きな原因だ)、経営統合の各種コストを払わねばならないから、花王の将来利益をPER25倍で買い切ることは難しいだろう。加えて、花王は、株価純資産倍率が、なかなか高い。
こうした場合に、P&Gが花王を買収し、支配しても、投資額に見合うメリットはない。
また、別の例を考えると、たとえばコンサルティング会社やソフトの開発会社のような会社を買収する場合、買収後に生産性の高いコンサルタントや開発者が会社を辞めてしまうと会社の価値が下がるし、メンバーの退職やチームのマネジメントスタイルの変更で、ビジネス・ユニットとしての生産性が大いに低下する可能性がある。
もちろん、こうした場合も、買収前にその会社のビジネスが改善のしようがないくらい効率が良くて、高い株価が付いていなければならないが、効率よく経営されていて、高い成果と評価を得ている組織は、買収して支配しても儲からない。
株価評価の高い会社の経営者が、よく、「我が社を高く買ってくれるところがあるなら、どうぞ、買収してくださって結構です」とか、「経営効率を高めて高株価を維持することこそが買収の防衛につながるのであり、我が社には(セコイ)買収防衛策など必要ない」というようなことを言うが、他人が支配して経営効率の改善が出来ず、かつ高い評価の会社は、時価総額が小さくても買収されないのだ。
もちろん、時価総額が大きな会社や、大資金を持ったファンドなどが、小さな会社を買収しようと思った場合、これは十分可能だが、買っても得をしないということになれば、買収は行われない。買収防衛策は、株価の低迷にもつながるし、弁護士を儲けさせる必要もないし、不必要である。
国にも同様のことが、言えると思う。
A国がB国に武力で侵略することを考えよう。A国が武力的にB国よりも強国である場合でも、侵略から占領にあたっては、自国側でもある程度の損害と、多大な経済的コストを覚悟しなければならないだろう。B国に侵略して、このコストは回収できるか。
それまでB国は、経済社会的に上手くマネージされていて、生産効率が高いとしよう。これを無理矢理A国の社会システムに変えたとして、果たして、維持できるだろうか。言語を二種類使わせることをはじめとして、B国の経済の能率は落ちるだろうし、たとえば企業から強制的に富を収奪し、高い税金を課するならば、企業活動は低下して、生産力は、落ちる。
それでは、国旗と政治家だけを取り替えて、もとのままの社会運営と企業活動を許して貰えるなら、どうか。
この場合、一般的なB国民としては、別段大きな不利益もない。これに対して、銃を取ってまだ、戦う意味は乏しい。株式会社で言えば、株主が変わって、社名が変わるだけだ。
日本をB国として考える場合、場合によっては、非正規労働者に対する扱いがもっと良くなるかも知れないし、年金制度など、もっと合理的なものにリセットできるかも知れない。日本に当てはめるなら、他国に統治される方が、若者の暮らし向きは改善するかも知れないとさえ思う(年寄りの財産のために、銃を取るのはツマラナイ。特に、失うものの乏しい人は、もっと鷹揚に構えよう。大金持ちこそ、自分の財産を守るために、銃を取るべきなのかも知れない)。
占領されて気分のいいものではないが、日本語で運営されていて、且つそれなりに高度な物質的・経済的生産性を持っている日本の社会を、統治して更に、メリットを取る、というのは、占領国にとってなかなか難しい課題ではないか。A国として、中国、南北統合された後の朝鮮、ロシア、など何れの国を考えるにせよ、日本の社会を自分達のシステムに取り込んで、効率よく搾取し続けるのは、難しいのではなかろうか。
結局、自主的に運営させておいて、政治的なトップ層だけ取り込んで、経済の枠組みの中で物的生産を長期的に担わせたり、マーケットとして活用したり、時に、無理めな協力をさせる、という、丁度、これまで及び現在、アメリカが日本に対してやってきたことくらいが関の山ではなかろうか。
乱暴な言い方をすると、悪くても、今くらいなのだ。防衛に力を入れて、一体何を守るというのだろうか。
日本の場合、人が関わった上での生産性が経済的な価値を生んでいる。これが、たとえば、人口の少ない、ほとんど人間が働かない、しかし、石油なり稀少金属なりの、豊かな鉱物資源があるといった国なら、そうは行かない。丁度、キャッシュや不動産を抱えていて、まともに経営されていない会社のようなものだから、今度は、俄然、占領するメリットが出てきてしまう。働かなくても喰えるような、楽な国には、別の苦労があるということか。
もちろん、ある程度のコントロール・プレミアムに相当する防衛力はあってもいいが(現在の自衛隊は過剰なくらい豪華ではなかろうか)、攻めてくる国に勝てるほどのものは必要ない。
国民大衆レベルでは、占領されてから、占領国のお手並みを拝見する、というくらいの精神的余裕を持っていてもいいのではなかろうか。そこから、どうできるか(どうできるものでもない)、という占領国にとっての予測可能性こそが、日本社会のソフトな防衛力の核心だ。もちろん、個人としては、敢えて、余裕があれば、体制が変わっても順応できるような個人的スキル、いよいよ居心地が悪い場合に、他国でも暮らせるような能力とコネを養っておくといい。占領されなくたって、居心地の悪い国になる可能性はいくらでもある。
ともかく、簡単に見える、企業の買収でさえ、そうやたらに起こるわけではないし、時価総額の小さい会社がどんどん買われていく、というものではない。国も、そう簡単に侵略されるものではないし、一口に、侵略・占領・併合などといっても、その内容は、いろいろであり、悪いことばかりと決めつける必要もない。武力による防衛力のみに安心を求めるというのは、あまり賢いやり方ではなさそうに思う。
以下、余談である。
ところで、防衛と言えば、先日、防衛省に詳しいある政治記者に聞いたところ、守屋次官の後任の、増田氏は、非常に優秀で現実的な人らしい。何れは当然次官に、ということで、省内が納得する人であるらしい。但し、守屋氏には、疎まれていたかも知れない、というし、もちろん、小池大臣が彼を選んだわけではない。小池氏は人選に失敗した、ということのようだが、結果的には、良い人事になったらしい(それにしても、西川氏は、何とも見苦しいことになってしまったものだ)。
ご本人の確認を取ったわけではない伝聞だが、増田氏は、「別に、何でもアメリカの言うことを聞かなくても大丈夫ですよ」、「憲法9条という程度の不自由がある方が、かえって、いろいろと好都合です」と仰っているらしい。柔軟な方のようだ。ただ、目的を与えられると、そのために何が必要であるかを計算して、解く、ということが極めて得意らしく、何でもできてしまうタイプらしいので、誰が、彼にどんな目的を与えるか、ということが重要であるらしい。
コメント ( 53 ) | Trackback ( 0 )
« 「市場と感情... | 「ベーシック... » |
先日、株が大暴落した夜、朝日ニュースターで解説されているのを拝見いたしました。
聞き手が、あまり上手でなかったにもかかわらず、米国発の暴落原因を非常に分かりやすく説明されてましたね。私にも十分理解できました。ありがとうございます。
さて、本日のわが国の防衛のお話。
残念ながら、いわゆるハト派の論理、中国や北朝鮮がビジネスエリートが企業買収をする時と同じように合理的判断をするとの前提での夢物語。
ヒトラー、スターリン、毛沢東、フセインが侵略、占領の対効果費を冷静に考慮したか、現在の中国政府は冷静に計算した上でチベット侵略を実行したか?
金正日は冷徹にコスト計算した上で横田めぐみさんを誘拐したのか?
やはり、経営学上の合理的判断だけで非武装になれるほど日本列島は平和的環境にないのでは。
日本列島は、不法入国した中国人や終戦直後から麻薬を売っている朝鮮人あるいは暴力団員がうろつき、スキあれば善良な日本人から金を巻き上げようとしている新宿・歌舞伎町の状況に似ているのではないでしょうか?
一部だけとりあげてあげつらうのは気が進みませんが、こういう物言いって、まさに55年体制時の非現実的な非武装中立の精神を体現するものだと思いますよ。
>「買収されない企業」と「侵略されにくい国」に似たところがある
安全保障論と経済の原則は、似ていても全く別のものですよ。国際政治の原則が、なべて経済原理に合致するなら、少なくとも近代以降の欧州で戦われた戦争の半分は回避できたでしょう。
>もちろん、ある程度のコントロール・プレミアムに相当する防衛力はあってもいいが(現在の自衛隊は過剰なくらい豪華ではなかろうか)、攻めてくる国に勝てるほどのものは必要ない。
このあたりのコメントも、粗雑を通り越してはっきり申し上げて失笑ものです。そもそも山崎さんは、日本の自衛隊が持つ具体的な装備や戦力を、周辺諸国のそれと比較して論じることもできないのではありませんか?
ご自分のご専門は経済なのですから、そちらにリソースは集中するべきです。やるならやるで、もう少し勉強されて、抽象論ばかりではなく具体的に論じられたほうがよろしい。
ネットでは、安全保障に関して言うなら百戦錬磨の名も無き論客がわんさかとあふれています。下手な手出しは大火傷のもとですよ。では。
ところで全然話は変わりますが、楽天ではもうこれ以上は海外ETFは出ないのでしょうか??水関連のETFなど、期待しているのですが。
「占領」に至るまでに起こりうる事態、国民の生命や財産への影響をまるで考慮していないのはどういうことなのでしょう。A国の軍隊は飴玉でも配りながら進軍してくるのでしょうか?
買収されないための企業戦略から、安全保障の教訓が得られるのではないか、という視点はそのものは面白いと思います。しかし山崎さんが安全保障に関してズブの素人である以上、その教訓を相手(安全保障屋)に恵んでやろうというのは傲慢であるかあるいはむしろ滑稽であるように見えます。
こんばんは。「はじめに結論ありき」というのは、仰るとおりで、「そういう効果もあるだろう」という部分を取りあえず書いてみたものです。
侵略者がどの程度合理的なものかというのはなかなか難しい問題ですが、全く非合理的でもないのではないか、と思います。
非合理的という意味では、特に日本の貧しい若者が、なぜお金持ちのために銃を取ってもいいと思うのか、という辺りの非合理性が深刻ではないか、と思います。
>ハスミさま
こんにちは。コメントありがとうございます。
確かに、私は、防衛についての知識もデータも議論に足るほど持っているわけではありません。本エントリーは、百戦錬磨の論客に、いろいろ教えて貰おうというくらいの意図で書いた文章です。ご批判、ご教示、大いに歓迎です。
たとえば「安全保障論と経済の原則は、似ていても全く別のものですよ。」という部分は、どこが似ていて、どこが決定的に違うのか、という辺りが、スッキリ分かると有り難いと思います。論理的には、どこがポイントですか?
実は、手許にワーキングプアのことを書いた雨宮処凜「生きさせろ!」(太田出版)という本があって、この本の中の記述の一部が気になって、このエントリーを書いてみました。
本の前半に、過去の著者自身を含む極貧フリーターが「『愛国』にさらりと絡め取られる」話が出てきます(p85以下)。「漂っていることに不安を抱えているからこそ、一気に国という共同体と接続」してしまうのだそうで、「靖国神社もそれを補強する」と、二年ほど右翼団体に入っていたという著者が書いています。
彼らの「愛国」は、企業買収に反対して役員・管理職ではなくて、派遣社員がカラダを張ってくれるようような話です。心理の問題としては理解可能なのですが、国も事実上彼らの救済をあきらめ、企業と共にむしろ積極的にこうした層を作っているとさえ思えるような状況下で、失う財産とて乏しい若い非正規労働者達が、戦争を肯定し、命懸けで外国の侵略に抵抗しようとする、ということの合理性は、なかなか得心がいきません。
尚、楽天証券は、海外ETFの扱いをさらに増やす方針のようなので、こちらの方は、コメント以上に宜しくお願いいたします(笑)。
こんばんは。ご来訪ありがとうございます。
私の前提は、「相手国が日本を占領する目的が、経済的な搾取以外にあり得ない」ではなくて、「相手国が日本を占領する目的の一部は、経済的なメリットを得ることに違いなかろう」あるいは「・・・経済的なコストとベネフィットも考えるだろう」です。
また、「安全保障屋」に恵んでやろう、などという大それた考えは持っていません。失う物の少ない若者が、武力による防衛を「少し」馬鹿馬鹿しいと思ってくれるといいな、というのが、拙文の意図です。
これは防衛でも同じです。植民地経営は真面目にやろうとすれば持ち出しになるのは歴史が示すとおりです。ですが最初から収奪しかするつもりがないなら、黒字経営など目標にしなくていいのです。
「失う物の少ない若者」は相手側にもいるのです。彼らが我が方を羨ましく思ったりしないよう、不用意な「日本は素晴らしい」といった喧伝はしないことが重要です。
知的なコメント、どうもありがとうございます。
手詰まりの経営者がM&Aに走るがごとく、他人の資本と社員の犠牲を顧みずに、不採算な大風呂敷M&Aを行う経営者が、確かに居ますね。この辺りは、国が単位であるように見えて、個人が単位で物事が動くのが、世の中の面白いところであり、怖いところでもあります。
その道の中途半端なスペシャリストは素人の意見をぞんざいに扱い、i一方で一流のスペシャリストというのは、スペシャリストの経験・知識を活かした上でその道の素人の意見も柔軟に受け入れる謙虚さ柔軟さを兼ね添えた人だと思います。
私はコンピュータが専門ですが、一時期ちょっとパソコンが使えるだけの人が、使えない人をバカにすることがあった判明、コンピュータの専門家(当時、私を指導していた教授ですが)、「ユーザーが未熟なんじゃない、コンピュータのユーザーインタフェースが未熟なんだ」と仰っていたのが、いまでも記憶に新しいです。
あとは、何が専門、何が専門でない、ということではなく、いろいろな専門家同士でいかに話し合っていく(コラボレーション)をしてくかが、今後の重要な部分だと思います。
こんばんは。優しいコメント、ありがとうございます!
防衛問題では、私は素人ですが(特に歴史知識は中学生レベルから心配です)、民主主義では、私のような者も、専門家様と同じく、一票持っているのですね。
この問題の核心は、エントリーで書いたような「守り方」の問題よりも、「守る価値は何か」と「誰が守るのか」なのでしょうが、何れの問題についても、素人なりに、納得できる知識が一つでも増えるといいなと思っています。もちろん、新しく得た知識で、私の意見が変わることもあり得ます。
<具体的アドバイス>
例えば、
①その道に詳しい経験豊富な族議員の代表を閣僚とし、閣僚の半数以上は、2度目の入閣者とする。民主党よりも人材はずっといるのです。
②仲良し・お友達グループ、少年官邸団からは1人も入閣させない。まず、猛省している姿勢を示す必要があります。
③国民受けを狙った実力の伴わない女性官僚は1人も入閣させない。国民はもう女性閣僚には食傷しているはずです。
④論功行賞とみられる人事は一切しない。その証として自らの出身派閥の町村派からは、党役員は別として1人も入閣させない。政界でもどこでも嫉妬が怖いのです。
⑤問題の農林水産大臣は、政治とカネの問題を避けつつ、思い切った政策転換をするため、学者から選ぶ。ただ、大昔の東畑精一さんのようなふさわしい学者がいるかが問題です。UNQUOTE
民主党衆議院・しのはら孝(農林省OB)のブログより。
オウム信者に真正面からハルマゲドンなんてこないよ、とか毒ガス攻撃が”来ても”大丈夫だからとか言いますか?ロシアや中国が”攻めてくる”と思って心の中のサティアンに閉じこもっている人たちをそれでは解放できません。それよりは彼らの神たる麻原がいかに俗物で贅沢な暮らしをしていたかを知ってもらうほうがよっぽど効果があると思います。すなわち自衛隊に絡む金の流れや誰が儲けているか、を暴くほうが効果絶大なのではないでしょうか。私自身第一次世界大戦でのベージル・ザハロフや日本の小佐野賢治について知識を得てから急速に防衛か否か、という意識は冷めました。戦時での賢い立ち回りは儲ける側に回ることだ、と。みんながみんな”勤労奉仕”するなんてバカバカしい軍需省に取り入って一儲けしようと企んでいたら金持ちや政治家が音頭を取った今までの戦争は難しいと思います。若者から銃を手放させる最良の手段は銃を握る側より売る側のほうがおいしいよ、と教えることだと思います。倫理的には抵抗があるかもしれませんが。
山崎さんのご意見とても面白いです。
ただ最大の問題は、企業は買収されても社員の血は流れないけど、国の場合は無血開城ということは残念ながら滅多にないということでしょうか。優秀な政治家や民度が高ければ犠牲が出る前に白旗あげてくれるんでしょうけど、ナショナリズムが相変わらず存在する今の世界、特に日本では難しいのでしょうね。
しかしグローバル化が進みEUのように国家というものが都道府県と同レベルのものになろうとしていますから、かつてのように藩同士で戦争したり武力を持つのがバカバカしいと思うようになる時代は意外と近いような気がします。
そもそも武力のおかげで均衡が保たれているという発想自体が幻想の最たるものではないかと・・・
山崎さんの指摘に既視感があると思ったら、日本の「戦後レジーム」そのもの。じょうずな占領は被占領国に平和と繁栄をもたらすことが出来ることの証明です。
もちろん、1941年の段階で日本が合理的な判断をすればもっと良かったですね。あの時点で日本は十分に「侵略されにくい国」になっていたのですから。
攻めてくる理由が経済だけでなく「国家の威信」というのに絡むためそれだけで図れないと言うのが一つ。
また、技術情報取得というのは長期的に利益が出るモノなので経済的に見ても損が出にくいのではないでしょうか?
そして本題
自衛隊は過剰な戦力を保持してはいません。
それは日本防衛上のドクトリンによるもので、むしろ不足していると言っても良いでしょう。
戦争の勝敗は直接的な戦力だけに依りません。
むろん非常に重要なファクターではありますが「多少の戦力差ならどうにか出来る要因も存在する」と言うことを理解してください。
そして、あなたが言われる経済上の理由は自国である日本にも適用されると言うことも。
そのため現在日本で自衛隊が取っている防衛ドクトリンは
「迎撃戦力を圧倒的なまでに整備し、侵攻あるいは攻撃の意図をくじく」というものです。
実際に戦闘になれば国家は疲弊し、被害も甚大なものになるため戦争そのものを起こさないようにする「抑止力としての自衛隊」を目指しているわけです。
もしも実際に侵攻が行われ、陸上戦闘が行われたとするなら自衛隊の全兵員/日本人口で見ると24万/12700万で大体補給や整備を行う後方人員も含めてすら自衛隊員一人あたり約500人を守るという計算になります。
考えるまでもなく絶望的な戦闘になるでしょう。
だからこそ上陸前にすべて叩くという方針で進めているわけです。
しかしながらこれでは対処出来ない事態もあります。
今話題になっているMD、弾道弾防御です。
これを整備するため今自衛隊では次期輸送機、次期戦闘機配備計画に遅延を来しています。これでも人員や予算が過大といえるのでしょうか?
こんにちは。
小泉氏は本来何がやりたかったのか。たぶん政敵潰しであり、相手は経世会だったのでしょう。彼は徹底的に「政局の人」だったのだと思います。
郵政民営化は、それに有効な看板だったということなのでしょう。本来的には財投の改革が必要だったのでしょうが、財投と郵貯は民営化前にとっくに切り離されていましたが、財投改革はほぼ手付かずです。
しのはら議員のアドバイスは面白いですね。しかし、嫉妬が怖いとすると、論功行賞以外の人事をすると、猛烈な嫉妬の嵐に遭いそうですね。
組閣(粗閣?)は出来ても、その直後から文句が出そうですし、閣僚も、短命内閣と割り切って、もっぱら自己アピールに精を出しそうで、とても、本格的な政権が出来そうなイメージはありませんね。何日保つのかな、という気さえします。
今回の組閣での大臣は、ともかく閣僚経験者になった、というところに意味がある、というくらいの感じでしょうか。
それにしても、民主党の議員自身にに「(自民党の方が)人材はずっといる」と言われる民主党というのは、何とも頼りないですね。まあ、そんなものか、という気もしますが。
文豪村上がよく書いていたけんど。日本でもっとも価値があるのは、女、でんな。壁でも山でも、日本の女は高く売れましょう、タワシでも。売れないハゲオヤジの国防談義、むっさいでんな。最近の調査によると、二十代の人の達観は極まっていて、酒のまない・女は二次元・ギャンブルやらない・欲しいもの特になし、だそうです。エロ坊主一休を目指す仏教徒のわしから見ると、エコだし小日本主義だしでまことにいいのですが、生き延びる欲のない者が生き延びることができるのかどうか、結果を見てみないとわかりまへん、わしの方が先にあの世やけんど。山さんが思うより、非戦?な若者は多いかもしれまへん、なんせ欲がないのでっから。
この時点で戦争を語る前提は、中国や北が攻めてくる、ではなく、アメコーが大義のない戦争やりやがった、でしょう。間接的に日本は侵略戦争の戦費の負担をしとるわけでっから、経済的にみれば。
恒例日曜の朝ネタは、特になし。「ひこようしゃ」なる珍妙な日本語を使っていたのは、幸田なんとかですか?声しか聞いていなかったので。パンクな雨宮女子の半分の価値もないでんなあ、経済小説家。まあ、一億総パクチー化第一号の大宅映子よりましでっけど。
なるほど、レイプは私もされたくないですね。
>サムライさま
戦争・防衛で誰が儲けているかを明らかにするというのは、きっと優れた戦略なのでしょうね。防衛絡みでマイケル・ムーアみたいな映画でも作る日本人がいるといいのでしょうが、作品が出来る前に、消されてしまいそうですね・・。
>おいどん様
あらためて考えると、欧州は大したものですね。直接戦ったフランスとドイツが仲良くして統合ヨーロッパを目指すのですから立派です。
アジアでもああできないものか、暇になったら、碁でも教わりながら、中国や韓国の子供とゆっくり話してみたいものです。
>ハットリさん
既視感。仰るとおりです!
>やん様
ご教示ありがとうございます。
C国やNK国に対してどの程度の警戒心を持つのがいいのか、私には、スッキリ納得できない部分が残っています。イラクに侵攻するアメリカを見ると、かつての「鬼畜米英」が実は正しかったのかも知れないし・・・。
「侵攻あるいは攻撃の意図をくじく」という防衛の考え方自体は、相当程度、合理的であるように思えます。ここの理屈は、私も納得できます。ただ、完璧を求めるとコストが高く付きそうですね。
たとえばミサイル防衛網については、「それが出来ると安心だ」という気持ちと、「完全を求めると、際限なく高く付きそうだ」という気持ちが交錯します。C国もNK国も、日本の国土を破壊することにメリットは無さそうに思うのですが、将来の日本が「ホールド・アップ!」と脅されて、「大砲でバターを全て取られる」みたいなことになると間抜けですし、難しい判断です。
丁度、NHK教育テレビで囲碁の山下敬吾(私と同郷、旭川市のご出身です)・金秀俊戦を観ていたこともあり、CやKと自由に行き来するようになって、碁でも打てると楽しいなあ、と思っているのですが、ダメですかねえ・・・・・。
反与党の人は、敵が侵略して来たら、日本は「パンツ」を脱いで降伏せよと言うが、これも極端である。
したがい、国会やマスコミで、データを出して、「ホンネ」の防衛論議を半年や1年かけて、討議して、問題点や妥協点を明らかにすべきである。
機密事項が多いことで腐敗臭が漂いやすい環境にあると思うんですけど。
利権に与る人種にとってこの味は美味しそうです。
防衛は特定の業界に関わるゴク少数者だけを潤してるだけにしか見えない。
この辺りの状態は、原子力関係の風景にそっくりのような気がします。
ほんとうに必要なのか、無駄はないのか、きっちり帳尻を合わせないことにはいかんでしょ。
そうそう「空中給油機」なんか2機もいるんですかね~、専守防衛の自衛隊に。
全く理解できません。
昨日、今日と東富士演習場で陸上自衛隊による第49回「富士総合火力演習」があったそうで息子が見学して来ました。
原子力空母と原子力潜水艦と原爆を加えればオフェンシーブ軍事力に必要十分な力と成りうるし & 陸自の実弾演習を間近に見た感じでは、あのPowerに対する指揮権を持ったものは男女を問わず一度は試して見たくなるだろうなあ・・・・・との感想でした。
恐ろしい催しですが、来年は応募して抽選に当たれば一度見学し、愚かなるM&A戦略を立てる馬鹿者の研究の一助と(実弾の薬莢一個分位いは私も望まざる微小株主に当たる訳ですから)してみよかなあ~と考えています。
因みに現地配布のリーフレットの英文タイトルは「Fire Power 2007 in Fuji」となっていました。
1人も殺すな、というならもっと防衛費は必要だし、100万人死んでもOKならもっと減らしていいでしょう。
耐震建築とかの防災費用と同じです。損害がどうしても認められないなら青天井。震度5で崩れなきゃいいや、なら程々でいい。
身内が死ぬのは嫌でしょうが、生命保険では卸売りで寿命を算定したりするわけですし、一度はどのぐらい死んでもいいかを考えてみると良いです。
山崎さんには、是非このコンセプトをもっと深めて、凄みと斬れ味のある、以後、基本書として引用されるようなものにしてください。大期待しています!
皆さんのコメントをざっと読むと、今回の山崎さんの《経営効率としての平和論》の「穴」は、
1:侵略するようなイッちゃっている国家指導者(&熱狂国民)は経営効率なんぞ考えるようなタマでない
2:事後の経営なんぞ考えない略奪者には関係ない
(どちらも似てますが)というものでしょうか。
私が気になったのは他に2点ありまして、
山崎さんは、
ア:「日本には人的以外に資源があまりない」(だから経営効率の面が強くなる)としてますが、資源には技術、また「特許」も入るとすると、日本はそれなりに資源国でないかな、と。(侵略が成功した場合の特許というのは引き継がれるのでしょうか…)
イ:現状の日本がアメリカの半植民地だとすると、「せいぜい今程度なのだ」というのは、私などは個人的に、アメリカの半植民地なのも不快ですが、それよりも、アメリカの尻馬に乗って他国(イラクやパレスチナなど)の悲惨さの上に、この豊かさだけは綺麗かのようにカマトトぶっている、また、所詮は弱肉強食と開き直る、それらの方が何より嫌です。(山崎さんがそうだとは思いませんが)
アについては他に、「人工衛星の打ち上げ実験」を日本列島をまたいで実施し、日本の株式市場に、事前に香港から空売りをしておくと、とても儲かる(不当に収奪できる)のでは、と思いました。
とは言え、現状ではそんな飛行体を撃墜することは無理なので、
湯水のごとく税金を費やして宇宙ミサイル技術を磨くか、
列島またぎの人工衛星のニュースぐらいでは微動だにしないタフな?株式市場をつくるか、でしょうか。
イについては、
基本的に、アメリカの非道にピシャリとやれる実効力を持てればいいので、べつに軍隊でなくてもいいのですが、アメリカ国債を売りまくる(C国が既に想定してますかね)とかでしょうか。
(C国、中国もチベットを侵略しているので、なにか経済爆弾を持っておきたいところです・笑)
ついでにいうと、今の自衛隊は現状の軍備の志向性では、対アメリカにはサボタージュ以外の戦術は何の役にも立たないわけで、もっと考え方をあらためて村上さん流にPCウィルスでも開発したらいかがかと。
(米軍は、白人には発症しないウィルスを開発中という噂がありますが…)
どうも、戦争のことを考えると、どんどん幼稚になっていきそうです。
とにかく、山崎さんの「ハト派市場主義宣言」書、期待しています!!!
(そういえば以前、北朝鮮の非道拉致に、山崎さんが「徹底的に経済制裁をしてよい」と書かれていた記憶があります。山崎さんの言葉としては新鮮だったのですが、その後にアメリカのコルレス金融封鎖が報道されましたが、その本の中にでもブログにでも、具体的に書いてはいただけると面白そうだなと思いました。)
私たちの国がこれだけの経済力とこれだけの人的能力を持ち加えて国益主義を取る方向が強くなればなるほど近辺の国の方々は日本を脅威に感じられるのではと心配します。
自分たちだけの立場で自分たちだけの利益を追求すればするほど、唯我独尊という方向が強くなればなるほど。
そういう方向で突っ走り、過去、大きな失敗をした先人たちは、多くの犠牲を払ってくださって、良い教訓を残してくたでさっています。
その教訓をかてとして、戦後62年間、戦争放棄の現憲法を守ってきました。しかし、なんだか変な流れがここ一年位前から見られます。憲法改正等もその一つです。
国益のために、軍事力をとか、他国が日本の方針や考え方に批判するのは許せないとか。一例は靖国問題、一例は教科書問題、一例は慰安婦問題、いずれ南京問題が再熱するでしょう。
私たちが、他国が攻めてきたらと心配するのと同じように他国の方々も、万一日本が攻めてきたら大変だと心配されるのではないでしょうか。
そして、お互いに、疑心暗鬼になり、まずい方向へ進まないよう智恵を出し、お互いを理解し合い、仲良くすることと思います。
数千年の歴史の中で、何度も何度も戦争をしてきました。
大きなものは、第一次世界大戦・第二次世界大戦でしょう。
そして、それらを反省し、また教訓として、大多数の国々は戦争だけは避けましょうとなってきています。
幼稚な理想主義といえば、その通りです。世界はそんな簡単なことで、問題の解決は出来ないと言えば、その通りでしょう。
今でも、世界のどこかでは、戦争をたしかにしています。
しかし、かつての時代よりは戦争は少なくなっています。
多くの国々が戦争は避けようと智恵をだしてきているからではないでしょうか。
日本も、多くの人々は、やはり、そう思っておられます。
私も、微力ですが、そう強く、強く、思っています。
国の軍隊が弱体化(非武装だとすると無くなるわけですが)するとそれぞれの主義主張を持った勢力が武装組織をたちあげるかと。
救国とか解放と名のついた武装組織があちこちに出来上がった日本というのはなかなか住み難いかと思われます。
>C国やNK国に対してどの程度の警戒心を持つのがいいのか
現実に「反日」を掲げている国なので仮想敵国に値します。
また、実現性は落ちましたがR国も当然仮想敵国です。
これはあくまで「IF」の話であり、もし~どうする という反応、対応を示すものです。
最悪を想定するのは国防上当然のことで、国際常識です。
>MD
NBC(核・生物・化学)兵器というのは「反則」なんです。
特に核は。
要するにジョーカーみたいなもので、ルール上同じカード以外では対抗出来ません。
通常兵器では話にならないんです。
これを切ってきたら外交上どんなことでも飲まざるを得ません。
これよりランクの落ちる手札としてMDがあり、
「もしかしたら『核』を使っても効かないかもしれない」
と言う心理的要因(根本的解決にならない)になります。
これがあると相手が核カードを切ってきたときに「こっちだって対抗手段はある」と言って外交のテーブルに戻せる可能性があります。
性能は重要ですがそれ以上に「対抗カードを持っている」と相手に言えることが重要なんです。
>snowbeesさん
>反野党の人たちは、空母を持て、核を持て
軍事上の話、今現在日本は空母を必要としていません。
つい先日「ひゅうが」が進水しましたが、ヘリのプラットフォームと言うべきモノでいわゆる「正規空母」とは違います。
英仏の持つ軽空母とも違い、対潜水艦、輸送を目的としています。
攻撃に使おうにも何せ日本には乗せるべき艦載型の攻撃ヘリが居ませんから。
航空自衛隊ですら対地兵器をろくにもてないのに攻撃型空母など持てませんし、意味がありません。
核に関しては先に挙げたとおり対抗策が必要なんです。
それに例えとは言えいきなり予算十倍というのは他の部門でもあり得ないでしょう?
>軍事不信さん
>組織体の善し悪しはお金の出入りを見れば分かりますが、防衛関係は秘密ばかりですね。
いえ、じつは少なくとも一万円単位から公開されています。
毎月「どこの企業に何をいくら払った」ということが公開されており、
また日本の防衛企業というのは軍事専属にしているところはないので幅広く発注されています。
例えば東芝、三菱、伊藤忠、三洋、ユアサなどです。
具体的に例を挙げると
GSユアサテクノロジー 無停電電源装置(CVCF)用蓄電池(MSE-300) 200個 約1016万円 (軍事研究 2007/07より)
>空中給油機
必要です。
一機につき一機ずつしか給油出来ませんから、通常2機単位で行動する軍事機には最低数といえます。
実際には整備の都合もあるのでもっと必要でしょう。
改札口にたとえると分かり易いでしょうか?
一度に捌ける数が決まっているんです。
また飛行機には着陸重量、離陸重量、最大積載量というモノがあり、それぞれ違っています。
具体的には先に挙げたほど少ないです。 だから燃料を少な目にしてミサイルを積み、空中給油して出撃という手段を取ることもあります。
>金田浩さん
>他国が日本の方針や考え方に批判するのは許せないとか
内政干渉。
実は「核」対策には原子力潜水艦整備交代分含め三隻+潜水艦発射式核弾道弾の組み合わせが一番安く、効果的だと言われているんです。
世論や核アレルギー、推進した首脳の首を考えなければ。
MDでは迎撃距離の問題があり日本中に必要分を配備し、練度が落ちないように訓練するとそれだけで(例年通りなら)毎年の防衛予算を食いつぶし借金をする羽目になります。
ICBMを整備すると当然空いてもそこに狙いを定めますからそこの周り数十kmを軍用地にしなければなりません。
そこに迎撃システムと、防御用のサイロを作ることになり、それが総数20~30個必要になります。
おそらく土地問題だけで頓挫するでしょう。
その点原潜との組み合わせは年予算を組んで配備してしまえば迎撃戦力も土地もいらず、そのため必要以上の戦力を持たずにすみます(ほかのシステムでは固定目標のため破壊されることを前提に多めに必要)。
「核の傘」を確実に差しかけてくれる保証がない以上自力、対抗手段としてはこのようになります。
はっきり言って高いです。
アメリカだってそう思ってます。
アメリカは世界中から核がなくなれば喜んで核を捨てるといっています。
実はこれかなり信用できます。
理由は二つ。
1.高い 維持費用高い。処分費高い。建造費高い。
2.通常兵器だけならすでに世界最強。 だからそれをひっくり返すジョーカーはゲームから取り除きたい。
非常に分かり易く、説得力がある言葉ですが、何せジョーカーが自国以外に残っていればエラい事になるので手放せない。
と言うことらしいです。
月刊誌「軍事研究」は、HPで目次を読むと、面白そうですね。図書館から借り出して、拾い読みするかな?
分かりやすくて詳細なレス、どうもありがとうございます。大変参考になります。原潜+核が実はローコストである、というのも、きっとそういうことなのでしょうね。ゲームとして考えると、ついハマりそうです・・・。
C、NK、Rなどについて、お互いに「仮想敵」であることを重視しなければならないというのは、一つの現実であり、確かに、重要だと思います。
ただ、
1)こちらが対抗するからあちらの軍備もエスカレートする、といった相互のエスカレーションの問題をどうするか(こちらの軽装化が先方に信頼感を与えるかも知れません)、
2)こうした対決の構図自体が軍需産業の演出ではないか、
3)防衛のコストは守るべきものの価値に見合うのか、
といったことも常に考える必要があると思います。
決して、やんさんのご指摘を頭から否定するというのではありませんが、やはり防衛の価値とコストについて、常に疑うことは必要かと思います。
核については、強力な交渉武器だというのは分かるのですが、使う側の目的(特に、使った後にどうしようというのか)に、疑問というか、ゲーム論的興味が湧きます。
つまり、相手を破壊し戦争に勝利できたとしても、その後に、有効に相手を占領し、利用しなければ、得になりませんが、この点はどう考えるといいのでしょうか。相手を占領できる通常兵力と国力がないと、戦争を仕掛ける意味がありませんね(もちろん、国内世論対策で「暴発」というような事はあり得ますが)。
また、アメリカは、核というものをもてあましつつあるのかもしれませんね。NKの核がイランに渡るようなことになると、中東の均衡が崩れる(イスラエル滅亡?)でしょうし(だから、今回譲歩したのか?)、目下、パキスタンの政権が弱体化していますが、ムシャラフ政権が倒れると、イスラム原理主義に核が渡る、という展開になる可能性があります。
最終的に、お互いを破壊できる国が複数出来て、アメリカが絶対ではなくなる、という状況は、気分的・原理的にはある種好ましいように感じますが、世界が不安定化することは間違いありませんね。その場合に、日本も核を持つべし、という議論は、これに賛成するかどうかは別として、大いにあり得ると思います。
また、軍事問題のツボを、教えて下さい。
私なりの考えですが
>失う財産とて乏しい若い非正規労働者達が、戦争を肯定し、
>命懸けで外国の侵略に抵抗しようとする、ということの合理性は、なかなか得心がいきません。
それはアイデンティティの問題でありましょう。
http://aminoyuraku.blog6.fc2.com/blog-entry-108.html
外国の侵略に抵抗しようとかその内容は多分どうでも良く、
『必要とされている自分』を欲しているのでしょう。
確かに、国や企業に対して戦うほうが正しいのですが、現状ではそれは実は結構大変なことなので(社会的にフリーターや派遣社員が差別されている現状を見れば、それによる勝利=正規雇用がいつになるのかわからないし世間は冷たい)、国が「自衛隊に入れば給料は保証するよ」と言われれば彼らの大多数は流れてしまうでしょう。そっちのほうが楽なので。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20070704/129053/
なぜフリーターや派遣社員などが右翼に流れるかといえば、そうすれば楽にアイデンティティが確立できるからです。右翼であれば「日本人である」ということだけでアイデンティティを確立できます。
そうすることにより、自分の生に意味付けを行えるのです。
自分には収入も無い、肩書きも無い、社会的差別にさらされている。しかし-日本人だ!!!という。
昔、BBCが日本の右翼団体を特集したときに、その構成員の大部分が被差別の出身だったというのを読んだことがあります。
心理的構造としては同じでしょう。
いい年してろくな収入にありつけない人間はアイデンティティ崩壊の危機に晒されている訳です。
「お前はこの世の中に必要な人間ではない」という社会的非難。
これは物凄い恐怖を伴うものです。社会からは差別され、味方はろくに居らず、かつての友人や親でさえ見向きもしてくれない。暗い未来しか待っていないわけです。
こんな状況では小泉前総理の「ぶっ壊す」フレーズを支持したくなる心情も理解できます。
軍隊希望は一種の自殺願望でもあるのですが、自殺すると社会的な非難の目にさらされる。しかし戦死であれば建前上は社会的に認められるわけです。
人間、なかなか強くはなれません。
「社会的な承認なんてどうでもいい。友達なんて一人も要らない。社会的な差別が何だ。俺は企業と戦う。政府と戦う。この戦いは報われないかもしれないが一生ワーキングプアで年収200万未満でもいい」と言える人はそうそう居ないでしょう。
>軍隊希望は一種の自殺願望
さくらパパのかけゴルフとは違って、リアの過去ぐらいなら、いいんだよ過去のことは、と許してやりたくなったので、なんか書こうと思う。評論家の山さんが雨宮女子の本を読んでいるとき、日雇いのわしは横槍氏の顔を想像しながら、「円の足枷 安達誠司著 東経」を読んでいた。もうちょっとなんだけどなあ、リフレ。円安小日本主義ちゅうのは、結構しっくりくるんだけんど、政策的にやろうとしてできることなのか、よくわからん。さっき、山さんのツレの須田ッチの本を立ち読みしたら、ドルコストの中立性を山さんが解説していた、のだが、わし、郵便屋に友人が多いからさあ、民営化の前にシノギに待ったかけるの、ちょっとかわいそうだなあ。だめなものは、ダメ、ですが。
戦争の話やったなあ。まだ安倍の組閣を見てないんだけんど。さっき同じく立ち読みで、中島らもの本開いたら、「だったら子供を首相にしよう」と書いてあって、落涙しそうになった。アホな大人より、子供の方がまし、でないか、首相とか大統領とか知事とか教祖とか。らもちゃんは、えらい。
さて、「あり方が」は、あり方に、の方がいいようにも思うが、山さんが言っているのは、軍事以外に侵略されにくくする方法ってないかに、ちゅうことだよなあ。脈絡のないことばかりいつも書いているわしが言うのもなんだが、文脈にそったこと、誰か書いてみそ。
自殺願望の話。は、よく田岡元帥が言っているのだが、軍人は別に死にたいわけではないから、常に文民より冷静で冷徹だ、そうであるよ。もちろん、特攻志願の人の心理は別なんだろうけんど。イラク戦争などでも、パウエルの筋はずっと慎重で、利権まで持っている極左転向組のアホネオコンが、いけいけどんどん、やったわけやね。文民統制だから、戦争が回避でけるわけではない、みたいね。
で、ヒゲのなんだったかなあ、自衛隊のおっさんの、「かけつけまきこまれ警護そして交戦、交戦権ないのに」問題って、もう少し大きく取り上げていいんでない。彼、統制する文民身分になってるわけやろ。「おまいら、まきこまれてこい」とか指令するんか。戦争は非情なんやから、人情で語ったりすんな、とわしは思うのだが。
「侵略するコストやリスク」は考えても「侵略される
コストやリスク」は考えないのでしょうか。戦争とは
「力で自国の意志を相手に強要する事」であり、それ
には占領統治とかだけではなく、「侵略される側がす
る側に侵略の意図を放棄させる」もあれば「領土の割
譲」も「賠償金等を取る」も「不平等条約を押し付け
る」もあります。「リスクとコストとリターン」にお
いてセキュリティ等は「リターンの最大が0」であり
「リスクとコストの和をトータルで如何に最小にする
か」ではないでしょうか。
合理性を前提としたゲームで考えると、まずは、相手側の、侵略するコストとメリットが問題でしょう。得にならないことは、やらない、という前提です。
もっとも、現実はこれが全てではないでしょうし、相手から見ると「脅し」というカードはあり得ます。但し、明らかに損をする状況では、脅しは少なくとも「通りにくくなる」(絶対通らない、ということではありませんが)でしょう。
何れにしても、リスクとコストを縮小するのに、なにがしか役に立つのではないか、ということを、私は述べているつもりです。
私は、「ソフトな防衛力もゼロでない有効性があるだろう」、と言っているのであって、「ソフトな防衛力だけで全てが上手く行くよ」、と主張しているわけではありません。
どうも、ことが安全保障になると、上記の(大きな)論理的違いを、無視して、興奮して(?)議論する人が多いようで、この問題がそれだけ、デリケートであることが分かります。
兵隊になるしかない貧民を作って、普通の軍事力を持つ、というような戦略も、国家の目的によっては、あるのでしょうが、コスト(人命も、防衛費も)とリスク(余計な戦争に巻き込まれそうです)は、かなり大きいのではないでしょうか。
この点については、まさに、仰るとおりだと思います。
全ての国民に、パンとアイデンティティーを与えないといけない、そうしないと、「まとも」なことを考えて貰えないから、ということですね。
>山崎元さん
>相互のエスカレーションの問題
C国では18年前より国防費の前年比二桁%増が続いており、最小に見積もっていてすら18年前の5.5倍。
実際には6倍を越えるペースでの軍拡が続いています。(中国公式発表による。米国調べではその5割り増しとの声も)
毎年中、近距離弾道弾が75基以上のペースで配備されており、ロシアからの空母のスクラップ購入+再生などが進められています。
対する我が国では少なくとも5年以上前からGDP比前年度減が続いており、昨年に至ってはMD予算を通常予算から取られ、新型戦闘機や輸送機導入計画が遅れを来しました。
これを考えればC国においてはその戦略は破綻していると言えましょう。
また、NK国に関してはまた別の理由から軍縮はあり得ません(理由は後述)
C国には「軟らかい土は深く掘れ」という諺が
C半島には「水に落ちた犬を叩かないやつはいない」という諺が
それぞれ「弱味につけ込んで取れるだけ取れ」という意味です。
>軍需産業の演出
少なくとも現在において軍需産業は儲かっていません。
京セラなどいくつかの企業が撤退しており、継続している企業も防衛部門が赤字だと発表されているようです。
特に日本においては量産効果が全く期待出来ず、技術保持のための少数生産が多いため利益が出難いようです。
>防衛のコストは守るべきものの価値に見合うのか、
防衛のコストとは「金」と「命」です。
金をかければ命の支払いが減り、逆なら増えます。
コストパフォーマンスは一定せず相手や状況によって変化しますが普通はキルレシオで表現されます。
一人(一機)死ぬまでにどれだけ無力化(殺すか、重傷を負わせるか等して戦闘不能にすること)出来るかで、キルレシオ1:5なら一人死ぬまでに5人無力化出来ると言うことを意味します。
最高の効率とはコストを掛けその結果、戦争を抑止することであり、コストを抑えて戦争に勝つ事ではありません。
反戦活動をする人なら特に命の大事さは判っている筈なのですが……なぜかそうならないことが多いようです。
>相手を破壊し戦争に勝利できたとしても、その後に、有効に相手を占領し、利用しなければ、得になりませんが
株などを考えると分かり易いのですが、「得になる」と「損にならない」とは同じモノです。
>兵隊になるしかない貧民を作って、普通の軍事力を持つ、というような戦略も、国家の目的によっては、あるのでしょうが
まさにこれがNK国に当てはまります。
NK国は総人口の5%が軍人で2-30代の男性3人に一人は軍人です。
軍事費はGDPの25%を超え、燃料配給なども優先されています。
これはなぜかというと「独裁政権を守るためのループ」に入っており、自力で脱出出来ないためです。
「絶対的存在である将軍様」は意志を通すためのツールとして「軍」を使いました。
そのため軍を優先し「戦力の保持」+「反乱を防ぐためのエサ」として国力を注ぎます。
そのしわ寄せが民間に来て国民に不満がたまります。 また軍は国力への還元がほとんどないので、注いでもほとんど還ってきません。
不満を抑えるために「軍」を使います。 消費財は補充します。
この繰り返しで不満があっても表に出せず、ただ軍が国力を食いつぶしていくだけのスパイラルに陥ります。
ここから私論。
日本は非常に特殊な国防環境にある国だと私は考えます。
今現在地球上にある、百万人以上の軍を保持する5カ国、印、中、露、米、北朝鮮のうち4カ国と隣国で、さらにそのうち3カ国が核保有国です。
ついでに言うなら大陸を蓋するように日本列島が存在するため、大陸から出るにも入るにも影響を受けます。
それでいながら「核戦力」「通常戦力の対地攻撃力」「衛生監視網などの情報力」を米国に依存することで国防費を大きく引き下げ。
「インテリジェンス活動」はごく低迷し、法整備もままならないのに他国のインテリジェンス活動の場となっています。
まずは、自国の状況を理解し、国防について議論出来るような人が増えれば、取りうる選択肢もまた増え良手も取れるようになる。
だから、まず「知ってください」
参考になるサイト
週刊オブイェクト
http://obiekt.seesaa.net/
軍事板常見問題&良レス回収機構
http://mltr.free100.tv/index02.html
ぴこていこく [軍]カテゴリ
http://www11.big.or.jp/~kkk/pico/?category=%B7%B3
この極めて異常な事態である戦争を仕掛けられて占領された状態、あるいはそれに至る過程で、国民が無事であり今より合理的な経済状態を維持できるなんて余りにナンセンスです。
あるいは、中国共産党の下での日本を望んでいるのでしょうか?
ある意味、能天気な戦後平和主義がこういう発想をもたらせた怖さを感じてしまいました。
コメントありがとうございます。
論理的には「全部」と「部分」の違いなのですが、私は、「何でも全部が経済合理性で片が付く」などとは主張していません。経済合理性が有効な要素の「一部」であるのではないか、と述べています。
国防の問題になると、他国に対する「恐怖」なのか「怒り」なのか分かりませんが、論理性を放棄したコメントが増えるようです。
エントリーは自分で書いた訳で、これが、お目出度い、ある種の「きれい事」の議論であることは、分かっていますが、実は、もう少し論理的であるか、情報が増えるかの(たとえば、上記の<やん>さんのコメントのような)コメントを期待していました。
しかし、単に感情的な反応(たとえば、あなたは国公方を知らないだろう、と言ってみるだけとか)、或いは「脳天気な平和主義」といったレッテルを貼る思考停止の反応が少なくないことに、些かがっかりしています。
貴殿のコメントには、「戦争が異常事態である」ことと中国共産党がお嫌いであるらしいことしか、触れられていませんね。それが、どうしたのでしょうか?
向こう20年くらいの間に、中国が攻めてくる可能性がどれくらいあるのか存じませんが、仮に、そのようなことがあれば、数万人単位で死者の出るような戦争をするよりは、まあ私も好きではありませんが、中国共産党の支配の下で、たぶん貧乏で不自由にはなるでしょうが、碁くらいは打てる余生を(中国には強豪が多数居るので楽しみです)暮らす方がいいなあ、と私は思っています。もっとも、経済的には、今よりも、かえって豊かになる可能性だってありますね。風林火山さんも、もっと、気楽に構えましょうよ!
尚、国防は、一種の公共財ですが、私は、普通の国民並みくらいには税金を納めているので、そのコストをごく一部ですが負担しています。
特に日本人としては、戦前戦後を通して、一方的に自国政府を是として占領国を非とすることができない経験があります。そこで明らかになったことは、国家なり文化なりといったものは、そのときの政治的支配者が誰であるかを遙かに超越したものだということでしょう。ただし、中国のチベット占領を見るまでもなく、またアメリカの日本占領を見るまでもなく、他国に支配された国の文化は下位に置かれ軽視されますので、占領状態が長引けばいずれ国の文化伝統は消えることになるでしょうが。
ところで、記事にあった「体制が変わっても順応できるスキル」「他国でも暮らせるような能力」という点については、多くの庶民がそれが不可能であるという前提を忘れないでください。占領した国の言葉である「外国語」を操ったり、海外でまともな生計を立てる能力というのは、ほとんど人はもっていません。もし、それらの順応性のない人々が滅びるのを是として、自分だけうまく渡り歩ければいいという発想を山崎さんがしているとすれば、そもそも国防を語る資格があるのでしょうか。あくまで、今現在、この国で暮らしている人々の現実を踏まえた上で、そして彼らの生存を前提とする形で国防を語らないのであれば、そもそも何のために国防を議論する必要があるのでしょうか。自分は国を捨てても生きているから、という安全地帯から発する国防論にいかなる説得力があるというのでしょうか。
外国で暮らせる能力・順応性を持つことが出来ればいい、というのは、一般的に(できることならば、ですが)「望ましいことだ」ということであり、私にとっては、願望であると同時に、遠い目標です(私は、残念ながら、外国語で本を書けるような、外国語力、つまり、わたしにとって、外国で稼ぐ力を、現在持っていません)。
ただ、息子や娘が、徴兵されるような国に日本がなったら、私は日本を出たいと思っていますし(もちろん息子や娘達については、本人の意志を尊重します)、そのための、多少の努力や、心の準備はしておきたいと思っています。
何はともあれ、侵略や支配はされない方がいいし、そのためには、侵略しても得にならない社会づくりが、なにがしか役に立つのではないか、というのが拙文の趣旨です。
まったくこういう「利場当たり屋ん」な輩は信用できない、といってもなかなかスパモニで話しをふってもらえない哀れな山さんはフジオよりはいくらか信用できるし、国防を語る資格も少なくともフジオよりはあるだろう。法律は守らない、法律を守らないから積み上がる利益にかかる法人税が高いから国を捨てる、株主はジンガイで本人は○器。売国企業はとっとと出て行きなしゃい、たとえ観音さまでも。名前負けとも、そのままやがなとも言える売国御○所フジオに、何か語らせるというのが売国的だぞな、アホ日経。
罵りだけでは芸がないので、いくらかネタを書こうかの。松岡お呼びで内閣、やっぱり松岡に呼ばれてしまったみたいやなあ、農相。松岡の呪いに抗するために、坊さんを大臣にしたのかと思ったら、どうもただの養豚詐欺師であって坊主ではなかったみたいだ、あのハゲ。こうなったら、自称仏教徒なんだから、全大臣を池田学会系にすればええでないの。というのは、純然たる、イヤミであって、池田学会に坊主はおらん。坊主おらんのに葬式やっとるのは、確かに革命性を感じはする。(某兵庫のおじさんは、農相に、松岡きっこか赤城春恵を推してたな)
仏手仏手と懇願する姫については、ネタがマニアックにすぎて地上波では扱いに困っているように見える。わしに解説させてくれたらええのに、この分野だけは。口の悪い山さんを真似て、佐高師匠や山口二郎のようなブサヨのことを、「声のでるコオロギ」とでも呼んでみるわしであるが。姫の不倫話は、てっきり山口二郎が相手だと思ったら、チンケなセンセでがっかりだ。姫は案外メンクイなんだろう(エテコ顔の江田元判事とまで噂があるから、間口は広いのだろうが)。ちなみに、二郎さんと姫はモノホンの同級生で、二郎さんはずっと神童と呼ばれて別次元のいけすかないガキだったそうだ。倒したはずのいつまでもお盛んなトラがまだメディアに出入りしているのは、おそらく政令指定都市利権がらみで復活を目指しておるんだろう。最後の土建政治家、政治より実はサッカーの方が好きなイチローちゃんの対抗に、菅のアホボンなどではなく、国防は苦手な山崎元ちゃんを推薦する、イチロー先生、よろしこ。声の出るコオロギでは、かてんぞな。
>占領状態が長引けばいずれ国の文化伝統は消える
安倍のブレーンと言うより、カニ味噌の岡崎久彦(石原大統領とどっちが長生きするんかなあ)が、国民の生活より国家、国家、国家、と遺言のように言っていますが。岡崎のいう国というのは、イスラエルでしょう。ユダヤ人などを見ていると、文化伝統はそう簡単に消えない、とも言えそうですが。
国民の生活をないがしろにして、文化伝統が残ることもありまへんわな。
愛国心のなんたるかが理解できないパンチ君ならまだしも、これだけ企業イメージを損なったタゴサク肥汲み会長を罷免しようとしない、株主って、アホか。株主の社会的責任を、果たしてみろって、そこのジンガイ。
スパモニ、ご覧になっていましたか。ありがとうございます。
確かに、今日は、「振り」が少ないと思いました。打ち合わせでは、朝青龍ネタは私に振ることになっていたのですが、若一さんが、話して時間を使ってしまいました。
「早く引っ張り出して、一緒に謝り、稽古と巡業に、さっさと送り出せば良かったのに、ぐずぐずしていた北の湖理事長が悪い。相撲協会も、自民党と同じで、トップに危機管理能力が無い」と言おうと思っていたのですが、チャンスを逸しました。
「とくダネ!」は、キャスターとコメンテーターが一緒に打ち合わせしているのですが(もっとも、進行は完全に小倉氏任せなので、事前に決めた話以外は、その場にならないと、話を振ってくるかどうかは分かりません。ただし、話が来るぞ、というタイミングは、様子で分かります)、「スパモニ」は、司会3人と、コメンテーターが別々に打ち合わせしているので、ちょっと予定が狂うことがあります。
オープニング前のリハーサルも、「スパモニ」は、5分くらい前に比較的丁寧にやりますが、「とくダネ!」は、司会のお三方が揃うのが1、2分前くらいで、始まりは、リハーサル無しでいきなり本番、という具合に、同じ時間帯の似た番組なのですが、手順や、やり方は、案外細々と違います。
ちなみに、「姫」の話は、山拓を引き合いに出して、「政治家や、経営者には、この手の話が山のようにあります。結局、スキャンダルになる人は、やり方がマズイ。私と似た苗字の大物議員も似たような問題になりましたね。彼の場合も、姫井さんの場合も、別れ際を急いで、お金を出し惜しんでいます。一度付き合った相手とは、なにはともあれ、丁寧に別れないと、まずい、というのが教訓でしょう」とコメントする予定でしたが、話題が不倫だけに、最初からコメンテーターは絡まずという方針で、打ち合わせていました。
相撲の話は、あの現代のライターさんの話などを聞いていると、相撲界というのは日本の恥部、というのも言い得て妙なる話かと。コングロマリットの御曹司がケツ出して仕事する意味を問い始めたら、キリがないとは思いますが、せっかく世界で一番相撲が強いのだから、横綱相撲をもっと見せてほしいもんです、ドルジ、毒くわば皿までって、モンゴルでは言わないのか。
詐病を疑っていた精神科医は、あの飛行機の姿などを見てもなお、大根芝居だ、と言うのでしょうか。ドルジはあれだけ八百長がへたくそなのに、病人だけ上手に演じられるのなら、大したタマだと思います。企業家としても、大成功するでしょう。
与謝野って、碁が強いんだよね。声のハリがもっとも必要な官房に感冒を患っているような与謝野を置く、センスがなあ、ちゅーとはんぱやなー、安倍内閣は。で、与謝野の家って、クリスチャンなのか。知らんかったなあ、ますますようわからん男だ。アカヒとズブズブやしなあ。志師の会やったかなあ、あんな血判な連中のとこにもおったんけ。どうりでなあ。与謝野って、ことあるごとに、「与謝野晶子は、反戦歌人ではない」ちゅうて言うてまわってて、わしのような自称詩人はやね、別に反戦でもハンセン病でもええがな、ただの歌人だろうに与謝野家の恥はおまいの方でね?、と思っておった。ちゅーとはんぱやなー、官房与謝野。財務よりで、竹中?WHO? とかかますのはおもろいが、55年体制そのものにも見えるしなあ。でも、郵政民営化には、尽力した、ことになっとるそうや。だけんど、民営化反対組、ぜーんぶ引き受けるんやなあ、わっからんなあ。山さんのように、言われてみれば、麻生よりは与謝野、の方が安定感やなあ、磐石、とはいえんがなあ。さて、解散したら、どないなるんかなあ、岡目八目で、ギリギリ政権交代、か。官房には、カラオケのヒロミゴーできたえた喉、前原、どないやろか。除名が先か、万国のてっちゃんの意見が聞いてみたい。
私の上記のコメントは、言葉尻を掴むような批判の仕方だったかもしれません。一般庶民の無力・無能を理解していただきたいという思いで書いたまでなので、「侵略しても得にならない社会づくり」という記事の趣旨に異論はありません。
一部には、それを絵空事という言う人もいるようですが、重要な論点であることは間違いと思います。背景にあるのは、政治権力と庶民の自我とを切り離すことであって、それは富の獲得が政治と分離しつつある現在では自然な方向だと思います。日本では明治期の国家宗教が現代も継続していますので、政治的な支配者が誰であるかは本質的な問題ではないという視点にたいして、読者から脊髄反射的な批判がわき起こります。しかし、だからこそ、今回の記事は重要だったと思います。これからも、反射的に批判されてしまうような危険な論点を軽妙に提出してくださることを期待しています。
横からで恐縮です。
(>重要な論点であることは間違いと…
は、「間違いない」でいいんだと思いますが)
>背景にあるのは、政治権力と庶民の自我とを切り離すこと…
>それは富の獲得が政治と分離しつつある現在では自然な方向…
>日本では明治期の国家宗教が現代も継続していますので、政治的な支配者が誰であるかは本質的な問題ではないという視点…
というところを(特に「庶民の自我」を)、もう少し説明していただいてもよいでしょうか。
>脊髄反射的な批判
というつもりではなく、私はこの手の話は(よく言われる政府の大小とともに)
「市民が何らかの実効力・強制力に裏うちされた《国》というものを《使う》ことは可能なのか」
というところに到らざるをえないのではないか、と思っているのですが、そういう関心にかぶってくるお話なのかなぁ、と。
>国(国家)とは
私は『国家』とは「特定の文化、環境、そして共通の損益を持つ集団のことであり、その場を指す言葉」であると考えます。
故に国と国が分かれていることそのものに理由がある と言うことです。
つまり「国が大きければ有利なのは明白なのにもかかわらず、『あえて』離れざるを得ない」という事です。
これは大陸国で隣国同士が基本的に仲が悪いという原則を見るとわかりやすいですね。
これは例え間に海があっても同じ事です。
故に少数部族は迫害を恐れ、あるいは自己の存続のために独立運動を行うことが多々あります。
ここ20年でも「ユーゴスラヴィアが分解し、セルビア、クロアチア等に分かれました」、「チェコスロヴァキアが消滅し」
逆に「EUという巨大連邦と言うべき存在が生み出されました」
「中国のチベットの中枢掌握+文化の破壊による自国圏への導入(侵略)」
このようにいくつもの国家が分解再編成を受けています。
傾向として
1.独立はアイデンティティの問題で死活問題になるため、小国であっても独立することが最優先される場合と
2.ある程度の規模の国家が経済、宗教などの理由で緩やかな連帯を持つ場合。
3.最後が文化や歴史認識等による「膨張志向」があるかと思います。
1.と2.は時間経過などによって推移することもありますがある意味妥当な判断の産物かと思います。
3.は侵略を行っている側の国以外には非常に分かり易い『侵略』だと言えるでしょう。
ここから>山崎元さん
さて我が国を振り返ってみましょう。
我が国にとって隣国といえるのは
1.米国
2.ロシア
3.中国
4.韓国
5.北朝鮮
6.台湾(中華民国)
7.東南アジア諸国(タイ、マレーシア、インドネシアなど)
8.オーストラリア
9.南洋諸国(パラオ、フィジーなど)
大体影響の順になっているかと思いますが、何カ所かは入れ替わるところもあるかと思います。
しかしながら「我が国固有の文化を理解し、受け入れてくれる国家」というのは普通に考えたなら有りません。
最大限甘く見つもって6.7.8.の国が挙げられるでしょうが、残念ながら影響力は弱いと見るべきです。
1~3の強国は軸になる理念や歴史、地政学上の理由などから、それを揺るがせる「異物」は排除されるでしょう。
3.4.5は政策、教育上「反日」を掲げていますので論外です。
8.は日本よりも英国重視なのでハッキリとしませんが文化が違う以上摩擦はあるでしょう。
全方位外交は最善ですが不可能な場合もあります。
現代国家の戦争は市場、資源等グローバル化が進み、一国で全てをまかなうことは例外を除いて不可能になっています。
よって同盟を行い、分担をする形になるのですが……装備体系、歴史的経緯、経済規模、資源産出量をふまえると、
現状の「自由を愛する超大国」の側に立つというのはほぼ最適解でしょう。
少なくとも他の国でこれ以上の条件で同盟してくれる国はいません。
これに加え7.との友好を保たねば「国家の血液たる石油」が入ってきません。
1.7.に共通する仮想的というと3.5.になります。
よってこの関係を保つべく努力するなら同じ仮想的を持つ必要があるのです。
ちなみにC国が攻めてくるなら2020以降が怪しいです。
空軍の近代化改装が進み、
海軍の空母が戦力化(数が揃い、十分に訓練を積んで習熟した)し、国産原子力空母の改良が終わり量産し出した。
陸軍は近代化とコンパクト化。 ICBMの改良終了。
宇宙戦力の配備が予想される のがちょうどそれくらいですので。
NK国は暴走するならいつでもOK!
時間が経てば経つほど弱体化するので早い時期ほど危ない。
「我が国への禁輸は戦争を意味する(伊)」
と言う言葉もあるため普通なら「経済制裁=戦争」です。
そうならないのはA国が「イラクとの2正面作戦をさける」ためとNK国が「まともに戦う限り瞬殺される」ため、
K国が「NK国を受け入れると国家経済が崩壊する」ためだと言われています。
R国は中央アジアが片づいて北方領土で揉めたら来るかもしれません。
現状では経済交流が盛んなため、すぐどうこうと言うのはないようです。
>山崎元さん、GTさん
>侵略しても得にならない社会
正直なところ「侵略しても得にならない社会」は存在すると思います。
ですが、それは「住んでいる人が幸せに暮らすことが出来ている社会」とイコールで結ばれるかというと、
むしろ≠(出るかな?ノットイコール)であると思います。
具体的には大変失礼ですが「アフガニスタン」「東チモール」など政情が不安で資源も限られ、武装組織などによる治安の悪化。それら複合要因に依る貧困。
国際的な非難を浴びてまでこういった国を抱え込むのは「損」でしかあり得ません。
逆に政情が安定し、治安もよく、経済が発展している そういった国は「益」が出ます。
株式市場でもそういった会社は好評価でしょうし、買い手も出る>評価上昇 と望ましいでしょう。
そういう国こそ住んでいる人が幸せに暮らすことが出来ている社会」であり「侵略たら得になる社会」だと思います。
短期的視点でなく長期で考えれば一時的な下落も問題にならない。
私は侵略国がそのような判断をすると考えているのですがどうでしょうか?
そうですね、「軍隊志望は自殺願望」というのはちょっと違いましたか。
「不況で鬱憤のたまった国民はその捌け口として敵を望み、その敵をやっつけるヒーローを渇望する」としておいてください。
これが戦前は戦争であり、平成の時代には抵抗勢力との政争ですね。
時代背景は非常に近いですな。
山崎様
徴兵制に関してですが
>ただ、息子や娘が、徴兵されるような国に日本がなったら、私は日本を出たいと思っていますし
さて、イラクの治安が一向に回復しないアメリカですが、かの国がイラク向けの兵隊をどうやって調達しているかというと、「イラク治安部隊急募!!年収400万!!」とやるらしいです。その程度の年収であんなところに行くなんて全く割に合いませんが、貧困層は多数応募してくるそうです。アメリカの兵隊は貧困層出が大半というのが実態のようです。
(この辺は映画[プラトーン]とかでもありましたが)
擬似的ですが、徴兵制のようなものですね。
果たして、日本にもこの長いデフレ不況下で貧困層が多数生まれてしまいました。
あとは「年収400万!!自衛官募集!!」とやるだけです。
擬似徴兵制はすぐそこまできています。
為政者は徴兵制なんて分かりやすいことはやらないでしょう。その辺はカムフラージュされるものです。
戦前の大東亜共栄なんちゅう思想のいかがわしさ、そのものやがな。日本がアジアのために戦争したんなら、反日教育などせんやろう。論外の状態で攻め込むから、侵略、になるわけやな(実質麻生総理なら、あやつら喜んで侵略された、と言うわけや)。確かに中国だろうが、北南だろうが、突然攻めてきたら、侵略。戦うもよし。望んで占領されるかどうかは、状況次第、後の歴史的評価は、各自、身勝手。
>不況で鬱憤のたまった国民はその捌け口として敵を望み
鬱憤のたまったアメリカのタクシーの雲助がストをしております。イエローキャブという風俗の労働組合をつくって「カブセしろ!」とか、デモでもすりゃいいのになあ、トヨタ王国の撫子も。ここで山さんの話だけ聞いていたりしたら、市場原理のアメリカ様はそうかみんなそういう考えなのか、とか思う人もおるかもしれんが、アメリカの多様性は日本の比ではないわけで。たとえば、エーエフエルシーアイオーの言うていること、聞いてごらん。鎖国しろ! と聞こえるぞ。労働者は「ほぼアメリカ人」、なわけやがな。ヒラリー民主党に変われば、アメリカの印象もがらっとかわる。日本には、そういうはっきりした権力の交代、価値観の交代がないだけや。新自由主義政権、というのは別にアリでええのよ。わしが頭に来るのは、昨日までと同じ(愛国者面社民面の)政党が竹中のような御用学者使ってしらーっと変節しやがるその恥知らずな態度、に対してであーる。
話はかわるが。中川安倍という世紀のアホボンにねじこまれたぐらいで、番組をつんでしまうヘタレ国営放送が垂れ流した、勤労ど貧民、に新聞協会賞だかなんだかが贈られたらしい。大野くんたちのような、正真正銘のど貧民を量産した、鬼畜キヤノンのセルラインにも、○器製造タコ社長協会から、何か贈呈してやればどうか。フジオ、二個目の勲章、おめでとう。祝儀のお返しに、また大分の小学校に大野くんたちど貧民が作ったデジカメ、寄付したらええがな。○座顔の口から訓示たれながしたれ。鬱憤まみれのお子たち、うちのラインで働けよー、ふるさと納税以上の貢献をわしはしとるからなー、国営放送が取材に来てテレビにも出れるでー、国会にもど貧民代表で呼ばれるでー・・・。
通り魔に、いきなりブスッとやられたら、もう諦めるしかないかと・・・。ナイフをポケットにしのばせるより、そういうところへ出向かないと云う対処法しか思いつきません。
旧帝国主義の時代なら、いざ知らず、武装したところで不安感は、大きくなる一方です。
強力な自爆装置の方が、抑止力になるんじゃないの?
お邪魔しました。
このタイトルも正にそうです。感情論で思考停止に陥らない議論が将来的に展開できれば面白い素材だと感じます。例えば、過去の歴史から、このタイトルの観点で成功事例と失敗事例を挙げてみるのはどうでしょうか?
企業買収については同様の主旨を持った議論もあると思いますが、それを国の侵略とも比較し当てはめた内容はあまり無いように思えます。企業買収で言えば、この買収は利害関係者の誰それにとっては当初の目的を考えると70%くらい成功だが、別の誰それにとっては90%くらい失敗だとかというのを、国レベルでやってみるわけです。
もちろん他の議論だって十分にあり得ますし、国防予算に費やすお金のほんの僅かでも使って、このような議論や分析を発展させることは費用対効果の点でも大いに価値があると考えます。