やまかん日記

小学校教員、上級教育カウンセラー、嘱託社会教育主事、学級経営スーパーバイザーとしての活動を紹介します。

やまかん流☆カウンセリングスキル③夏休み明けの不安な気持ちを解消…

2012-08-31 00:14:11 | 日記
やまかん流☆カウンセリングスキル(3)
「夏休み明けの不安な気持ちを解消する」かかわり方
仙台市立沖野東小学校教諭八巻 寛治
2012/8/30 掲載
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/cskill/?id=20120678

 8月。地域によっては夏休みが終わり、下旬頃から授業がスタートします。
 夏休み明けは、長期の休みで久しぶりに会う友達との再会の機会ですが、価値ある体験をして過ごした子もいれば、あまり関わってもらえず、ゲームで1日過ごしてしまう子もいるなど、様々な生活経験をした状態で会うために第二の出会いの時期とも言われています。
 学級の荒れが突出して起こる11月(11月危機)は、この第二の出会いの時期に教師や友達とうまく関係を築くことができずに起こるのではないかとも言われています。
 新しく生活グループとして活動する友達と、夏休み中の生活を聞いたり、語ったりすることを通して、互いに共感的に理解し合い、不安な気持ちを減らすことが大切なポイントになるものと思います。
 体験したことを「シェア(心情面での振り返り)」し合い、心理的な距離を縮める取り組み例を紹介します。


「夏休み明けの不安な気持ちを解消する」かかわり方

小一教育技術2012年9/10月号が発刊になりました。

2012-08-30 01:06:38 | 日記
15年目の連載をさせていただいている小一教育技術2012年9/10月号が発刊になりました。今回は小五さんに10ページ書かせていただいた関係でお休みさせていただきました。小一プロブレム問題などが掲載されています。ぜひご一読下さい。
小一教育技術 2012年 9/10月号 
8月16日発売 定価 980円(税込)




夏休み明けの、気になる小一問題解決法&秋の運動会の準備大特集号
気になる小一プロブレム。専門家の2人の先生からのアドバイスを、コマ漫画で具体的に紹介します。

はじめての夏休み明け、一年生の子どもたちには、4月同様の対策が必要です。すぐに秋の運動会もはじまります。生活と学習のリズムをきちんとすることから、まずはじめましょう。

●夏休み明け、気になる小一問題(プロブレム)解決法
●いまからでも間に合う!秋の運動会の表現ダンス
楽曲:きゃりーぱみゅぱみゅ
「PON PON PON」
●学芸会・学習発表会の演出 
影絵で演じる「おむすびころりん」
●新・はじめての国語教室
「京女式2学期はじめての授業術」
●“支援”を必要としている子どもへの算数指導法 ワークシート付き
ほか

11月危機への対応小五教育技術2012年9/10月号が発刊

2012-08-29 06:17:14 | 日記
今回は,私,八巻寛治が,11月危機の予防についてのページをいただきました。夏休み明けのリスタートにぜひ役立てて下さい。5年生に限らず,中学年からでも使えます。

小五教育技術 2012年 9/10月号 
8月16日発売 定価 980円(税込)
思春期の入り口に立つ高学年の子どもたちのすこやかな成長のために、明るく居心地のいい教室を作るために、一人ひとりに確実な学習成果を持たせるために、教師は何を準備してどのように伝えたらよいのか。毎号さまざまな切り口でお届けします!!

http://family.shogakukan.co.jp/ed-sho5_cover/

全国の小学校でおこる“いじめ”“不登校”“学級の荒れ”は、なぜか小五の11月が突出していると言われています。この“11月危機”をどのように回避したらよいか。それは子どもたちがこの時期に失いがちな「自己肯定感」を上手にはぐくんでいくことです。クラスのみんなが自己肯定感を持ち、“自分もよくて相手もいい”と言う関係になるエンカウンターのミニゲームを特集しました。

●学級リスタート…こんな時に使うエンカウンター

●9月から始める百人一首  
○導入から試合まで、上達が意欲を呼ぶ!  

○本校の百人一首おもしろエピソード

●おいしいご飯を炊いて食べる(後編)  

○一膳のご飯から見えてくる、日本の歴史、文化、風土…

●9月の学級経営
○友達調べからグループ編成、目的意識を持った意図的な席替えでグループ学習を活性化
ほか


エデュペディアさん学習デジタル教材コンクール奨励賞受賞

2012-08-26 19:56:26 | 日記
 大学生のボランティアの方々が中心になって運営しているEDUPEDIAが,先日「平成24年度 第28回 学習デジタル教材コンクール受賞者発表」で奨励賞を受賞したそうです。おめでとうございます。

http://www.gakujoken.or.jp/ghp/concul/sokuhou24.html



私自身は「震災後の心を支えるエクササイズ」として昨年石巻で被災地を元気にしようという合い言葉で行われた教育夏祭りの場でコマをいただき講演したものをスタッフの斎藤さんがまとめてくれたものを掲載していただいています。

若手からベテランまで活用できる教育実践をすごく分かりやすくまとめているので,ぜひ一読下さい。



「震災後の心を支えるエクササイズ」八巻寛治先生

レポーター:齋藤千秋



【講師プロフィール】


現在、宮城県伊具郡丸森町出身の小学校教師。上級カウンセラーで、学級経営スーパーバイザー、宮城県カウンセラー協会副代表、ガイダンスカウンセラーでもある。仙台市嘱託社会教育主事。


特に学級活動の活動内容の適応指導の重要性を再認識し、いじめ・不登校・学級の荒れを予防するエンカウンターやシナリオ(枠)を設けたロールプレイを取り入れた開発的な教育カウンセリングの研究、荒れたクラスの立て直し(本人が実践あり)等を目指して取り組んでいる。他に,自分の在り方・生き方を踏まえたキャリアカウンセリングを総合的な学習の自分づくりに応用し実践している。成果は様々な研究大会で発表している。


主な著書として、『保護者会で使えるエンカウンターエクササイズ』や『心ほぐしの学級ミニゲーム集』『構成的グループエンカウンターミニエクササイズ56選』などがある。




【講座の概要】

はじめに、震災後の心境について心理学的な視点からお話してくださいました。

その後は参加者で2人組になり、実際にエンカウンターを行いました。

http://edupedia.jp/entries/show/465

EDUPEDIAさんのホームページです↓

http://edupedia.jp/

やまかん流カウンセリングスキル②指導技術の教科書

2012-08-23 23:38:55 | 日記
先月アップしていただいていました。先日関西に研修でお邪魔した際に紹介してほしいと言うことだったので紹介させていただきます。なお,来週には③一夏の経験2012がアップされます。夏休み明けにぜひ取り入れていただきたいものです。チェックしてください。

やまかん流☆カウンセリングスキル(2)
「相手に頼みたいとき」の伝え方
仙台市立沖野東小学校教諭八巻 寛治
カウンセリングスキル
http://www.meijitosho.co.jp/eduzine/cskill/?id=20120577
 7月。一学期のまとめや夏休み前の準備など、教師にとってはあわただしい日々が続く頃です。子ども達は、がんばってきた学習や友達と仲良く過ごせる喜びを実感できる時期でもあります。
 友達関係では、心理的な緊張がほぐれ、互いに言いやすくなる反面、友達の言動で気になることがあるとついつい強い口調で注意してしまい、トラブルになることもあります。相手の気持ちも尊重した場面に応じた対応で、さらに仲良く関わり合える関係づくりにしたいものです。
 「相手に分かりやすく伝える」ことで、「友達と上手にかかわるスキル」を身に付けさせたいと思います。
 カウンセリングで取り組まれる積極的傾聴法として「シェア(心情面での振り返り)」「要点をつかむ(主訴)」「開かれた質問による明確化」を活用した取り組み例を紹介します。