やる気をだすセリフ

落ち込んだ自分を奮い立たせる、気に入ったフレーズを集めます。
言葉には力があるからです。

科学者という仕事

2006-12-31 08:56:32 | Weblog
科学者になりたい高校生や大学生に本書をお勧めする。
科学者の心構えや覚悟がわかる。

私も若い時にこの本があったら、夢に近づけたかもしれない。

印象に残った箇所は以下のところ

1.研究者は、人やらないことをやり、人の考えないことを考えるということを目標とするかなり特殊な仕事である。学者はあくまでもひとつの専門職に過ぎないのだ。「他人本位」では成り立たない仕事でもある。研究者という職業は他のサービス業と決定的に異なっている。

2.専門的な研究を始めるまでに、高校や大学などで必要とされる知識をできるだけ吸収し、あとは、必要な知識を自分で取捨選択しながら学んでいけば良い。
知識の洪水に流されず、必要かつ十分な知識の体系を作り上げることが学問の基本でもある。

3.科学は分類。研究はさらに分析。「自然法則の解明」

4.科学的とは、反証が可能。非科学的とは、反証が不可能。

5.どのように研究するか vs 何を研究するか

6.1に模倣。2に創造。


7.究極の問題
問1、何かおもしろい問題を考えよ。
問2、問1で作った問題に答えよ。

8.考えるということは余分なことを考えないこと

9.相田みつをの詩
「自分が自分に
ならないで だれが
自分になる
あなたが
あなたに
ならないで
だれがあなたに
なってくれる」
---------------
自分は何者か、何のために生きているのか迷ったら、相田氏のこの言葉は、さわいだ気持ちを落ち着かせる。

科学者という仕事―独創性はどのように生まれるか

中央公論新社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本人は数学が好き

2006-12-30 10:41:54 | Weblog
黄金比はよく知られていますが、白銀比を本書で初めて知りました。

自然は、数学を表現している。数学は、自然を表現している。
日本人の感性は、数学にあっている。

著者は数学の伝道者をめざしています。

本書を読むと、無味乾燥と思った、数式に因果を感じられるようになります。

雪月花の数学―日本の美と心に潜む正方形とルート2の秘密

祥伝社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

砂漠の中の岩石都市、ペトラ

2006-12-10 20:57:41 | Weblog
中東ヨルダンの砂漠の真ん中に「幻の都」がある。
映画「インディー・ジョーンズ 最後の聖戦」のロケ地としても有名な世界遺産ペトラです。
都市が作られたのは今からおよそ2300年前。

ヨルダンの砂漠には巨岩、奇岩が多く見らる。
ペトラの都はその岩に覆われるような場所にあり、砂漠からは全く見えない。
幻の都とされてきたゆえん。
ペトラへの唯一の入り口は「シク」と呼ばれる細長い岩の谷。
高さ100mに及ぶ巨大な岩の間を、幅2mという細い道が縫うように走る。
1.5キロの谷間を歩くこと30分。
シクの出口に突如、まるで蜃気楼のようにギリシャ神殿を思わせる荘厳な建造物が姿を現す。
エル・ハズネと呼ばれるこの建物は高さ40m、岩壁に彫り込まれている。
このエル・ハズネの奥に、3万人が暮らした都市空間が一気に広がり、千を超える住居跡や神殿跡が当時の名残を残している。

砂漠の真ん中にできた都市で、治水システムが完備され、交易の中継地として、繁栄した。
この都市には、極限状態の砂漠で暮らすがゆえに、旅人をもてなす平和のこころが満ちていた。

人間はどれほど進歩したのだろうか。
我々は、古代人に学ぶことがたくさんあるのではないだろうか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Ahaの体験は、気持ちいい。

2006-12-03 21:48:37 | Weblog
ひらめきとはなんでしょう。

いくつものばらばらな点の間に意味のある線ができ、線の上に面ができ、面が立体的に見えてきて、像を結ぶ。
その像が知っているものと一致した時、納得して、気持ちがよくなる。

著者は、Ahaの体験と名づけている。

茂木健一郎 クオリア日記

ひらめき脳

新潮社

このアイテムの詳細を見る
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

社会技術とは

2006-12-01 18:57:51 | 社会技術について
私は、今年から放送大学大学院の修士選科生になりました。
今期は、森谷 正規氏の「技術社会関係論('04)」を受講しています。

この科目は、産業、技術、文明に対する森谷氏の独創的な考え方を基礎にしています。
現在を生活、未来の生活を考えるうえで、非常に触発されます。
このカテゴリーでは、受講して、考えさせられたことをつづるつもりです。

はじめに、社会技術とは、何か?

氏の主張では、
技術の貢献する分野を大別すると、「産業」「家庭」「社会」である。そのうち、社会全体に貢献する分野を社会技術と呼ぶ。

なぜ、これを問題にするかというと、「社会」に向けた技術は、つぎのような問題があり、遅れている。
その遅れが、幸せな社会への道を阻害している。

社会技術の障害は次のようなもの

1.需要と供給の関係が明確でない。
2.経済性が悪い
3.技術的に難しい
4.ステークホルダの調整が必要
5.市場性が乏しい

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする