山本慎太郎の頭の中

歌ったり絵描いたりしてます。行き当たりばったりでよろしく。

僕の好きなアーティストその75

2010-06-30 22:21:16 | 僕の好きなアーティスト
ROBERT JOHNSON



「KING OF THE DELTA BLUES SINGERS」

1961年リリース

定番ですが、これは外せない。すごいです。最初は正直わからなかった。けどあるときグッと内側に入ってきた。で、このリマスター版を聴いて更に「うわーっ!」ってなった。まるで今ここでひとりの呪われた小柄な男が震える程エモーショナルで威圧的なブルースを弾き語りしている実在感がある。ヒリヒリするような実在感だ。ヴォーカルもギターも楽曲も詞も神秘的(悪魔的か)なほどすごい。詞なんてまるでランボーだ!あの時代の南部の田舎でひとりの黒人がこんな深い詞の世界を構築し得たってことが理解を超えている。月並みだけど「天才」ってことだね。

今日も川べりで練習。

2010-06-30 20:43:11 | 日記
真っ暗です。一時間ほどやってたら今さっき弦が切れたのでやめる。昨日も弦が切れた。今日は初めて歌った、むっちゃ大声で。かなり気持ちいい。早い時間だと学生とかが多いので歌いにくいんだよね。けど遅すぎると目の前の川でウシガエルどもの大合唱が始まっちまう(笑)。たぶんもっとマシな場所、探せばあると思うんだけどね。

僕の好きなアーティストその74

2010-06-29 21:54:56 | 僕の好きなアーティスト
TIM BUCKLEY



「HAPPY SAD」

1969年リリース。

なんかいいんだよなぁ、ティム・バックリィが引っかかったまま忘れられない。アコギ弾き語り野郎な僕はこんなバンドの編成やアーティストとしてのあり方にすごく憧れる、かっこいいよ。たぶん志が超高くって色んなやり方を貪欲に試してたんだね。根っからのアーティストで試行錯誤を繰り返したんだろう。ティム・バックリィは全キャリアを通じてわかりやすいヒット曲を作るというような地位に安住せずに安全策を決して取らないで揺らぎ続けた。特にこの時期の作品はたまらなくスリリングだね、生々しくて不安定だ。音がカチッと決まってなく常に流動してる感じがする。だけど純粋でとても美しいね。いつ聴いても生々しくて不安定な感じがして自分の中の死んでない「青い部分」が騒ぎ出す。