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逃げた(?)投信協会長(週刊ダイヤモンド「金融商品の罠」)

 現在発売中の「週刊ダイヤモンド」(6月16日号)は、「金融商品の罠」が特集タイトルだ。先般出した、「『投信』の罠」が好評だったことを受けて、さらにパワーアップを目指した、金融商品の特集号である。
 私は、残念ながら「『投信』の罠」には、何も書いていないが、今回は、「商品開発の手練手管 人間心理のツボを巧みに突いた ずる賢い商品の跋扈に警戒!」というタイトルの3ページほどの原稿と「山崎元氏が問う! 日本の投信業界はなぜダメか はびこる三つの大問題」という1ページの文章を書いている。
 ご興味のある方は、是非、雑誌を読んでいただきたいが、前者は、たとえば毎月分配型ファンドのように、投資家にとって経済合理的には明らかに損な商品が、なぜよく売れるかを、主に行動ファイナンスで説明したもので、後者は、投資信託協会長である樋口三千人・大和証券投資信託委託社長に宛てた手紙の文章だ。

 ここでは、後者に関わる経緯に関して、補足説明しておこう。
 週刊ダイヤモンド編集部の方針では、はじめは、樋口氏と私の対談を載せる予定だった。私からの提案でもあったのだが、投信の商品や業界を、一方的に批判するだけではなく、商品を提供する側からも意見を聞く方がいいだろう、という意図だ。対談の相手として考えたのは樋口氏だけではなかったが、5月2日の時点で、これから交渉してみるというメールが担当編集者からあり、その後、5月10日時点では、交渉が不調であることの報告と共に「一度、振られた大和投信・樋口社長(投信協会会長)にターゲットを絞って、再度、正攻法で攻めています。」という連絡があった。
 しかし、5月16日の時点では、「樋口氏ですが、最終的に逃げられました。『文書で回答なら・・』だそうです。」という連絡があった。この時の担当編集者からの電話では、対談できない理由は「多忙であり、時間が取れないから」であり、それでも「文書でなら回答する」ということだった。高々一時間半程度の時間があれば済む対談がダメで、文書回答なら大丈夫、というのは不自然だと思ったが、対談の場で失敗することを恐れたのだろうと推察した(そんなに心配しなくても、いいのに)。それでも、文書のやりとりであっても、やってみる価値はあると思ったので、私は、A4で2枚程度の質問文を書いて、編集部に送った。
 この時点で、樋口氏サイドが、文書で回答なら、「答える」と確約したのか、「答えることを検討する」と言っただけなのかは、私には分からないが、雑誌の48ページの注に「締め切り日までに回答を得られなかった」とあるから、編集部では、期限を提示して回答文を待つ状態にあった。
 樋口氏ご本人はどうか分からないが、窓口になっているはずの広報担当者は、雑誌の締め切りがどのようなもので、ページに穴を開けると迷惑だ、というくらいのことは分かるはずであり、誠意のない対応だった。回答しないなら、「答えるつもりはない」と早く連絡するのが筋だろうし、会社なのだから、広報部が回答の草案を書いて、社長の了承を得て送ってきてもいい。たぶん、社長ないし、その取り巻きの誰かに「投げっぱなし」になっていたのだろう。もちろん、対応の責任の大半は樋口氏にあるが、広報の仕事として、連絡係以上のことが出来ていないと思うのだが、どうか。
 質問文は、私の理解では遅くとも5月20日には先方に届いているはずで、結局、ページを確定する、ぎりぎりの期日である5月29日までに回答が得られず、編集部は、回答文の掲載を断念した。その後、この質問文の大部分を雑誌に掲載することが決まり、私が、別の原稿の字数の調整をし終えたのは6月4日だった。

 詳しくは、「週刊ダイヤモンド」6月16日号の48ページを見て欲しいが、私が、樋口氏に問うた論点は、以下の三つだ。

 一つめは、明らかに合理的な商品ではないのに、よく売れるからと毎月分配型の投信が売られていることに関して、「多分配型投信には、合理的なニーズがあると考えるのか? 単に、販売現場で売りやすいだけではないのか? また、売れるからと言って、多分配型を続々と商品化する投信会社の運用には見識というものはあるのか?」と問うている。
 二つめの質問は、信託報酬に関する問題で、これについて、投資顧問の手数料との比較、過去の信託報酬との比較から「高すぎる」と私見を述べて、「現在の信託報酬水準は高いとは思わないのか? また、投信の純資産が大きくなった場合には米国で行われているように、手数料の引き下げがあってもいいのではないか?」と訊いている。
 三つ目は、投信会社の経営について、直接販売の販路を持たないことと親会社から経営者が天下ることにより、販売会社に弱い体質になっていることと、素人経営者の弊害を質問している。「日本の投信会社の、『販路』のあるべき姿について、どのように考えるか? また、投信会社の資本及び人事は、証券会社などこれまでの親会社から、独立すべきではないか?」。

 質問の内容は、ごく普通のものだと思う。何とでも答えられるだろう。
 私としては、仮に、当初の予定のように対談が実現したとしても、対談相手をその場でやり込めるつもりは、全く無かった。上記の論点は、当たり前すぎて、改めて当否を論じるようなものではないので、こうした現実を認めた上で、今後の投信業界の発展方向について話したかった、というのが希望であった(本当です!)。私の予定では、相手が意地を張らなければ、上記の三論点についても、双方の顔が立つやりとりで進行することが十分可能の筈だった。

 一般論として、取材依頼や質問を受けたら必ず答えなければならない、というものではない。回答を拒否する権利は、政治家や行政の一部を除いて、誰にでもあると思う。この点は、ダイヤモンドの担当編集者もよく理解し、強調しており、筆者との電話でも、「当誌としては、質問に答えなかったから『悪い』という姿勢は取りたくない」と仰っていた。
 ただ、投信協会長で、かつ大手投信会社の社長である樋口氏が、対談やこの程度の質問から逃げるのはいかがなものか。一言付け加えておくが、日本の投信会社の社長が、対談用の1-2時間の時間を作れないほど多忙だということは、断じてあり得ない。先般のダイヤモンドのよく売れて話題になった特集号「『投信』の罠」の後を受けた特集号なのだから、投信業界の側から、反論なり、説明なりを適切に行うことは、投信協会長であり投信会社の社長として、望ましいことではないのだろうか。むしろ、機会を与えられたことを、感謝すべきではなかったかと思うのだが、どうか。
 樋口氏のプロフィールや人となりについて、私は、何も存じ上げないが、こうした誠意(編集部に対する)とやる気(投信協会長・社長として)のない対応を見るに、私が質問文で書いたように、「運用に見識・経験のない人物」であるだけではなく、経営者としての能力にも疑問のある方なのかも知れない。せっかく発展しつつある日本の投信業界にとって、残念なことだと思う。
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コメント
 
 
 
(一部で)大反響 (ひろん)
2007-06-15 11:13:54
読ませて頂きました。

この特集号は、インデックス投資派の間では、
かなり、話題になっています。

http://renny.jugem.jp/?eid=257

今回の、山崎さんのブログで、記事になる
までの経緯がよくわかりました。

今後も、一般投資家に有益な情報の提供、
宜しくお願いいたします。
 
 
 
Unknown (ちゅう)
2007-06-15 11:30:19
山崎さま

ちょっとだけ投信協会長さんに同情してしまいます。山崎さんと公の場で討論しようという勇気のある投信業界の人はそんなにいないでしょう。

ところで、最近一つ疑問に思っていることがあります。それは、「アクティブ・ファンドというビジネスモデルはその存在自体に矛盾を抱えているのではないだろうか?」ということです。

仮に資産運用会社がとても良い運用手法を開発したとしましょう。必ずベンチマークに勝てるような運用です。(実際にそんなことはありえませんが。)この場合、資産運用会社には次の二つの選択肢があります。

(1)投資信託を作って、投資家を募る。

(2)自己資金をこの手法で運用する。ロング・ショートであればマーケットに関わらず、必ずリターンが得られてます。

合理的な資産運用会社ならば、リスク調整ベースで(1)によるフィー収入が(2)による投資リターンよりも高い場合のみに投資信託を作り、顧客に投資機会を与えるのではないでしょうか。

そう考えると、どんなに優れた投資手法で運営されたアクティブ・ファンドであっても、費用控除後かつリスク調整後で超過リターンを投資家にもたらすことはありえないという結論になります。あったとすれば、それは資産運用会社の株主に対する裏切りとも考えられます。でも投資家はその超過リターンがあると考えている(誤認している)からこそ、そのファンドに対して投資しているのではないでしょうか?

一方、その他のビジネスにおいてはこのようなことはありえません。例えばトヨタ自動車の場合、上記で(1)に相当するのは車を作って顧客に売ることですが、(2)に相当するようなことはありえません。当たり前ですが、トヨタが自分で作った車を、自分で買ったとしても株主は喜びません。

バークシャー・ハサウェイのように投資家=株主の場合は別ですが、通常のアクティブ・ファンドというビジネスモデルはその存在自体が矛盾しているのではないだろうか、というのが最近疑問に思っていることです。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-06-15 12:09:54
>ひろん様

なるほど、「金融商品の罠」には、けっこうな反響が既にあるのですね。書き手の一人として、嬉しく思います。

>ちゅう様

大筋、仰るとおりです。確かに、アクティブ運用という商品というかビジネスモデルには、矛盾ないし、少なくとも微妙なバランスが存在します。

「運用が上手いのでなければプロの名に値しないし、運用が本当に上手いのならプロは自分の資金を運用するはずだ」ということですね。

アクティブ・リターン獲得に関して「意欲はあるが、自信はない」という微妙な状態で商売をしていることになります。私もかつてファンドマネジャーやっていたわけですが、当時の気持ちも、その通りでした。過去にアクティブリターンを稼いでいても、翌年は全く自信など無い、という状態の繰り返しでした。
 
 
 
確かに逃げ出す罠 (作業員)
2007-06-15 12:56:41
どういう成り行きなのかよくわからんが、山さんのまわりには、日に日に、五月蠅い、のが集まっている。池田大○先生を真似て言えば、庶民の蠅の王たるわしが、たかっている、のも、なにかしら、山さんには、痔力があるんやろうなあ。ひょっとして大痔主か。御○所扱いは、誰しもされたくないから、トイレに逃げ込む人もおるだろう、糞蠅を避けて。

高尚にすぎるので普段は開かない「エコノミスト」をタマタマ開いたら、エコノミストには我らが村上クラスの文豪がいるらしいこと、書評欄に書いてあった。次期首相の麻生セメント屋のタコ社長がケツで漫画を読むように、経済記事をケツで読む経済学者もいるもんだと思った。などということは本題ではなく、その「エコノミストの文豪」が書いた本の紹介のとなりに、朝日新書「偽装請負」の書評が載っているので、万国の労働者は、たまにはエコノミスト気分を味わってみるのもよかろうから、高尚な雑誌、買ってみたらどうだ。この書評には、「腐っても朝日」、ということと、請負と派遣の違いすら理解できていない人間○器なのに、経団連の会長になれてしまう不思議、が書いてある。のだが、中央大学法学部の恥は恥なんだが、あまりにも恥なので、一応、鬼畜キャノン御○所フジオは、中央大学法学部を非正規ではなく正規に出ているので請負と派遣は理解できていたし、偽装請負は、「脱税にもつながるし、社会保険適用逃れアンド労災逃れにもなるので、売国奴的経営手法だ、ということは十分理解していた」、ことにしてやってくれんだろうか、書評子諸君。
毎日派のわしとしては、本当に肩身がせまい毎日。毎日鬼畜キヤノンの広告が載っている毎日。池田学会を批判できない毎日。悲しいかな、毎日読者たるのことよ。

たまには株の話も。山さんへ。
地方では、毎月分配型が大人気です。ダメな商品なら、ダメな議論ではないまともな議論で、よこしまな○器連中をやりこめてやってください。
あと、学生向けのテキストにも、長期投資はリスクを減らす、と書いてあって、資料として、東証一部のデータから、「20年保有の場合は最高15パーのリターン、最悪でも2パーのリターン」、という「事実」が紹介されています。非常にまぎらわしい表現だと思います。株はやりまへんが、「株式市場が一万年続くとすれば、何が起こっても不思議ではない」、と考えるのが、統計の基礎のようにも思うのですが。
 
 
 
投信は 資産運用の 宝石箱や~ (作業員)
2007-06-15 17:16:23
樋口さんになんの興味もないが、樋口さんのところは、投信全体の三十パー(一兆五千億円)が純粋株投、で、他社より高め、が自慢らしい。
ファンドオブファンズが、何を意味するのかわしにはよく分からんが、そのコストがよく話題になっているそうだ。樋口氏は、仕組み上、よりすぐりのファンドを組み入れる見返りでコストがかかる、と言っている。結論として、説明のつかない不透明なコストがかかるファンドは自然淘汰される、んだそうだ。
説明責任については日々徹底するよう指示されているそうで、そう悪党には思えない樋口氏は、善意で御○所経団連理事もされているし、日本証券奨学財団の評議員もされているみたいなので、証券の勉強をここでさせてもらったついでに、わしは金を借りたい。三重生まれで早稲田政経だから橋下弁護士くんの先輩かなあ。決めゼリフはいつも
投信は 資産運用の 宝石箱や~ (彦麻呂風)
らしい。
 
 
 
70過ぎの年寄りに (ベルカンプ)
2007-06-15 21:25:36
>多分配型投信には、合理的なニーズがあると考えるのか?

生活費が必要になったら投信の一部解約するんですよと説明するのは面倒だからでは?
全部解約したりして(笑)
定期的に分配金が振り込まれているんでATMでおろせばOKですよと説明するのが簡単かと。
これは合理的かもしれませんね。
 
 
 
怖いのでしょう (覚醒)
2007-06-15 21:52:44
手の内知ってる人との対談なんてしないでしょう。

共産党委員長の志位氏と言えど、除名した筆阪氏と対談の企画を言われたら、受けると思われますか。

何が出てくるか、何を指摘されるか、脛に傷持つ身は辛いのでしょうよ。

「売れに毎月分配型はやめるべきだと言われたら・・」と考えるだに身震いしてることでしょう。
 
 
 
自分のことは自分でする (心の灯火)
2007-06-15 22:31:41
週刊ダイヤモンドを読んだときにはよくぞここまで言ってくれた!と心の中で拍手をしました。


私は基本的に「証券マン・生保のおばちゃんなど金融営業は詐欺師だと思え、相手は鴨が葱をしょってきたって思ってる」と考えていますしこれから投資を始める人間にもそう教えています(ちょっと過激かな)


ここで先に断っておきますが投資信託そのものは否定しておりません。運用手段の1つとしては非常に大事だと思っています。


相応のサービスを受けるためには相応のコストがかかるのは当然で、楽して儲けることは簡単にはできない(明日種のギャンブルのようなもの)と考えるべきではないでしょうか?ちなみに過去リテールをしていた友人も「投信の手数料は高い」って言ってるんだから始末が悪いかと。


そもそも証券会社・銀行はいい加減リテールの手数料稼ぎの構造から投資銀行業務などもっと収益構造を変えるべきではないでしょうか?そこそもインターネットが発達している時代にわざわざ顧客と所まで行って売り込むという非効率極まりないことをこの時代に平気でやっている会社も信じられないし…


まあ、あと10年は今のまま全くといっていいほど変わらないでしょうけど…
 
 
 
気持ち悪い。。。。 (george)
2007-06-15 23:59:52
多分配型投信は投信業界人にとっても気持ち悪いほど残高が積み上がってしまいました。あまりにも売れるので思考停止状態のような。。。世界的に例を見ないこの異様な状況が反転する条件はどのようなものでしょうか。はやりパフォーマンスの大幅な悪化以外にないと思われます。円ドルが100円を割るような円高、海外新興市場の崩落など何れは起こりそうな事象です。緩みきっている投信業界に鉄槌が下る日が来ると思われます。まあこうしたサイクルは慣れていますけど。
 
 
 
自己資金? (乙川乙彦)
2007-06-16 03:54:41
山崎元様
 「運用が上手いのでなければプロの名に値しないし、運用が本当に上手いのならプロは自分の資金を運用するはずだ」をもう少し説明していただけませんでしょうか。
 投資運用会社の自分の資金(自己資金)といったって、それが資本金という意味ならば、大した金額は持っていないでしょうし、それ以外に、どこかから借りてくるとすれば、コストがかかるわけで、そのコストと比べたら、他人から金を預かってそれを運用し、利益をその人と分け合うというビジネスモデルは十分に成立すると思うのですが。
 運用会社は、自分の運用したい金がないから投資信託の形で金を集めているのではないでしょうか。
 ある意味で、運用会社は借り入れを行うことでレバレッジを高めているとも言えると思います。
 いうまでもありませんが、私はアクティブ・ファンドが、顧客にとって優れているという主張をしているものではありません。
 アクティブ・ファンドがあっても当然だし、微妙でも何でもないという考え方です。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-06-16 04:23:02
乙川乙彦さま

こんにちは。

運用スキルを持った人が資金を持っていない場合、他人からお金を集めて運用するビジネスを行うだろう、というのは、確か、昔、ウィリアム・シャープがそんなことを書いていたのを思い出します。

ビジネスとしてのアクティブ運用は、需要供給両側でオーバーコンフィデンスがあれば、ビジネスとして成立してもおかしくないし、現に成立しているのが今の状況だと思いますが、運用会社の多くが金融機関の子会社ですし、本当にリターンの獲得能力に自信があれば、手金でやってもおかしくない場合が多いように思います。(特に、成功報酬型のヘッジファンドなどは、成功報酬のオプションバリューを取るための仕組みになっていると思います)

ただ、本人がどうおもっているにしても、現実を観察すると、ビジネスの種になっているのは、「アクティブ運用能力があるというイメージ」であって、「客観的なアクティブ運用能力」そのものではありません。(何せ、アクティブ運用の平均が、ベンチマークを少し下回るわけですし)

資産運用に対して「本業」意識を持っている私としては個人的に残念なことなのですが、どうも運用の仕事も、ある種の誤魔化しないし、少なくとも微妙なバランスの下にあるビジネスなのだな、と理解せざるを得ません。

「運用能力に本当に自信がある」という場合が、どんな場合かよく考えてみて下さい。現実にビジネスとしてのアクティブファンドがあることに不思議はありませんが、その存立根拠は、けっこう「微妙」だと思いますよ(感じ方には違いがあるかも知れませんが)。
 
 
 
上の人こそ、だらしない (xtc4241)
2007-06-16 04:38:29
山崎さん
おはようございます
(いま16日AM4:20頃、超早朝です)

樋口さんっていう人、全く知らないのでネットで調べてみたんです。そしたら、対談形式の記事があって結構なことを言ってるんです・・・これが。
多分配配分投信っていうんですか、これについても批判的なことまでいってる。
その人がですよ、投信協会長がですよ、逃げるってことありですか?これがあるんだな、日本ってとこは。
逃げていれば、そのうち風がやむのを待ってる・・・そうするのがベターであるというのが日本的な考え方だと思います。現代というべきかな。

逆に、山崎さんの本音連発の論争好きは超~貴重な人ですよね。なんか危ないことにならなきゃいいなと思ってしまいます。僕が本音でいったことも、上司にとってはいやな野郎だと思ってるんですから・・・。
でも、これからも仕事は真剣にやりたいですね。
それでは、また。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-06-16 05:41:34
xtc4241さま

おはようございます。

妙な時間に眠って、その後に目が覚めて原稿を書いたら、朝になってしまいました。4月からはじめた昼型生活への転換には、なかなか苦労しています。

私は、樋口さんという方について、全く知らないのですが、どうして逃げたのでしょうかねえ。これは、不可解です。

私としては「不徳の致すところ」と日頃の言動を反省すべきなのかも知れませんが、ご指摘のように、論争好きではありますが、私は、論争の勝ち負けにはこだわりませんし(妙なコンプレックスを持っていないので、相手優勢で終わることは平気です。ただし、ごまかしを見つけると黙っていられませんが)、特に対談のようなシチュエーションでは、案外親切なのですが・・・。

本音の連発は、職場では時々嫌われますが、それで本当に嫌われるような職場なら、長くいるだけ人生の損失ですから、転職を頑張りましょう。まあ、本当に嫌われたことが、無いわけでもないので、「危ない」というほどのこおはありませんでしたが、それなりには心配な思いもしましたが、過ぎてみると、いい思い出です。
 
 
 
天気晴朗 (サイレントじゃないマジョリティー)
2007-06-16 07:15:08
山崎様

対談も書面回答も拒否した事で商品設計の拙さを協会(長)自らが認めて仕舞ったことになり、結果として特集企画の目的の半分は実現出来ましたね。

残りの半分である投信市場の需給両サイドにとっての健全な構築への道のりは益々厳しくなったと言うべきでしょうか。

売りまくり営業一筋で出世出来てきた会長さんの鶴の一声が市場の鴨(協会・会長から見れば葱鴨?)の切実な声に勝ったのだなあと市井の一投資家(と言う程のものでもありませんが)として感じました。

協会と大和内部では志ある若手との間で業界・商品の質の向上へ向けての論議があった・あって欲しかったと言うのがせめてもの願いですが。

手数料=儲け縮減の言い出しっぺには成りたくない、俺達の現役トップ在任中は市場は葱鴨達がまだ居るから大丈夫、との思いが証券業界の次を担う後輩世代へと再生産されないことを願うだけです。
まあ、別の資産運用を考えれば良いだけだから余り真剣には心配しませんが。

視界を鮮明にして呉れた週刊ダイヤモンドとコラムニストの方に感謝し、朝から乾ぱあ~い!!!
 
 
 
簡潔明瞭頭すっきり (サイレントじゃないマジョリティー)
2007-06-16 07:38:27
山崎様、皆様

毎月の楽しみの一つ此処↓を拝読、株式投資と言うゲームの面白さが非常に鮮明に整理し直された感じです。
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/investment/yamazaki/in05_report_yamazaki_20070615.html(楽天証券websiteの本音の投資教室)

今日も真夏日に成りそうですが、天気晴朗見晴らし良好、いいぞいいぞ一日楽しむぞ土曜日を。
 
 
 
語録共有 (サイレントじゃないマジョリティー)
2007-06-16 07:59:30
山崎様、皆様

『学歴のむなしさ 独学のおそろしさ』
瀬戸内寂聴さんの語録だそうです。
今朝の日経新聞の33面アート探究「奇縁まんだら」に載っています。
 
 
 
Unknown (ちゅう)
2007-06-16 09:10:32
山崎さま、

もう一つ質問させてください。

多分配型の投信が非合理的だというお話はまったくそのとおりだと思いますが、では株式の配当はどうなのでしょう。税金などのコストを考慮すると同様に非合理的かと思いますので、(合理的に考えると)株主への還元は全て自社株買いにするべきでしょうか?また、株式の配当と投信の分配とは何か違う点があるのでしょうか?
 
 
 
週間ダイアモンド (moto金田浩)
2007-06-16 13:20:36
少しズレますが。

ここ一月ばかし前より興味をもってこの週刊誌
購入するようになりました。
最初は介護の特集でした。広告で見まして
購入。その後特集が良いのでつづけてとなっています。
毎週・毎週よくされていますと感心しきりです。

大和さんは期待しているので逃げないように
してください。
 
 
 
Unknown (NTK)
2007-06-16 14:14:25
対戦相手が山崎元、レフェーリーが週刊ダイヤモンドでは、逃げるのが得策でしょう。ただ逃げるにしても、「丁重にお断りする」のがベターかとは思います。もっとも先方としては一度振ったのだから、逃げたつもりはない可能性もあります。客観的な事実関係は一方の当事者の認識だけでは判断しかねるところです。

ダイヤモンドには金融商品だけでなく、ナントカ水、マイナスイオン、自然食品(有機野菜、無添加)などなど、有名企業が関与する「トンデモ商品の罠」特集も期待したいですね。
 
 
 
Unknown (NTK)
2007-06-16 14:31:04
ちゅうさま

こちらが参考になると思います。
https://www.rakuten-sec.co.jp/ITS/investment/yamazaki/in05_report_yamazaki_20051021.html
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-06-16 16:28:31
ちゅう様、NTKさま

NTKさま、ご教示ありがとうございます。下手な文章でも、書いて、ネットに載せておくと、少し役に立ちますね。

少なくとも、株主の法的な権利を信じるかぎり、ちゅう様の合理的なご理解で大体問題はないと思います。確か、昨年度(07年3月期)は、日本企業の場合、自社株買いの方が配当よりも多かったと思います。

それでも、なぜ配当はあるのか、ということには相変わらず謎が伴いますが、拙文で説明したことに加えて、「メンタルアカウンティング」にも関係しますが、「金銭的報酬」が脳にとって心地よいから、という説明がありそうです。純粋に金銭経済的な損得とは別に、嬉しいのだ、ということです。

また、利益が内部留保されずに配当(自社株買いもそうですが)が行われることそのものに関しては、経営者と株主のエージェンシー関係と経営者→株主のシグナリング効果で説明するような考え方があります。
 
 
 
配当は多いほうがいいです (hiro)
2007-06-16 21:48:44
こういう前提を置けば、配当は多いほうがいいと思います。

(前提)  所得は少なく、生活費等のため一定のキャッシュが必要。

配当であれば、配当控除により源泉税は戻ってくるので実質無税。

その配当に相当するキャッシュを株売却に求めると、
・譲渡所得税
・売買手数料
・執行コスト(オファー・ビッド差) などコストがかかる。

そして、いずれ売るときは、
配当があれば、配当がないときにくらべ株価は低くなるので
譲渡所得税、売買手数料(約定額×料率、の場合)は安くなる。

つまり、可能な限り配当は多いほうがいい。
(上の前提「所得が少なく・・・」、は私の状況です)

もし、株価が上がらないよう配当を多くすれば、
実質無税で配当を受けたうえに、譲渡所得税もゼロになる。

株式市場全体が急騰しているなら、
株価が下がるほど多額の配当をしてくれるなら、
譲渡損が発生し、他の株の譲渡益と通算できるので、さらにお得。

MM理論は、まさに目から鱗ですが、
どんな理論(モデル)にも必ず「前提」があるので、その前提に注意せず
結論だけに飛びつくと、視野狭窄に陥る恐れがあると自戒しています。

ところで山崎さん、昨日の将棋名人戦は見ましたか?
まさかの大逆転。
オールドファンは、中原・大内戦の「7一角」を思い出しました。
これぞ、名人戦の魔物、ですかね。
 
 
 
Unknown (hiro)
2007-06-16 22:30:39
なので、株価が上がる自社株買いよりは、配当のほうがいいです。

それから、配当が多いほうがいいと思うのは、
経営者には余分なキャッシュは持たせたくない、ということ。

官僚になれなかった「民僚」は官僚にあこがれているから、
官僚が税金を無駄使いするように、民僚たちは他人(株主)のカネを
無駄使いしかねないという懸念があります。

配当でカネを吸い上げれば、本当に価値ある投資は、例えば銀行に
頼る訳で、そこで外部(銀行)のチェックもききますので、
本当に自信のある投資しかしないようになるでしょう。

当然、銀行にスプレッドは抜かれますが、それは必要なコスト。

なお、私の持ち株の大半は銀行株です。
 
 
 
Unknown (ちゅう)
2007-06-16 23:17:16
山崎さま、NKTさま、hiroさま

ありがとうございます。

一つアイディアが浮かびました。投資家が分配率(あるいは額)などを自ら決めることが出来る投信というのはどうでしょう。たとえば、毎月1%の分配が欲しいという投資家には、自動的に投資金額の1%分を解約するようにすれば、分配と同じ効果があります。多分配型が好きな投資家はそういう風に設定すれば良いですし、合理的な投資家なら分配なしに設定するかもしれません。これと同じことは株でも可能です。ただ、税制上は(多分)売却扱いにせざるを得ないでしょうから、通常の配当と全く同じという訳にはいかないと思いますが。
 
 
 
大和と樋口氏 (ノルマ)
2007-06-17 00:15:58
樋口氏というよりも大和証券として私は見てしまう。
大和証券出身者って正直信用できないんだよね。(私は)
以前、大和で働いたことあるんで誠意のない対応っていうのは働いていても一杯あったんで。
証券界で働いてみて野村証券以外はヒドイ。
証券マンってこんな人間性ヒドイのかと思ったことがある。
樋口氏の写真もネットで見たが、時代劇の悪代官に似ているなと思った。
 
 
 
お邪魔します (ブロガー(志望))
2007-06-17 06:56:25
お邪魔します。
 お言葉ですが、投信協会長は「逃げた」のでは無く
「相手にしなかった」のではないでしょうか、「返答
の有無」も含めて。投信協会長側にすれば「負けて失
うもの」はあっても「勝って得るもの」はありません
から。「取材拒否」でも返答すればそれについて何か
書かれるでしょうが、返答しなければ何を書かれても
「書いた側の推測」になりますので。敢えて向こうの
本音を書けば「山崎某ごときが何を言おうが、(「朝
三暮四」の見本ともいえる)毎月分配型投信他は売れ
ている、ニーズのある商品を作って売って何が悪い」
というところでは。その辺は「日本人の英語力の向
上」とはあまり関係のないN○VAといった英会話スクー
ルの繁盛と似ているような気もします。
 NHK『ためしてガッテン』の「衝動買いの特集」の回
で、「衝動買いは『食べ物はある時に食べておかなけ
れば食べられない』という(人間も含めた)動物の
性に由来する」といった事を言っていました。毎月分
配型投信も「経済学」では無く「心理学」の分野では
ないでしょうか。
 
 
 
かもねぎでんしゃ (BB)
2007-06-17 07:58:13
 ああ、やっぱり毎月分配するのは損なんですね。ヘンな商品だなと思ってました。アパート建てて毎月家賃が入ってくるほうがまだマシなのだろうけど、資金もそれほどないし管理も大変そうだから預けてしまおうかな?という人にはウケルのじゃないでしょうか。
 
 小田急電鉄は社内広告で、まさに利用者に向かって株主にならないか?と呼びかけています。何株もつと優待でただ乗りできますというのが書いてあって、どのくらい買えばいいのか判らないけど、定期券代を小遣いにまわせるかも?と淡い期待をもってしまうのですが、よくよく考えたらバカにするのもいい加減にしろって思いました。
 
 満員電車のなかでヨレヨレのクタクタになって、それでもオレは株主様だぞ~~って、やっぱりだまされてるような気がします。
 
 結果として、日本に見切りをつけた小金もちのタンス預金は外貨に流れていくのじゃないでしょうか?
 
 
 
Unknown (BB)
2007-06-17 08:07:54
社内と車内をミスしました。しゃ~ないヤツです^^;
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-06-17 11:43:07
>ノルマさま

そう上等の会社じゃないかも知れませんが、大和証券にもいい人は居ますよ。

>ブロガー志望殿

最初から相手にしないなら立派なのですが、「忙しいと」明らかな嘘(老人委託会社の社長が忙しいはずがない)を言ったり、「文書なら答える」と言って様子を見たり、という応対は、取り巻きの出来が悪いのでしょうが、クズですね。

毎月分配型の心理学については、まさにこの特集号で解説しておきましたので、ご一読下さい。端的に言って、心理学と離れた場所では経済学はもう成立しなくなっていると思います。

>BBさま

一般論として、相手が勧めてくれるモノにろくなものはありません。生命保険然り、毎月分配型然り、電鉄の株もまた同類なのでしょう。「勧められたら、反射的に引くことを考える」という心理的な習慣が大事なのでしょうが(アンチ・マーケティング教育が大事です)、勧める方もプロのカモ・ハンターなので、実際にはなかなか大変です。
 
 
 
配当型投信は非合理? (ペッ)
2007-06-17 18:45:51
配当型投信は非合理的に見えますが、それは投資の期待収益率を評価基準と置いているからではないでしょうか?結局、効用関数をどう置くかによって合理的にも非合理的にもなりえると思います。(時間選好率とリスク回避度が高ければ、税金による期待収益率の低下を考慮しても分配型を選ぶことは充分にありえます)非合理と切り捨てるよりも、充分な説明のもとで投資家に選んでもらう程度のスタンスでいいのではないでしょうか。

あと、信託報酬が高すぎるのは企業側の問題なのでしょうか?投信会社も企業である以上、利益を最大化するため信託報酬を高く据え置くというのは当たり前の行動なのではないでしょうか?(逆に、米国では何故信託報酬の引き下げが起きたのかが気になります。)
 
 
 
こんにちは山崎先生 (Unknown)
2007-06-17 19:31:38
突然失礼します。テレビなどでよく拝見しています。
まだ間に合う耳寄りな情報です!
アグロコという聞きなれないものについてのご紹介です。

リスクは全くありません!
2007年4月から始まった新検索サービス☆世界中でメンバーが急増中♪あのビル・ゲイツやチャド・ハーリーも注目する、ほどです。大反響で日本にも徐々に広まりつつある『AGLOCO(アグロコ)』ですが、このサービスはインターネット利用者すべてが対象となるのです。 

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Unknown (山本)
2007-06-17 19:39:52
アクティブ・ファンドがインデックス・ファンドより常に劣るのは、それこそコスト面がすべてです。
申込手数料、信託報酬、売買委託手数料など。
当たり前すぎて、いまさら何をという感じですが・・。
 
 
 
失笑 (くま)
2007-06-17 23:58:02
はじめて書き込みさせていただきます。
思わず笑ってしまったので…
 
>一般論として、相手が勧めてくれるモノにろくなものはありません。

という山崎さんのコメントのすぐ後に得体の知れない”新検索サイト”
(変換エンジンは最初に「新検査臭いと」と変換してきました)
の売り込みを書き込むとは…
まったく山崎さんのおっしゃる通りだと実感した次第。
 
 
 
 
エエ商売やな。 (カミクズ)
2007-06-18 08:09:19
投資信託かいな。
これはエエな、業界人としてわだ。
絶対、ソンせんがな~♪

しっかり、お高い「手数料」取ってあげますし。

こんなもん
「オレオレ詐欺」の進化形でしかないやろ。
どこで、離脱するか、、、それが問題やねん。

でもいいよな~、免許法人のなされることは。
俺もアヤカリタイ気分やねん。

こういう詐欺行為が
公然とOK なる世界が
とっても素晴らしいと
思える
今日この頃ってカンジ~~~。
 
 
 
自己責任ですね。 (背面飛行JM)
2007-06-18 13:16:30
ブログを何時も見て感じるのは生きてる限りはリスクが有ると言う事です。下手をすると死んだ後も??投資信託でもはリスクは存在するし逃げられない。信託に任せれば安心できると思ってる人が多いのも事実です。投資と名が付いたらリスクが有る事を知らない人が多いです。
 
 
 
むむ… (あかる)
2007-06-18 21:28:00
うーん、正直投資家の一人としては答えて欲しい
質問ではありますが、「投資信託協会会長」と
しては答えずらいでしょうね。
http://money.quick.co.jp/know_t/top/07.html
にもあるように「大和投信社長」としては結構
毎月分配型にはネガティブなことを言ってますが、
業界の代表としての発言はまた別のことですから。

「投資信託協会会長」が毎月分配型に否定的なこと
を言えばグロソブの国際投信はじめ、クレームが来る
でしょうし、毎月分配型を熱心に売っている銀行から
も来るでしょう。「なに人のビジネスにけちつけてん
だよ!」と。

まあ、対応としてのらりくらりとしてたのは批判す
べきだとは思いますが、本音としては「国際投信とか
に聞けよ!」という感じだったんでしょうか。
 
 
 
リボ払いも相当にヘン (BB)
2007-06-18 21:48:48
 クレジットカードの支払い方法で「リボ払い」てのも、毎月定額を払うというものだけど、いつ払い終わるのか判らない。払っても払っても残りの借金に利息が付いて減りにくいようになってるのだもの。
 
 まだ利息の高いころに試算して、借りた金の倍くらい返すことになったので、ゼッタイ使わない。延ばすならボーナス払いのほうがマシ。
 
 そういえば、バブリーなころの自動車販売店の広告もヘンだった。ローンの計算から頭金を除かないから、頭金の額に寄らず月々の支払額が同じだった(部分的に二重取りだね)。別のメーカーのクルマ買ったときに営業の人に渡した頭金が未払いだから払えと、電話がかかってきたことがあるので、アレは販売員のポッケに入れるためのインチキだったのかもしれない(領収書あるよ!と言ったらそれきりだった)。
 
 そういえば、見積もり書にサインしろというからめくってみたら契約書。その上に複写されるようになってる押し売りのような販売会社もあったなぁ。
 
 ほんとうにリスクだらけですね。
 
 先ほど文京区立特別養護老人ホームで観光ビザのフィリピン人を雇っていたというニュースがありました。オイラの考えるようなことはもう誰かがやってるんだねえ。http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__yomiuri_20070618i111.htm


 
 
 
 
 
 
 
 
ビジネスはすべて騙し (けんめ)
2007-06-21 03:23:28
私はビジネス(商売)はすべて“騙し”だと思っています。それが言いすぎなら,どの商売にも“騙し”の部分がある,ではどうでしょう。その騙しの程度と質(内容)がそのビジネスのスケールと品位(のなさ,下品さ,えげつなさ)を決める。この“騙し”のことを別名,ビジネスモデルとも言う。
 
 
 
どう思おうとも勝手ですが (覚醒)
2007-06-21 20:31:21
けんめ 様

えらい厄介な偏った勉強をされたようですね。

中国が本場ですが、江戸時代の朱子学盛んなりし頃、寛政の改革で有名な松平定信は、「商は詐なり」と言ったようです。「商売とは人を騙すことや」と言う意味ですから、あなたと同じです。

しかし、庶民には、江戸初期に鈴木正三という偉い禅宗僧侶がいて、「四民日常」なる書を書きこれが日本全体にひろまったそうです。四民(士農工商)が互いに助け合って世の中を支えている姿に、正三は 「何の事業もみな仏行なり」として「仏行」そのものだと見なし、「仏行」とは、俗世間を出家した僧侶のみが行う宗教的行事ではなく、一般人が自らの仕事に打ち込む、その日常生活そのものにあるとしたのです。

さらに、その「仏行」は世のため人のためでなく、自分自身 に内在する仏性を引き出すための「修業」に他ならない、と説きました。

これが日本人の勤勉の基だという話もありますし、明治後に急激な速度で欧米をキャッチアップできた思想的な源であるとも言われおります。(中国にはこのような勤勉の思想や、利益を正当化する思想がないので近代化が遅れたと言う人もいます。)

私はビジネスというのは、顧客が商品とお金を物々交換し、支払ったお金(価格)より商品の使用価値(美味しいとか便利とか・・)が大きいと得をしたと満足する。一方、商品の作り手は頂いたお金(価格)より安いコストで作れれば、得をしたと満足するわけで、そのような関係が成り立つように、作り手が商品の品質と価格とコストを設計製造することで成り立つものだと思っております。両者得をする、ウイン・ウインの関係が出来るので、互恵ですし、継続するのでしょうね。うそは、あったとしても長くは顧客を騙せないものです。

あなたのお考えは、(そう思うのは、あなたの勝手ですが)純情だと引きこもりになるか、命を絶つことにさえなるかも知れませんし、そうでなければ毒食らうなら皿までと犯罪に手を染めるかも知れませんね。昔の社会主義や共産主義を信奉する人はそう教えてました。今もまだ、その色が残っている人は結構沢山、世に残留しています。(あなたは生徒でなく先生かも知れませんが、その時はこの投稿はお忘れ下さい)
 
 
 
Unknown (とりさん)
2007-06-21 22:40:51
山崎さんが楽天証券の関係者だということで言いたくはありませんでしたが、楽天証券でも毎月配分型のファンドが売られています。
ラインナップにあるのですから売れているのでしょう。
山崎さんは楽天の営業には関係ない立場ですから、それでいいと思います。
しかし投信協会長が説明から逃げたということを責めるのであれば、山崎さんが自社の販売をしている商品のことの説明をしないといけないような気がします。
楽天証券の肩書き(看板)は、事実としてありますが、転職13回で、肩書きはどうでもいいのかもしれないのも分かります。
ただ、同じ業界で大和証券の肩書き(看板)を持つ人に対しての質問をするのであれば、自社が質問したファンドの販売している事に関しての見解を述べた方がいいと思います。
会社の看板ではなく、自分の名前で生きてきた山崎さんなので、説明が面倒なので省略したのだと思っています。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2007-06-22 00:03:55
とりさん様

こんにちは。

私の意見は、毎月分配型のファンドは、どこで買うかに関係なく非合理的な商品だということなので、たとえば、週刊ダイヤモンドの当該号で書いた、毎月分配型ファンドへの批判原稿は、楽天証券で扱っている毎月分配型ファンドにも当てはまります。当然でしょう。「猿が喜ぶ、朝三暮四ファンド」です。

そういえば、7月1日には楽天証券の8周年記念講演会があり、もろもろの投資の理論について話をすることになっていますから、行動ファイナンスの解説をするところで、当然、毎月分配型のファンドに触れることになるでしょうし、聞いている人がよほど鈍いか眠っていないかぎり、それは、自社の取り扱い商品も含めて批判をしていると聞こえるはずです。

楽天証券に入社する以前の面接で、当時、社長だった國重氏と以下のようなやりとりがありました(2004年の11月頃の話です)。

山崎「私は、チャートは役に立たないとか、投信は手数料が高すぎて話にならないとか、ネット証券の営業に不都合なことも言って来ましたし、その意見は変わっていないのですが、問題ありませんか?」

國重「全く問題ありません。ご自分の正しいと思うことを、どんどん仰ってくださって結構です。そんなことを規制しようなんているケチな了見はありませんし、現実に、当社の得にならないでしょう。たとえば、今、プロ野球参入の問題が話題になっていますが、『楽天は、野球なんて下らないものには手を出すべきでない』とお考えだったら、テレビでも、雑誌でも、そう言っていただいていいですよ」

その後も、國重氏は、TBS問題が発生したときに、「自分の意見として言うなら、この問題についてメディアにコメントすることについては、一切制約はありませんから、ご遠慮なく」と、わざわざ言いに来てくれたことがあります(良い親分でしょ!)。

ついでに申し添えておくと、私の前職のUFJ総研でも、当時社長だった前田さんという方が、なかなか立派な人で、私が週刊誌にダイエーについてコメントしたことで当時の三和銀行が怒り、三和銀行から出向してきた茶坊主さん達が大騒ぎしたことがありましたが、前田社長(当時)は「当社のビジネスの都合で、研究員の発言を規制するという発想は一切ないし、今の時代、そんなことをしてもプラスにならない。研究員の発言は自己責任で自由にやっていい」と言ってくれて、騒ぎが収まったことがありました。所属組織の都合で言うことが変わるような人間はクズだし、そういう人間の言うことには価値がない、ということは、分かっている人は分かっているものです(先ずは、自分自身が分かることが肝心ですが)。

私が勤務する楽天証券の扱い商品にも、私が好きな物・評価する物もあれば、嫌いな物・絶対に勧めない物もあります。普通の証券マンでも、自社の商品に対する思いは、たぶん、私と同じではないでしょうか。名指しでネガティブ・キャンペーンをやらないまでも、言いたいことは、どこででもはっきり言えるほうが気持ちいいですね。

ただ、社内の同僚には、たとえば毎月分配型投信を導入した担当者もいます。何も聞かれないのに、わざわざ、名指しで、「楽天証券で取り扱っている○○ファンドも・・・・ダメ!」と自分から言うほど、私も、イジワルではありません。

楽天証券のお客様でも、「毎月分配型は好き」とか「山崎なんて知らない(或いは、もっと積極的に「嫌い」)」という方が大勢いらっしゃるでしょうし、社員(この場合、私)の発言と商品ラインナップに矛盾があっても、不思議でも、おかしくもないと思いますが、違いますか?

樋口さんとかいう人も、いくらでも物の言い様があったのだと思いますよ。
 
 
 
しがらみは柵と書くのだなあ (作業員)
2007-06-22 14:36:53
>楽天は、野球なんて下らないものには手を出すべきでない

手を貸すべきではないのは、人貸しに、だ。西武はグッドウィルドーム、楽天はフルキャストスタジアムですか。子供たちの夢のフィールドを、生涯最低賃金という悪夢で満たしてどうすんのよ。とっとと上場廃止しましょうよ、あれもこれも。(東京放送のフルキャスト叩きって、楽天へのメッセージよね。キヤノンの名前絶対出さんもんねえ。ろくでもないねえ、テレビという箱は)

山さんと遊んでいるので、おねーちゃんにブログはどこがいいかと訊かれて、知りもせんのに、山さんの楽天でええがな、と答えるそのことはいいけんどねえ。下手に楽天の株なんか勧めたら、とんでもないことになってただろうし。甘ったるい人間関係プリンには、やはり上っ面にゲゼルシャフトリッヒな苦いカラメルが乗っかるのだなあ。
にしても、折口のところの株、なんでごーるどまんしぇっくすが持ってるのかなあ。上がるのかなあ。株のことで言えば。メモ夫人に呆れられるほどのマムシの作業員なので、キヤノンの株だけは追ってきたのよね。大きな調整があったから、日経が紹介するアナリストの強気年末8しぇんえん。は、厳しいか、と思っていたけんど、なんせ円安、円安、円安、やからなあ。文豪村上は、「戦後の国家目標は円高」ちゅうて、言い続けたのになあ。一つの敗戦か。思案ロッポウ、ナキの涙で、さて八方丸く収まるかなあ。年末、御○所キヤノンのカブが9しぇんえんに乗っても、大野君たちの給料は増えんのやろうなあ。山さんは、無神論者のフリードマン信者なんやから、「恒常所得仮説」、成り立つような社会にせんといかんのとちゃう? 労働の商品化、男はボルト女はワッシャーか潤滑油の変動費って、空梅雨に潤いのない話やねえ、まったく。二ヶ月刻みでは、いつまでたっても恒常の所得にならんぞ、セルフうどんの刻みネギも変動費かなあ。
 
 
 
居て欲しい存在⇒成りたい姿 (サイレントじゃないマジョリティー)
2007-06-22 23:21:14
山崎様

>楽天証券に入社する以前の面接で、当時、社長だった國重氏と以下のようなやりとりがありました・・・・・・今の時代、そんなことをしてもプラスにならない。研究員の発言は自己責任で自由にやっていい」と言ってくれて、騒ぎが収まったことがありました。>>

久しくそう言う方にはお目に掛かっていませんし、お聞きするのも本当にに久し振りです。

思っても言えない、言えても実行出来ない人の方が遥かに多いものですが、そう言う方々が居られることに勇気付けられます。何処かに見るべきものを見ている人が居て欲しいですね、貴重なことです。
 
 
 
Unknown (とりさん)
2007-06-24 19:58:02
山崎さま
ご返信ありがとうございました。
私はメーカー勤務のため、自分がメーカー的考えが強かったのだと分かりました。
証券会社さんは、商社さんと同じ手数料商売なので、ラインナップが豊富な方が機会損失もありませんし、売りたくなければ販売する個々人の判断でそれを外すことができますよね。
また多くの商品をラインナップに乗せることでも、(売れなくても)大きくコストが増えることがないのであろうと思います。
メーカーの場合は、ラインナップを増やす=開発費や棚残・管理費等コスト増加=(売れなければ)大きく利益低下なので、そうそう増やすことができないです。
また顧客に不利な製品を販売していたことが発覚すると、すべての製品に対しての不信感からその部門(場合によっては会社)が消滅するとい恐ろしさがあります。
なので、販売商品に対しての姿勢がメーカ勤務の私と証券会社さんでは、かなり違うことということを理解できました。違って当然ですし、どちらかが良いということがないのも当然です。
メーカーの場合、社員の発言と販売商品(の存在意義)が矛盾することは会社として致命的な状態(製品開発の方向性が間違っていること)を指すので、その感覚で質問をしましたが、そもそも前提条件が違っておりました。
一つの業界で仕事をしていて考えが偏ってしまっていた自分を反省しました。考える機会を頂きましてありがとうございました。
 
 
 
Unknown (のらひこ)
2007-06-24 21:47:57
全くナンセンスな300円以下の馬券を均等3点買いする家内を説得しきれない状態です。
金融商品を購入する顧客の知的水準が家内より少し上程度であるとしたら、金融業もブランド品販売と同じようなイリュージョン商売ということですね。
それにしても、医療保険は120円馬券の3点買いといっても過言ではないですね。
 
 
 
「憶測があり、心外だし、遺憾です」 (NTK)
2007-06-30 20:08:07
「憶測があり、心外だし、遺憾です」だそうです。

http://www.j-cast.com/2007/06/30008849.html

広報部は「経緯を含め詳細は編集部に聞いてください」などと言わずに自らの潔白を訴えた方が良いのでは?やはり自分からは言いづらいことがあるのでしょうか。それとも山崎さんの挑発には乗らないと言うことなのか。挑発に乗らずとも冷静に事実を説明すればいいことだと思いますが。両方の言い分を聞いてみないと第三者としては客観的な評価ができませんね。
 
 
 
J-CASTさんに答えたメール (山崎 元)
2007-07-01 00:04:18
NTKさま、皆様

NTKさま、j-castの記事を教えていただきまして、ありがとうございます。

j-castさんからは、この件で取材があり、この部分については、以下のように答えました。記事は、概ねこれに沿っているとも言えるますし、中途半端に対決調(私の主観的印象ですが)で、少し違うのではないか、という感じもあります。(ただ、この取り上げ方に対して、私は、異論や不快感は持っていません。「怒っている」というのは、j-castさんの判断の範囲内でしょう)

j-castの記者さんにお答えしたメールの該当部分を以下にコピペしておきます。
======================

>≪ブログ≫の件
>1.ブログのなかで、樋口会長に対して「クズ」
>よばわりするなど
>かなり厳しく批判されています。
>樋口会長からは、その後もなにもないのでしょうか。
> ちなみに、当社の取材では大和投信の広報部が
>「憶測が含まれており、とても心外だし、遺憾だ」と話しています。

ブログのエントリーの文章は、週刊ダイヤモンドの当該号の記事の、背景について補足説明をすることを目的としたもので、「大いに怒っている」というほどのことはありません。ただ、私の立場(指名された対談の相手)から見ると、編集部を振り回して結局期限までに回答を送ってこないこと(=不誠実!)と、「週刊ダイヤモンド」はそれなりの読者数を持った真面目なメディアなのだから、投信協会長或いは大手投信の社長として、疑問に答えることが投資信託業界にとってプラスではないか(=やる気がない)、(もちろん顧客の側から見て、という視点も含まれています)と考えたものです。

樋口氏には直接お会いしたことが無く、現段階で人物評価を決めつけているわけではありません。ただ、上記のような行動から判断すると(これしか情報がないので)、有能な方ではないな、という印象を持っていることは事実です。

大和投信の広報さんは「憶測が含まれており遺憾」とのことですが、拙文では憶測は憶測と分かるように書いてあり、また、拙文中で書いた事実の経緯はダイヤモンドの編集者との、メールのやりとりや電話に基づいています。もちろん、ここがちがうという事実があれば、いつでもお聞きしたいと思います。

それよりも、私が挙げた三点の質問に対して、読者が納得できるような回答を発表されることの方が、投信業界や、ひいては大和投信さんの(余計なお世話ですが)利益になるのではないでしょうか。

この点、再び憶測で恐縮ですが、「広報が不出来」との印象を禁じ得ません。(投資家にとって有意義でもないので、広報とやり合う積もりはありません)

>2.これは確認ですが、山崎様は、
>ダイヤモンドでの取材(樋口会長の要望で質問状
>を出したのに返答がないなど)を通じて、
>その姿勢に対して怒っていると受け取って
>よろしいですか。なぜ、そこまでお怒りなのでしょうか。

私が取材の申し込みをしたわけではありません。編集部が「文書でなら、回答して貰える」と言うので、質問文を書いたものです。樋口氏サイドの対応について評価はブログの拙文及び上記の通りで、これが全てです。私が「怒っている」ということでは全くありません。(「なんだ、ツマラナイ男だな」という位の印象は持っていますが)

>3.再度、対談を持ちかけるおつもりはありまか。

「会ってみると案外いい人だ」ということはありますからね(お互いに!)。対談が出来るなら面白いと思います。

もちろん、文書でのやりとりでも意義はあるでしょう。「多分配型ファンド」、「信託報酬」、「投信会社経営」何れも投資家にとっても運用業界人にとっても、興味のある問題ではないでしょうか。活字になる形で協会長・投信会社経営者の見解を吟味するこは、意味があると思います。

>4.その他、コメントしておきたいことがありますか。

「大和投信様の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます」
=====================

どうご判断されるかは、読者にお任せします。
 
 
 
Unknown (NTK)
2007-07-01 13:31:31
山崎さん、詳しくご説明いだたきありがとうございます。

>拙文では憶測は憶測と分かるように書いてあり、

ここ重要ですね。確かに山崎さんの文章は主観的な部分と事実説明の部分が分かるように配慮されていると思います。しかし、山崎ファンのブログなどを見ると、憶測部分だけをことさら強調していたり、憶測部分だけを引用しているケースが多いもので。
 
 
 
山崎さんに賛成と意見 (ある投信販売者)
2007-07-01 22:06:28
基本的には山崎さんに賛成です。特に3つ目の投信運用会社と親会社の関係は大変問題があり、至急改革すべきと思われます。さて第1の毎月分配ですが、資産運用に慣れていない日本人にとり、ある意味、仕方のないことかもしれません。また売れている投信の大半が外債系であることは分配時の円安の利益確定という側面もありますので一概に毎月分配が悪いとはいいきれないはずです。現に毎月分配にて分配金を受け取ることにより投信に安心感が出て、本格的に運用開始した高齢者は多数います。入門編としてある意味仕方ないのではないでしょうか。
第2の信託報酬ですが、ある規模になったら引下げは当然と思われますが、未だ実行されていません。さわかみ投信なんかが先行してやればいいのですが。投信販売会社もインターネットを通じて、外資系の投信運用会社の商品を幅広く取り揃える会社の出現を待つしかないのではないかと思います。ただ日本では規制が厳しいため、そのような投信販売会社が成功するかどうか、また、運用会社がそのような投信販売会社に商品提供するかどうか、はなはだ疑問でありますが、いずれはこのような販売会社が出現することと思います。
 
 
 
投資家にとっての投資信託とは。 (相模守)
2007-10-14 18:00:41
「投資信託は、多くの投資家から集めた資金を一つにまとめて大きな資金(信託財産といいます。)にして、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。その運用成果は投資家それぞれの投資額に応じて分配金として投資家に分配する仕組みの金融商品」と記述しているのは手元にある「投資信託ガイド」社団法人投資信託協会発行の冊子です。
ところが実際には運用成果があるにも関わらず、分配金を減らしたり、分配金として投資家に分配せず、内部留保と称し運用している投資信託が目立ちます。
また、投資信託の手数料や信託報酬が高いというのも問題であって、これらを考慮して投資家がどれほど実利益を上げられているのか?上げられるのか?非常に不透明な部分もあり、投資信託の仕組みはよいが、果たして投資家にとって利益を得る可能性のある金融商品なのかは疑問が残ります。
 
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