目指せ!ゼロウエイストな暮らし

モノを減らして、ゼロウエイスト。田舎でイラスト描いて暮らしています。

さよならしたいな♪刈羽柏崎原発 全国署名はじまりました

2007年11月06日 | 核のこといろいろ
三条のナチュラルショップ「みずすまし」さんから、りんごやバナナ、通信などの差し入れと
一緒に刈羽柏崎原発の廃炉を求める署名と、リーフレットが届きました。
「来たか~」という感じです(笑)

「さようなら刈羽柏崎原発 全国署名」が始まりました。
何度かご紹介しました、ナチュラルショップ「みずすまし」さんも何度かにわたる勉強会出席の上、全面協力しているものです。

これまで、このブログの上でも
原発への不信感、不完全な情報開示について書いてきたりしましたが
署名に関しては、最低限のものしか載せませんでした。
それは原発中止を要請する文章の中に感情的な思いを強く感じられるものもあり、
反対・疑問派である自分的にも疑問に感じる部分が多かったからです。

その中で期待を寄せている活動&署名が、この団体の行っている全国署名です。
自分の知り合いが関わっていることも含め、
メンバーの中には、巻原発を止めた方や、刈羽のプルサーマル反対の住民投票を
成功させた方もいる事実も励まされます。


署名用紙と一緒に何故、柏崎刈羽原発を「今」とめなくてはいけないのか、
という情報が、感情的でなく理論的に、A3・1枚分のチラシにきちんと書かれています。
もちろんこれだけで完全といえるものではありませんが、
廃炉にする理由など、とても論理的に、感情的になることなく書かれています。


再開中止を求めるの一番の理由が、原発直下に
35キロの活断層が存在すること、それにより敷地全体が
10センチ隆起したことなどは、新聞などでも周知されました。

この地震による原発内の2826件!の損傷(雨漏り、クレーン損傷など)があると
いうことに関しては、全国区ではどれくらい周知されているかはちょっとわかりません。
新聞も新潟誌と全国誌では大分掲載内容が異なりますしね。

こうした傷により、
今後弱い地震でも同時多発の大事故が起こる可能性があるという推測が導かれ、
廃炉を主張する方の意見が、決して無理ある想定ではないと感じられます。


この論点においては、原発が必要か否か、というレベルの話ではないわけです。
原発を建てている場所そのものが危険だと、疑問符を投げかけているわけです。

東京電力は、刈羽柏崎原発活動休止のため、電気料金を値上げする意向も明らかに
していますが、微妙な疑問を感じます。
原発を建てている地域に対し、無制限にお金をばらまく余裕のある会社が
わずかな原発の停止期間による収支で安易に「値上げ」を考えるのは
どうしてでしょう?

「原発は絶対に必要」と思わせるため?
そんな考えさえよぎります。


一緒に書かれた住民と原発側の問答の漫画のセリフは、自然な疑問を元に
描かれ、感情をおさえられつつも克明です。

お母さん:「原発施設の配管や弁など全部がゆれたから、全部調べるんでしょ?」
原発サイトの人:「いいえ、一部です」(困った顔)

お母さん:「配管の内側は目視検査できるの?」原発の人:「いいえ」
お母さん:「超音波で全部調べるの?」  原発:「いいえ、一部です」
お母さん:「ひびまでいかない『ひずみ』は調べられるの?  原発:「いいえ」
お母さん:「安全なのはどうやって確認するの?」
原発:「計算です・・運転再開すれば・・」
原発:「必要があれば補強工事もしますし・・・」 お母さん:「これじゃ実験だ・・・」


できれば安心して暮らしたい、放射能もれへのおそれなく暮らしたい、
そう思います。

署名用紙は1枚につき5名分ありますが、1人だけ書いて送るのもアリなのだそうです。
団体さんで調整してくれるのだとか。
署名用紙は団体さんからもらうこともできますが、私も持っています。
お手紙ついでにほしい、という方おっしゃってくださいませ。



●リーフレット、署名用紙(PDF版)はこちらから
プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワーク

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (かたのです)
2007-11-06 20:20:26
子供の頃の記憶です。
原発反対の署名をお願いしに玄関にやってきた人に対し、おばあちゃんが
「おら、ここの会社から電気買うてるもの。何もいわんねえ」
と、床に手をついて頭を下げて帰ってもらっていました。

今、自分はその時回ってきた人に近い考えを持つようになってきたと思うと、とても不思議な気持ちになります。

成功させたいですね。
柏崎の地震の際、真っ先に原発の恐ろしさが頭をよぎったのは私だけではないはずです…。
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Unknown (かたのさんへ)
2007-11-06 21:33:25
かたのさんのおばあちゃんが、自分自身の考えとして
「原発賛成」という考えをもってらっしゃるのならば、それは尊重されるべきなんだろうなあ、と漠然と思います。

そして、その記憶がかたのさんの心にしっかりと残っていることを思うと、自分は「子ども」に何を残せるかな、と考えます。

自分が何もしないで終了っていう形にはさせたくないな、と考えています。

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かたのさんのおばあちゃん (emyu)
2007-11-08 15:02:51
かたのさんのおばあちゃんは原発には賛成ではなかったかもしれない、でも電気を使っているのだからと筋を通されたのではないか、と思いました。
原発に反対するだけでなく、反対するなら節電のことや代替エネルギーのことなど、ホントにたくさん考えなくてはならないことがあると思います。
わたしは怖いから原発はいらない!って率直に思うけど、東京に住んで原発の恩恵に預かって暮らしている。でも核のゴミは増え続け、核の火は危険な場所で燃えている(安全な場所なんてない)。ゲンシリョクはニンゲンの管理できる範疇をはるかに超えていると思う。
米軍の空母もゲンシリョク…。
かたのさんのおばあちゃんの通された「筋」は美しいと思います。おばあちゃんを見習って、勉強したいと思います。
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Unknown (emyuさんへ)
2007-11-08 20:32:00
考えを持っての賛成、反対の意見を持つことは素晴らしいことだと思います。

電気を使うことが生まれた時から当たり前だった私には、電気を使うことに対し、それが「選択」できることなのかどうかそれさえはかりかねます。

原発もあるいは必要なのかもしれない、と思うこともあります。
でも無駄な原発はいらない、そうも思います。

ただね、刈羽柏崎原発の場合は「無駄」というよりも、他の原発よりもさらにさらに危険この上ない場所に立っているから廃炉にしよう、ということで、エネルギー供給という問題と少しだけ異なるように思うのですよ。
しかも傷も沢山ある、今度地震がおきたら通常の原発よりもさらに大事故を招く恐れがあるんですよね。






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