評論家・山崎元の「王様の耳はロバの耳!」
山崎元が原稿やTVでは伝えきれないホンネをタイムリーに書く、「王様の耳はロバの耳!」と叫ぶ穴のようなストレス解消ブログ。
LCCを使ってみました
8月最終週の家族旅行でLCCを使ってみた。成田空港と札幌千歳空港の往復で、航空会社はジェットスターだ。かなり前に予約したが、大人2人と子供2人で往復合計7万数千円は、格安だ。北海道は子供の夏休みが終わりだが、東京はまだ休み期間なので、これでも平時より割高な料金だ。
LCCは時間割がタイトで、処理遅れが溜まる夕刻の便は不安定だと聞いていた。案の定、夕刻出発の行きの便は80分遅れた。
ウェブの処理に不具合があったり、往路復路共に空港でその説明に手間取ったり(事情を詳しく聞くより先に、予約番号を聞いて処理を済ませると早いのに…)、さらには、問い合わせの電話がなかなか繋がらず、早朝にかけても30分待ちだったりと、主として開業初期の練度不足と思われる不具合が複数あった。
現時点でのLCC利用の傾向と対策は以下の通りだ。
(1)仕事の場合や時間に余裕の無い旅程ではLCCを使わないこと、
(2)空港に早めに着くようにすること(1時間半あれば大丈夫だろう)、
(3)本や(自称“ノマド”は)タブレット端末など有効な時間潰しを準備すると同時に待ち時間をむしろ楽しみにするくらいの心構えを持つこと、
の三点だ。
今回、少なからぬ不便はあったが、筆者は、トータルではLCCに満足だった。運賃の安さに加え、機内の感じが想像以上に良かった。席間は狭いが、1時間半のフライトなら、やや大柄な筆者(177センチ、73キロ)でも何ら問題はない。また、飲み物やおしぼりの無料サービスがないことは、こちらで気を遣わずに済む分、むしろ爽やかだ。乗務員の行動や応対も感じが良い。
個人的には、当面、仕事では使わない。しかし、気楽な旅行なら、またLCCを使ってもいい。
将来、オペレーションのレベルが上がり、時間が信用できるようになれば、仕事でも使えるし、遠からずそうなるだろう。
LCC的ビジネスは、供給のキャパシティーが短期的に調整しにくく、需要側の価格弾力性が大きい場合には、売手・買手双方にとって合理的だ。
航空以外の分野にも、もっとあっていいだろう。
LCCは時間割がタイトで、処理遅れが溜まる夕刻の便は不安定だと聞いていた。案の定、夕刻出発の行きの便は80分遅れた。
ウェブの処理に不具合があったり、往路復路共に空港でその説明に手間取ったり(事情を詳しく聞くより先に、予約番号を聞いて処理を済ませると早いのに…)、さらには、問い合わせの電話がなかなか繋がらず、早朝にかけても30分待ちだったりと、主として開業初期の練度不足と思われる不具合が複数あった。
現時点でのLCC利用の傾向と対策は以下の通りだ。
(1)仕事の場合や時間に余裕の無い旅程ではLCCを使わないこと、
(2)空港に早めに着くようにすること(1時間半あれば大丈夫だろう)、
(3)本や(自称“ノマド”は)タブレット端末など有効な時間潰しを準備すると同時に待ち時間をむしろ楽しみにするくらいの心構えを持つこと、
の三点だ。
今回、少なからぬ不便はあったが、筆者は、トータルではLCCに満足だった。運賃の安さに加え、機内の感じが想像以上に良かった。席間は狭いが、1時間半のフライトなら、やや大柄な筆者(177センチ、73キロ)でも何ら問題はない。また、飲み物やおしぼりの無料サービスがないことは、こちらで気を遣わずに済む分、むしろ爽やかだ。乗務員の行動や応対も感じが良い。
個人的には、当面、仕事では使わない。しかし、気楽な旅行なら、またLCCを使ってもいい。
将来、オペレーションのレベルが上がり、時間が信用できるようになれば、仕事でも使えるし、遠からずそうなるだろう。
LCC的ビジネスは、供給のキャパシティーが短期的に調整しにくく、需要側の価格弾力性が大きい場合には、売手・買手双方にとって合理的だ。
航空以外の分野にも、もっとあっていいだろう。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 0 )
« 【現代ビジネ... | 【東京スポー... » |
ご趣旨は理解出来るのですが、本エントリーとは全く関係ない内容のコメントなので、ブログ管理上の判断として、このコメントを不掲載とします。
尚、この判断には、上記集会に及び韓国大統領への抗議に対する賛否の判断は一切関係ありません。単に、現在の当ブログの管理方針によるものです。
引用【個人的には、当面、仕事では使わない。しかし、気楽な旅行なら、またLCCを使ってもいい】
同【航空以外の分野にも、もっとあっていいだろう】
この二つのご見解は、従来見慣れた地平が激変するパラダイムシフトの時代には重要な視座だと思います。
前者は、ユーザーが新機軸のサービスを期待とゆとりを持って注目しサポートする寛容さ。
この寛容さが各種の事業を進化させ成長させると思います。逆にこの寛容さがなければ、針小棒大とも思える
ヒステリックな批判が集中する。まあ、安全性に係わる疑念や懸念には、寛容さは無用でありご法度ですが。
安全以外のこと例えば接客サービスの練度や習熟度の不足は、中国などの技術やノウハウが先進国経済を急追
している如く、経営陣が健全な経営文化と組織文化を浸透させ続ければ、時間が解決してくれる。
LCCであっても接客サービスに日本流一手間の気配りが加味されれば、世界市場を相手に出来るかも知れない。
後者は、ビジネス側特に経営トップの収益機会と貢献機会への鋭い直感と、慎重かつ果断Boldな挑戦心が
齎すものだと思います。此れらの要件を欠いたために、日本は20年を喪い未だに喪い続けていると。
【もっとあっていいだろう】という時間的寛容さは、ご法度かも知れませんが(笑)。
草々
テレビ等の媒体はもちろん、肉眼でも御姿を拝見したことがある(iPadにサインまでいただいた!)のに不思議です。。。