目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

ミルクをお燗してくれるお店

2007年02月05日 | 佐渡だいすきネタ
そういうお店もあるんだなあ、と思いました。
昔っからあるでしょう畑野のお店。レトロ感はばっちり。
でもここは、商品がレトロなだけでなく、人の心もレトロなのです。

ここでは時々瓶入り牛乳を買うのですが
そこにはすでにお燗してある瓶牛乳もあるのは、すでに前のブログでも
書きましたが、その後何度か足を運び、いろんなお客さんを見ました。

あのお店がこむのはだいたい午前の10時頃。
地元のおばあちゃんが、買物がてらお話をしにくるという雰囲気で
お話をしながら飲むドリンクが、あの燗をした牛乳だったり、缶コーヒーだったり
お茶のペットボトルだったりするんだなあ。
(たしかに農家のおばちゃんは、あの甘い缶コーヒーを好んで飲む。
ダンボール一箱とか、よくまとめて買っていく)

お店の前には牛乳瓶の空瓶がいつも一定量入っている。
10本くらいは入っている。
あれを見るたびに
「そんなに牛乳瓶をもってくる人がいるんだなあ」と思っていたけれど
あの牛乳瓶の数は、その日お店の人が話し込んだお客さんの数なんだなあ
と気づいた。

もちろん、非効率この上ない。
牛乳瓶は1本90円とか80円で、お店にもどせば10円も返さなくてはいけない。
それ一本で、お客さんのお話をずっと聞くならもっと非効率だ。
その上、牛乳瓶をお燗してあげるなら、光熱費をとらなくては割に合わないが
もちろんそんなことはしない。

お店の人がただ「寒かろう」と思ってしているだけのこと。
「お店」という金を稼ぐための場所で、金にならないことを沢山沢山して
くるお客さんに奉仕しているようなものだ。

流行りの中で作り上げたレトロなお店は
どんなに内装を昔風にしても、どんなにだしている商品を昔のパッケージに
しても、それは昔「風」でしかないし、本当のレトロにはたどりつけないんだな、と思いました。

そこに付随するものも提供して初めて「レトロ」というんだなあ。


業務連絡?
たーさんへ:ブログのコメントをピックアップして
エスライフに掲載させていただきますね~。発行したら是非よんでやってください。




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1 コメント

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エスライフ (たー)
2007-02-05 20:50:59
発行しても東京では、どこで手に入るのでしょうか。以前どなたかに色々まとめて2000円位で送ったとありましたけれど私もそれをお願いしたいです。
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